マックス爺のエッセイ風日記

2018/08/21(火)07:48

「作並遠足ラン」を走り終えて(1)

ウルトラマラソン以外の完走記(121)

~たかが16.5kmされど16.5km~       白花ギボウシ   作並(さくなみ)温泉まで走った翌日、朝までグッスリ眠っていたのは、やはり体が疲れていたのだろう。現役時代の私なら、16km余りの距離などは2時間もかからずに走れる練習用の距離だった。だが、74歳の自分にとっては、フルマラソンにも匹敵するほどの長さであり、下手をすれば怪我をしかねない距離だ。それだけ筋力も心肺機能も落ちている。案の定残り5kmからは足に激痛が走った。                             タチアオイ(立葵)  昨年まで「薬莱山とお足マラニック」と呼んでいたこの行事は、宮城県内のウルトラマラソン愛好者によって結成された「宮城UMC」公認の合同練習会で、9月開催の「秋田内陸100km」に向けての練習台だったのだ。ところが伴走車を出せば、その運転手は走れず、懇親会でも飲めず、帰路も仲間を乗せて走ることになる。そんなご苦労を少しでも解消するため、今回はコースを新たに変更したのだった。                アサガオ(朝顔)  「薬莱山」の場合は「薬莱山薬師の湯」に12時までにゴールするのがルール。そして距離は所属する走友会によってまちまちだ。私が所属する走友会は、朝の3時に仙台市体育館をスタートするのが毎年の決まり事だった。距離は55km。それが不整脈の発生などで走るのが無理になり、手術後は自転車での参加も3年間続いた。往復だと110km。加齢でそれすら困難になった。段差が良く見えないのだ。    タチアオイ(立葵)  作並温泉は仙台市の郊外、青葉区の山奥にあり、山形県天童市へ向かう国道48号線が走っている。そして国道とほぼ並行しているのが仙山線。文字通り仙台ー山形間を走るJRの路線だ。だから距離は自由に設定出来る。仙台駅からだと30kmくらいか。これで物足らない人は、途中どこかへ寄れば良い。私のような弱者は逆に仙山線を利用し、途中の駅で下車して走り出せば良い訳だ。          ムクゲ(槿)     ところが幾つか問題が起きた。先ず距離を測るために使っている「ジョギングシュミレータ」の不具合。どうやらウイルスに冒されたみたい。仕方なくネットで時刻表を調べると、ちょうど良い電車は「愛子(あやし)駅」止まりのようなのだ。地図で目測すると作並まで14kmほど。当初スタートを予定していた熊ヶ根駅からだと8.5km。その差5.5kmが今の自分にはかなりの重荷。    インパチェンスか?  ある日、別な方法でジョギングシュミレータの計測が可能になった。喜んで測ったら、何と16.5kmもある。さらに走る距離が延びたのには驚くやら慌てるやら。いつも走っている距離の約2倍。そして当日の天気はどうか。伴走車がないため、自分でリュックを背負って走る必要があるのだが、危なくなれば、最後は歩けば良いだけ。そう覚悟を決め、自分なりに準備を進めた。<続く>  今日使ったカット用の花は、すべて当日のランニング中に撮ったものです。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る