マックス爺のエッセイ風日記

2019/08/04(日)19:28

シリーズ・わたしが見た台湾(7)

旅、温泉(359)

~ここは工芸品店かな?~           3回連続でコーヒーブレイクを取った。初めは読者が飽きないためだったのが、最後は自分の心を鎮めるため。今日は土産物屋をテーマにした。ここは高雄市へ行く途中。それもトイレ休憩のために立ち寄ったのだと思う。だがブログネタのために、私はこんな場所でも懸命にカメラを向ける。何せこれが個人で行く初めての海外ツアー。私にとっては何もかも珍しい物ばかりなのだから。                                           飾り物と陶器(上)とつやつやした木彫(下)               木製のソファーにも目が向いて、つい1枚パチリと。     紫檀(したん)製の木彫だろうか。それとも黒檀か。布袋さんのような恰幅のこの人は、沖縄でみるく神(弥勒が変化したもの=民間信仰)と呼ぶ縁起の良い神様と、姿がとても良く似ている。       紹興酒(しょうこうしゅ)は米を原料にしたお酒で、薬臭い味。今回の旅では2回ほど飲んだ。        ずらりと並んだお酒のコーナーでは、縁起の良い雰囲気を醸し出している。                          やはり神仙思想に関連する縁起物が好まれているように、私には感じたのだが。      一見「青磁」にも見えるが、ひょっとして大理石で出来た壺なのかも知れない。       おうおう。やはり大理石製みたい。中国人が古来より尊んで来た神仙境のようだ。                           唐三彩の色調にも似た大理石製の壺。      こちらもやはり仙人が住むと言う神仙境ですね。古来中国人の理想郷でした。                穏やかな表情の木像。仏像なのか、それとも神性を帯びた女性像なのか。         趣深い屏風を背にした木造と椅子。きっと高級な木材なのだろう。     いずれも光沢が見事な作品ばかり。こうなると単なる土産物ではなく、立派な工芸品ですね。        素人には本当の素材が何かは分からないが、陶器のようにも感じる。        木製の衝立を背にした作品群。こちらも陶器のような感じだが。         一声いなないて、今にも駆け出しそうな奔馬。棚には革製のバッグも。      いかにも重厚な仏像がずらりと。旅行客が簡単に手が出せるような物ではないですね。     上は籃胎漆器(らんたいしっき=竹籠などに漆を塗ったもの)でしょうか。台湾にも漆があったんですねえ。なお中国の漆と日本の漆は全く種類が異なります。日本は縄文時代から籃胎漆器の高度な技術を持っていました。それで軽くて丈夫な漆器を作ることが出来たのです。<続く>

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