マックス爺のエッセイ風日記

2017/02/02(木)04:30

遠ざかる記憶 その1

ランニング全般(226)

 歳は取りたくないものだが、こればかりはそうも行かない。先日、とあることで愕然とした。何と「ポインセチア」が何だったか分からなくなったのだ。これまでも物の名前を忘れることはあった。俳優の名前や、花の名前などを思い出せないことが増えた。それが今回は「実態」を忘れてしまったのだ。ネットで入力し、画像検索して直ぐに分かった。そして自分の老化を深く認識させられたのだった。  話は変わるが、私はNHKの番組「ファミリー・ヒストリー」と言うのをたまに見ることがある。確か放送は土曜日の夕刻だったと思う。著名な人の家の歴史を辿る内容で、父母の先祖がどんな人物だったのかやその時代の背景を探り、現在とどんな風に繋がって行くのかを解明する過程がとても面白く感じる。まあ有名人でなくとも、どんな家にも歴史はあるのだが。                    先日の未明、眠れないまま黒木メイサが出演するTV番組を観ていた。彼女がスペインに渡って、フラメンコダンスを習う内容だった。彼女の名前は知っていた。日本人らしくない名前に加え、エキゾチックな容貌で一目見たら忘れないだろう。スペイン人ダンサーの熱心な指導で、次第に様になって行くメイサ。手つき、腰つき、足のステップ、体全体の表情、そして顔。やがて彼女はフラメンコダンサーそのものに変貌して行った。       デイゴの花  起床後、気になって彼女のことをネットで調べた。何と生まれは沖縄県名護市の辺野古だった。今米軍基地の拡張問題で揺れているあの地区だ。そして父親はスペイン人の血を引いているのだとか。偶然少女時代の彼女の写真を見た東京の芸能関係の人にスカウトされ、10代の頃に東京へ出たことが分かった。なるほどエキゾチックな顔をしていた訳だ。そしてフラメンコを見事に踊ったのも、きっと血のなせる業なのだろう。                     話は変わるが、これは沖縄本島の地図。どこにも地名は入ってないが、私はほとんどの市町村に行ったことがある。そして黒木メイサの故郷も、ゴルファー宮里藍の故郷も走ったことがある。12月開催の「NAHAマラソン」は9回完走し、4年かけて沖縄本島を走って一周した。私は3年間この島で勤務し、転勤で去った後も沖縄を何度か訪れて走ったものだ。  そんな訳で、島の地形や風景は大体想像出来る。恐らくランニングで走った距離は2千km。原付バイクで走ったのは、きっとその倍にはなるだろう。約30年間の転勤生活と、勤務した11の職場。それがたまたまTVに映ったりすると、当時の苦労が脳裏に蘇る。転勤生活は決して楽なものではない。その厳しさを癒してくれたのがランニングだった。因みに私は47都道府県の全てを走っている。だからどこも懐かしい思い出の地なのだ。     <1月のランとウォーク>   ラン5回45km ウォーク10回27km 合計72km これまでの累計88107km。(地球2周と5分の1周相当)  今ではかつてのように長い距離を走ったり、速く走ることは出来なくなったが、歩くような速さでもゆっくり走れることは私の大いなる喜びだ。走り始めてから今年で38年目。これからも命がある限り、ランニングを楽しみたいと思っている。<続く>

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