2867720 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019.09.23
XML
カテゴリ:文化論
~テレビとの付き合い方~

  

 こんな人が参議院選に立候補したことに驚き、当選したことにまた驚いた。公約は「NHKをぶっ壊す」と言うそのことだけ。そんな政党があって良いのか。それが私の正直な感想だった。だが世の中にはかなり支持者がおり、統一会派まで結成してしまったのだ。それで政党補助金の他に、別の経費が出るのだとか。今は何でもありの世の中。でも私はNHKに契約料を支払い、番組も良く観ているのだ。

         

 今年の大河ドラマ「いだてん」はかつてない不人気で、史上最低の視聴率なのだとか。だが私は面白く観ている。かつてランナーだったせいもあるが、私が知らなかった現代史を知る機会にもなった。近代五輪がどのようにして生まれ、先進国の仲間入りをするために、日本がどんな苦労をして来たのか。最初のオリンピック参加から、幻となった戦前の「東京オリンピック」招致までの涙ぐましい努力に泣ける。

   

 しかしマラソンの金栗四三(かなぐりしそう)があれほどまでランニングに打ち込んでいたとは驚異。彼が「箱根駅伝」の創始者だったことをこのドラマで初めて知った。上左の加納治五郎は柔術家として有名だが、教育者であり、日本の五輪参加の立役者だった。上右は水泳平泳ぎの鶴田義行選手。1928年のアムステルダム大会と1932年のロスアンゼルス大会で入賞。私の中学校時代の恩師の父親だ。

             

 朝ドラ「なつぞら」が間もなく終わる。今年の4月から始まったこの番組は、日本で初めてのアニメーター誕生にまつわるドラマだ。ヒロインの奥原なつは架空の人物だが、モデルになった人物が存在する。その方を知るためウィキペディアで調べたが、並大抵の苦労ではなかったようだ。女性が一生かけて仕事を続けることの困難さ、初めてのものに挑戦する冒険心。作中の『白蛇伝』は、小学生当時に観た。

  

 北海道150年記念ドラマ『永遠のニシパ「北海道」と名付けた男』は、こよなく蝦夷地を愛した探検家松浦武四郎の物語。幕府に命じられて蝦夷地を数度に亘って探検し、アイヌ語の地名を漢字で表記したのがこの人。だが明治新政府は彼が愛した蝦夷地をアイヌから奪い、三菱などの政商に安価で払い下げる。そのことに抗議し、彼は在野の人に戻る。出身地の松阪市には、彼に因む博物館がある。

          

 国立科学博物館による丸木舟の実験は、日本人の先祖がどのようにして琉球列島へたどり着いたかの謎を解くためのもの。台湾から与那国島まで3度の実験をしている。最初の草船は海水を吸い込んで沈没。2年目の竹の筏は黒潮に流されて失敗。今年は自分たちで丸木舟を作り、見事黒潮をこ漕ぎ切った。位置は太陽と星を観て確認し、男女5人で2日間かかって柳田國男の「海上の道」説を再現したのだ。台湾旅行直後の快挙だけに、考古学や古代史愛好者として深く感じるものがあった。

  

 「それは経費で落ちません」は、コメディータッチの夜ドラで全10回放映中。多部未華子主演の経理部職員が、生真面目に職務を追求する話。彼女は次々と疑問点を解明し、会社の経費で支出すべき費目かを判定する。実にリアルな筋書きなのだが、同僚との恋愛が絡んでの進行がハラハラさせる。超堅物女子社員の多部の変身ぶりが見もの。9月27日(金)が最終回。今回のタイトルはこれをもじった。

      
            

 9月15日開催のMGC代表戦は見ごたえがあった。来年の東京オリンピックマラソン代表の選考会で、上位2名がそのまま代表に選ばれると言う公明さが受けた。男子は基準を満たした30名、女子は故障者を除く10名によって戦われた。真夏のオリンピックを体現する絶好のチャンスで、NHKと民放1社が全く同じ映像を使っての同時中継。女子のレース中心だったことに少々不満が残った。

   
 マラソンのみならずスポーツ番組が大好きな私。ラグビーW杯初戦の日本はロシアを30対10で下し勝ち点5をゲット。きれいなゲームだった。女子ゴルフの渋野日向子はデサントレディースで今季3勝目を挙げ、獲得賞金が1億円を超えた。女子プロテニスの大坂なおみ選手は、大阪オープンで優勝。「応援おおきに」とリップサービス。コーチを解雇した直後の優勝だけに、感無量だったのではないか。

          

 大相撲秋場所は両関脇の優勝決定戦。中日の本割では負けた御嶽海が、来場所は大関復帰を果たした貴景勝を堂々たる相撲で下した。そして来場所は大関取りを狙うと宣言。出場した大関2人は精彩がなく、栃ノ心は2度目の大関陥落となった。一時は序二段まで陥落した元大関照ノ富士が幕下で6勝1敗の好成績を上げたのが嬉しい。色々あっただけに、良く辛抱したと感心している。
 
   

 私がNHKの番組を観るのは、コマーシャルが入らないため。ただ「大事な経費を使い過ぎじゃないの」と、文句を言いたくなる時がある。だから観たくない人は支払わないのも「あり」かもね。

 ところで韓国のハンギョレ新聞社の若手記者が、上層部の退陣を求めて決起した。「ご用新聞」と揶揄されながら文政権を擁護して来た同紙だが、記事が削除されたことへの体を張った抗議とか。これに中堅記者も同調して大波乱の由。あの反日国にようやく変化が起きるのか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.09.23 06:03:06
コメント(16) | コメントを書く
[文化論] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.