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2005年10月05日
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カテゴリ:民法



民法家族法応用編

第6章 遺産

2遺産分割

前回、基本的に、遺産の対象となる財産は遺産分割手続を経なければならないと申し上げました。
では、遺産分割はどうやるのでしょうか。

まずは、遺産分割は協議です。とりあえず話合いで決めます。
どうしても決まらなければ裁判所へ持ち込むしかありません。

(遺産の分割の協議又は審判等)
第907条 
1 共同相続人は、次条の規定により被相続人が遺言で禁じた場合を除き、
いつでも、その協議で、遺産の分割をすることができる。
2 遺産の分割について、共同相続人間に協議が調わないとき、
又は協議をすることができないときは、各共同相続人は、
その分割を家庭裁判所に請求することができる。


これは何となく感覚でおわかりいただけるかと思います。

では、どのように分割するのでしょうか。
一番わかりやすいのは、物理的に分割することです。
これを現物分割といいます。
たとえば、清水君が甲太君と乙平君の二人の息子を残して死亡したとします。
このとき、清水君が3000万円の遺産を残していれば、1500万円ずつ分割するのです。
あるいは、500坪の土地を残していれば250坪ずつ分けるのも現物分割です。

現物分割が一番じゃないかと思うかもしれませんが、もし残ったのが家だとすると物理的に分割できません。
そこで、そのまま共有物としておくことも認められます。
これを共有分割といいます。

以上の方法で良いではないかと思うでしょう。
しかし、そううまくはいきません。
物理的に分割できないが、そのままにしておくこともできない場合もあります。兄弟の仲が悪い場合は共有状態をそのままにするという合意はできないでしょう。
そういう場合は、物理的に分割できる状態にするしかありません。
つまり、オークションにかけて売却して現金にしてしまうのです。
これを換価分割といいます。

家事審判法第15条の4 
家庭裁判所は、遺産の分割の審判をするため必要があると認めるときは、
相続人に対して、遺産の全部又は一部について競売し、
その他最高裁判所の定めるところにより換価することを命ずることができる。
(競売=オークション)


これでいいじゃないかと思うでしょうが、
清水君が自営業をしていて、甲太君がその後をついでおり、乙平君はサラリーマンとして独立しているとしましょう。
そうすると、家を売るわけにはいきません。
そこで、甲太君には家を渡し、乙平君には甲太君からお金を受け取るという手段を認めています。
これを代償分割といいます。

このようにいろんな分割方法がありますが、両者が納得するなら甲太君が100%の財産を得て、乙平君が取り分0%にするという分割方法とる事ができます。

しかし、これには注意が必要です。
何を言いたいのかといいますと、遺産分割を経て取り分0%にすることと、相続放棄とはまったく違うということです。
ですから、仮に遺産分割で乙平君の取り分を0%にしても、もし清水君に借金があったら、乙平君は借金を相続してしまいます。
取り分はないのに借金を背負うという悲惨なことになります。
相続放棄はちゃんと別の手続を経ないといけません。

ご注意ください。





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最終更新日  2005年10月05日 00時06分32秒
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