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カテゴリ:活字
山口つばさ「ブルーピリオド (1)~(8)」
第8巻が既刊最新巻。2017年8月から「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中。 マンガ大賞2020大賞および第44回講談社漫画賞総合部門受賞作品。 6巻までは芸大受験、7巻以後は芸大入学後を描く。 一日一冊のペースで読んで、一週間ちょっとで読み終えたが、これすなわち、次が読みたくてたまらなくなるほどのおもしろさはなかったことの顕れ。それでも6巻までは、「アート系スポ魂受験物語」の謳い文句のとおり、それなりにおもしろい。入学を果たした7巻以後は、受験という強力な目的が消失して明らかにボルテージが落ちた。 作者は実際に東京藝大を卒業しているそうだが、その割には作画に秀でたところは感じられず、なにより漫画が上手くない。おそらく一枚絵を描かせたら上手いのだろう。 最大の問題点はキャラ作りが下手なところ。主人公は許より、登場人物の悉くに魅力がない。感情移入できない。これは、小池塾なら致命的な欠点の烙印を押される。 最近の流行りなのか、人物の口が開いている状態では奥歯を描く漫画が目に付く。この作品もそう。奥歯が牙に見えて気持ち悪いので、止めて欲しいのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/10/11 02:14:02 AM
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