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カテゴリ:活字
Alexandre Dumas "Comte de Monte-Cristo"
訳:山内義雄 サン・メラン侯爵家令嬢たる先妻とヴィルフォールの間の子、ヴァランティーヌは、マクシミリアン・モレルと相思相愛の仲だったが、そうとも知らぬヴィルフォールは、ヴァランティーヌをフランツと結婚させようとしてた。 一方、フェルナンとメルセデスの子、アルベールには、ダングラールの娘、ユージェニーとの縁談が進んでいたが、アルベール、ユージェニー双方とも気乗りしていない。 ダンテスはイタリアの名家、カヴァルカンティ家の当主であるカヴァルカンティ少佐の偽者を仕立て、その息子、アンドレアに、かつてベルツッチオが地面の下から救出して育てていたがその後失踪した、ヴィルフォールとダングラール夫人の間に出来た不倫の子、ベネデットをあてた。 自分たちの不倫の現場であり、生まれた子を殺害(実際には、その後ベルツッチオの手により蘇生した。)して埋めた庭のある元サン・メラン侯爵邸、現在はモンテ・クリスト伯の別邸に招待されたヴィルフォールとダングラール夫人は、ダンテスの執拗な揺さぶりもあって精神的に追い込まれる。 晩餐に現れたヴィルフォールの姿を見て、自分がヴィルフォールを殺し損ねていたと知り動揺するベルツッチオ。 偽アンドレアのベネデットの袖を乞食が掴んだ。その乞食はカドルッスだった。ベネデットを強請るカドルッス。 ダンテスは通信信号士を買収して、ドン・カルロスがブリュージュを脱出してスペインに帰還したという偽の信号を流し、ダングラールがスペイン公債を売却するよう仕向けた。ダングラールは大損して、それまで抑えていた妻への不満が爆発する。 ダンテスの復讐劇が着々と進行。こうして粗筋を書くのが大変なくらいに、盛りだくさんの内容。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/01/12 06:33:04 AM
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