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マックス爺のエッセイ風日記

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2018.10.18
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カテゴリ:健康
~生きている証に~

          

 少し前のこと、新聞の連載記事を読んだ。著名な研究者などがその半生を振り返り、若き日の思い出などを語る内容で今も継続中。記憶に残ったのはある認知症研究者の話。驚くことにはその方自身が認知症患者と言う事実。医者が病気にならないことはない。ガン研究者がガンに罹らないと言う保証もない。認知症研究の第一人者でさえ認知症になると言うこの現実におののくばかりだ。

  

 では認知症の人がなぜ新聞に連載記事が書けるのだろう。まだ「正常」な部分が残っているのだろうし、若い時からの研究成果はきちんと残されているせいかも知れない。それに連載に際して、補助者の手も借りるのだろう。さて、専門の研究者でさえ認知症になるのだから、その予防は困難なのかも知れない。これから研究が進めばどうか知らないが、素人はあっさり白旗を上げてしまう。

               

 精神神経医学も急速に進歩したと思う。統合失調症はかつて精神分裂病と呼ばれ、凶暴性を抑えるため脳の一部を切除したり、強い電気を与えた時代もあった。それが今ではある化学物質の不足が病因と判明している。てんかんは脳の電気信号の異常であり、不整脈は心臓の電気信号の異常。そしてその治療方法も確立しつつある。さらにiPS細胞などの出現で、がんですら高度の治療が可能となりつつある。

  

 先日の真夜中、息苦しさに目覚めた。「脈」を取ると、脈拍がとても弱い。「ああ、これは不整脈の再発だ」。そう思いつつ、5時間近く眠った。薬が切れかけおり、病院に行くにはちょうど良い。電動自転車なら多分行けるはず。そう判断して山の上までペダルを踏んだ。受付で症状を簡単に説明。早速血圧を測ると脈拍数が異常。脈と脈との間に不整脈の分が入るため、数が倍増するのだ。

            

 検査室で採血。これは主に血糖値の確認が目的。次いで心電図計測。採り終えたグラフを見た看護師が慌てて診察室のドクターに届けた。間もなく名前を呼ばれた。血糖値はまた元に戻って高めの数値が出た由。そして心電図の波形は明らかに異常。それは4年前に出たタイプで、激しい鼓動はないがとても不快な症状を呈する。

  

 「K病院へ行きますか」とドクター。そこはこれまでに3度不整脈の手術を受けた専門病院。「いや、様子を見ます」と私。今回は多分そこまで症状は重くないと踏んだ。「3度も手術すると心臓も硬くなるんですよ」と彼。とりあえずの対処は、血糖値を抑えるため、再び抑止剤を服用すること。不整脈はこれまでのに加えて新しい種類の薬を2週間分。念のため導眠剤も2週間分。後は以前のままだ。

        

 帰宅後、一刻も早く薬を飲みたかったが止めた。新しい不整脈抑止剤は朝夕2回の食後と決まっている。不整脈勃発には弱ったが、謎が解けた。最近の目まい、視力の低下、手足の冷え、疲労感の主な原因が不整脈のせいだと気づいたのだ。不整脈が起きると、全身への血液量が2割以上減るらしい。まるで常時高山病と戦っているようなもの。そして疲労感は、血糖値の上昇とも関係する可能性も。

  

 「この状態で走れますか」と聞いたら、「脈拍が180くらいまで上がるため当分運動は止めた方が良い」とドクター。どことなく不調を感じ、運動は中止していたのは正解か。庭木の剪定ですら、動悸を覚えたほど。今は慎重に行動すべきと判断。夕食時には焼酎の水割りを1杯と、新しい薬を1錠。お風呂は温めで、導眠剤は飲まずに就寝。多分7時間近く眠れたはずだ。<続く>





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Last updated  2018.10.18 00:00:30
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