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マックス爺のエッセイ風日記

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2021.02.09
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カテゴリ:文化論
~陰鬱なる時代に生きる~

   

 前夜は風呂に入らず、靴下を履いたまま眠った。翌朝カーテンを開けると、小雪が舞っていた。立春は形だけで、まだ春の気配はどこにもない。新聞は律儀に新型コロナウイルスの感染者数を連日掲載する。2月7日現在の累計は1631人増えて406276人。死亡者の累計は52人増えて6426人となった由。だが2020年の自殺者数は2万2千人だったと聞いた。

            

 WHOの合同調査団はようやく武漢での現地調査に入れたが、無関係の市場に案内されたりして無駄な時間を費やし、肝心のウイルス研究所での発症原因究明は多分無理だったはず。思えば昨年の最初の調査では武漢に向かわずに北京で習近平氏と接触しただけで終わった事務局長のテドロス氏。彼はエチオピアの外相で共産主義者。初めから結果は見えていた。全ては中国のストーリー通りの決着になるはず。

  

 池上彰氏のテレビ番組「ニュースそうだったのか」が、番組内でトランプ前大統領は人権問題に全く対応して来なかったとと発言して大炎上したとか。全く対応しないどころか、香港問題でも、ウイグル自治区問題でも、また北朝鮮による拉致事件でも強いメッセージを発して力強く対応したことは明らか。それなのに真逆の発言をするのにはどんな意図があったのかはなはだ疑問だ。

 同氏のニュース解説には以前から疑問を感じていた。専門家の意見をまるで自分の意見のように番組で主張していたからだ。テレビ局が企画したテーマの取材で得た知識を、彼が元々知っていたものではないにも関わらず物知り博士のような態度で解説する。今回の件で彼の化けの皮がはがれたが、口の悪い連中は「ニュースうそだったのか」と揶揄している由。これは痛烈な皮肉だ。

   

 先日youtubeによる高橋洋一氏(内閣官房参与、嘉悦大学教授、博士)と長谷川幸洋氏(ジャーナリスト)の日本のマスコミに関する対談で、面白いことを話していた。1)日本のマスコミは先ず「ストーリーありき」で「大変だ!」と騒ぐ。2)記事はそれに沿って書くだけ。3)記者は多面的ではなく1つの要因でしか物事を見ない。4)マスコミの仕事は政治批判にあると勘違いしていること。

               

 さらに日本の特徴として1)新聞社とTV局の経営者が共通していることが多い。2)新聞は「日刊新聞紙法」、「価格カルテル」、「軽減税率」で保護され、3)共通の「新聞休刊日」で労働環境が守られている。またテレビ局は「電波割合」で保護されている由。双方の媒体ともスポンサーや日本政府や中国の意向に沿った記事や番組編成になることがあるとも。

 だが現在は新聞もTV局も広告が付きにくくて発行部数も著しく減少し、朝日、毎日、日本経済新聞など軒並み大赤字とか。今は人気のyoutubeにスポンサーが群がる時代のようだ。

  

 これに対してアメリカでは、新聞とテレビ局の経営者は別で、新聞の配達制度はない由。さて、今回の大統領選挙に関しては巨大IT企業を含めて不正な情報操作や不公平な報道が目立った。その反動か、共和党が知事を務める州ではCNNの放送権がはく奪された。また視聴率が激減したテレビ局が増えたと伝えられている。

    

 日本のマスコミが実態を伝えないため、私はもっぱらyoutubeでアメリカ大統領選挙の情報を得た。ジャーナリスト、宗教家、研究者に混じって、一般市民のyoutubeによる発信が目立った。国内のみならず、アメリカやカナダ在住の日本人が現地から情報を寄せたり、アメリカ人からの情報提供もあった。ただしその内容は必ずしも均質ではなく、玉石混交と言うべき面もあった。

 それはディープステートとトランプ陣営との戦いの中で発生した、「陰謀論」をどう見るかの立場の違い、見解の相違から来るものとも言えよう。別な角度から見れば、それだけ今回の米国大統領選挙に関する強い関心を持つ日本人が多かったとも言える。ただし、国内のマスコミの報道しか観ない人にとってはまさに「陰謀」としか思えない複雑さだったかも知れない。<続く>





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Last updated  2021.02.09 00:00:10
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