マックス爺のエッセイ風日記

2009/02/20(金)14:12

雪とフキノトウと温泉旅館

生活雑記(1036)

 いつものように目覚まし時計に起こされる。着替えを終えて玄関に行くと、ガラスのスリット越しに見える庭が仄かに明るい。変だなあと思って外へ飛び出すと、激しい雪になっていた。ほの白い光は雪明りだったのだ。確かに前日の天気予報では朝方雪になると言ってはいたが、まさかこれほどとは思わなかった。それでもあまり寒さは感じない。愛犬と雪中の散歩。散歩が好きな我が家のマックス君は、雪でも大喜び。  帰宅後愛犬に餌を与え、次に自分の朝食を準備。フキノトウを刻み、味噌汁に放つ。これは今年の初物。1月の始めに3つしかなかったフキノトウが8つに増え、そのうち1個が開花したのだ。香りがあるうちに食べようと、前日裏庭から採ったばかり。朝食を摂っているとガレージにつないだ愛犬が騒々しい。「玄関に入れろ」と吠えていたのが、いつの間にか違った吠え方になった。  朝食後愛犬の傍に行き、無駄吠えを叱る。どうやら最後の方は雪かきをしていた近所の人に向かって吠えていたようだ。彼がどんな時にどう吠えるか大体分かる。早朝から吠えると近所迷惑なのでいつもは庭の奥につなぐのだが、雪が降る今朝は仕方なくガレージにつないだのだ。  雪の中をバス停まで走る。既に4、5cmほど積もっているが、新雪だからとても走りやすい。雪の影響でバスはきっと遅れるはずと考え、別系統のバスと地下鉄を乗り継ぐことにした。やはりいつもより4分ほど早く第1現場へ到着。屋上へ登ると吹き溜まりの雪が10cm以上。滑らないよう用心しながら巡回開始。  玄関での立哨を終える頃も外気温はまだ0度台だったが、雪は雨に変わっていた。第2現場での清掃作業を終えてバス停へ向かうと、いつもなら時間通りに来るバスが15分も遅れた。予想外の大雪で道路が混雑したのだろう。帰宅すると愛犬が退屈しのぎにダンボール箱を食い破っている。近づくと急に恐縮する彼。  今日は夕方から妻と近郊の温泉旅館へ泊まる予定。我が家には妻と交わした約束事が幾つかある。月に1度夫婦でプチ旅行をするか、映画や美術館に行くこともその1つ。そのため早めに日記を書いた次第。愛犬を留守番に残すのが気がかりだが、果たしてどんな報告が書けるだろうか。何とか日記を書き終えて外を見ると、いつの間にか青空に変わっていた。

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