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焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、客が食べた生肉のユッケに業界で生食向けでないとされる出産を繰り返した「廃用牛」が含まれていたことが9日、読売新聞の調べでわかった。
卸元の食肉加工卸業者「大和屋商店」(東京・板橋区)が先月11~16日に加工し、死亡した客4人を含む患者が食べたとみられる14頭の牛に含まれていた。 大和屋は、えびす側に「ユッケ用のサンプルができました」「和牛の血統で味があります」と品質を保証するメールを送っていた。 富山県警などの合同捜査本部は、死亡した客から検出した腸管出血性大腸菌 O 111の汚染源を捜査するとともに、肉の流通ルートの特定を進めている。 畜産農家らによると、「廃用牛」とは、出産を繰り返し、子牛が産めなくなった雌の経産牛など。 肉質が悪く、ハンバーグなどの加工食品の原料などに使われることが多いという。 集団食中毒が起きた焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」に牛肉を卸していた大和屋商店(東京都板橋区)の役員とみられる男性が運営しているインターネットサイトで、ユッケ用として牛肉を通信販売していたことが分かった。 同商店は同チェーンに出荷した牛肉について「生食用は出していない」と説明していたが、一方で生で牛肉を使用できるような宣伝をして流通させていた疑いがある。 このサイトでは、通販会社の所在地やファクス番号が大和屋商店と同じで、担当者として同社の役員とみられる男性の名前と写真が掲載されている。 商品詳細のページには「交雑種/外モモ/B2」との商品名に「赤身率が高くユッケやロースで使用できます」と説明していた。1キロ当たり1350円で販売し、現在は品切れとなっている。 富山、福井県警などの合同捜査本部は6日、「えびす」を運営するフーズ・フォーラス(金沢市)や大和屋商店などを家宅捜索。食中毒の原因とみられる生牛肉のユッケについて流通過程や取引の実態の解明を進める。 フーズ社は一連の食中毒で、大和屋商店からユッケ用生肉を仕入れるようになる前の2009年5月、同商店側から「ユッケ用サンプルが出来ました」とのメールを受け、同年7月から取引を始めたと説明。 「互いに生肉を提供することを認識していた」と主張。 大和屋商店側は「生食用の肉は出していない」と反論、双方の主張が食い違っている。 これは、酷い! 人間が口にするものへの配慮が、まったくない! 自分が食べてみたらいい! 私自身は、生は絶対に食べないですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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