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カテゴリ:司法試験
「新司法試験に合格すると、すぐに弁護士になれるのですか?」と聞かれます。 実は、新司法試験に合格しても、すぐに弁護士になれるわけではありません。 そこで、今回は、新司法試験合格後のお話をしたいと思います。 新司法試験合格後は、1年間司法研修所に入ります。 司法研修所に入っている人のことを、「司法修習生」と呼びます。 ちょっと古いですが、「ビギナー」というドラマは司法修習生を題材としたものらしいです。 【送料無料選択可!】ビギナー DVD-BOX / TVドラマ なお、「司法研修所に入り」と申し上げましたが、1年間ずっと司法研修所の建物内で過ごすわけではありません。 1年のうち、10ヶ月くらいは全国の裁判所に散らばって、裁判官・検察官・弁護士の実務を研修します。これを実務修習と呼びます。 残り2ヶ月くらいは、司法研修所内で研修を受けます。これを集合修習と呼びます(旧司法試験で言う、後期修習。なお、前期修習は廃止されました)。 そして、司法研修所の卒業試験(いわゆる2回試験)に合格して、弁護士会に登録すれば弁護士になれます。検察官・裁判官も大体同じなのですが、弁護士と違って誰でもなれるわけでは無いらしいです。 ですから、新司法試験に合格すれば、すぐに弁護士になれるわけではなく、司法修習を経て、2回試験に合格して初めて弁護士になれるわけです。 なので、新司法試験に合格したからと言って、すぐに弁護士になれるわけでは無いので、事件の細かい部分まで立ち入って法律相談をお受けすることは出来ないというわけです。 どうか、ご了承ください。 応援していただける方は、下記のバナーをクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月16日 08時38分56秒
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