2021/08/08(日)00:00
男の戦い・女の戦い
~アスリート魂は永遠に~
私を大興奮させてくれた「東京オリンピック2020」もいよいよゴールに近づいて来た、台風が来ているみたいだが、なんとか各国のアスリートたちがこのまま最後まで戦えることを願っている。私のブログはこのところオリンピック一色になっている、だが日々の競技結果を載せることが目的ではなく、私の心に響いたことを中心に書いているに過ぎない。今日は新たな観点からのメモを。
気になっていた競技の一つが「スポーツクライミング」。中でも日本の女子選手の戦いぶりが脳裏に残った。3種を合わせた「複合」の最終成績が上。結果は野中が銀、野口が銅メダルを獲った。しかし急な壁面を、どうしたらあんな風に登れるのだろう。執念と訓練とは恐ろしいものだ。
競技中の野中生萌選手(左)と銀メダル後のインタビューに答える彼女。
競技中の野口啓代選手(左)と銅メダル後のインタビューに答える彼女。各国の選手たちが美しく化粧やマニキュアをした姿で信じられない身体能力を発揮するそのギャップに、驚かされたのだ。新しいこのスポーツを引っ張って来た彼女。オリンピックの種目になり、しかも地元開催で遺憾なく実力を発揮した。野口はこの大会を最後に引退する由。おめでとう。そして長い間お疲れ様でした。
女子バスケットの日本チームが準決勝戦でフランスを下したと聞いて驚いた。体格的に劣る日本女子が、次々に3点シュートを決める様子や、鋭くゴール下に切れ込む姿の恰好良さ。オコエ選手は東北楽天のオコエの妹だろうか。決勝は世界一の強豪アメリカ。まさに夢のような対決だ。
女子レスリング53kg級で向田真優選手が金メダルを獲った。このクラスには世界的にも強い選手が君臨していたので、彼女にもきっと長い臥薪嘗胆の日があったことだろう。コーチを務めてくれたのが現在のご主人と聞いた。夫唱婦随かそれとも「婦唱夫随」か。これからもどうぞ仲良くね。
女子ゴルフの最終日(7日)はプレー中の雷で2時間中断したようだ。上位には日本人の名も残っている。優勝はアメリカのコルダ選手。これでゴルフは男女ともアメリカが金メダルを独占した。右はコルダ選手と、祝福するお姉さん。日本の稲見とニュージーランドのリディア・コー選手が同スコアで並んだ。この結果銀メダルを決定するプレーオフが18番ホールで始まった。
プレイオフの第1打。稲見選手(左)はフェアウエーを確保したのに対して、コー選手(右)の第1打は傾斜地に落ちた。この結果ボギーを叩いたコー選手に対して、稲見選手は難なくパーセーブ。これで日本の銀、ニュージーランドの銅が決まった。さすがは最後まで冷静な稲見選手のプレーだった。なお畑岡奈紗選手はあまりスコアが伸びず、9位に終わった。両選手どうもお疲れ様でしたね。
スポーツニュースで面白い記事を見つけた。ウズベキスタンの新体操チームのコスチュームは、何と「セーラームーン」。これは開催国日本に対するリスペクトを表すものだと聞いた。新型コロナ感染症のパンデミックで殺伐した世の中に、嬉しい話題だ。
卓球男子個人戦、同団体戦、混合ミックスで大活躍した水谷隼選手。全試合終了後に引退を示唆した模様。後輩の張本選手が「絶対に水谷さんを引退させません」と言っていたが、引退の理由は以前から治療中の目の異常んためとか。長い間日本卓球界を引っ張ってくれてありがとうね。これからもコーチとして残り、後輩の指導に当たって欲しいな。
さてこれまでの五輪では煮え湯を飲まされ続けた侍ジャパンですが、今回はとうとうやりました。
アメリカを相手の決勝戦では、見事2-0での完封勝ち。これで今大会では5戦全勝での金メダルでした。まず3回の裏に村上のソロホームランで先制し、8回裏にはヒットと敵失で1点を加算。9回からは2勝3セーブの栗林がアメリカを力でねじ伏せましたよ。
左上は銅上げされる稲葉監督。これまで散々辛酸をなめ続けて来た稲葉監督が、今回の優勝でようやく男になりました。
日本の優勝で盛り上がる応援席(左)とインタビューで涙をこらえる稲葉監督(右)
ゲーム後横浜球場で表彰を受ける日本チーム。銀メダルはアメリカ、銅メダルはドミニカでした。
サッカーで苦杯をなめただけに、野球の優勝で胸の閊えが取れました。
このほか7日はレスリング、空手での優勝や銅メダルの獲得が続いたようですが、紹介だけにしておきます。今朝も早朝6時半から男子マラソンが開催されるため、一旦ここまでで予約し、詳細は明日以降に掲載することにします。では、お休みなさ~い。