マックス爺のエッセイ風日記

2022/04/16(土)00:00

正常と異常・虚構と真実(5)

ニュース・社会の動き(489)

~ロシアの焦り~     4月15日(金)。仙台はこの日も雨で朝から寒い。暖房を点けないと確実に風邪をひく。朝食を摂りながら朝ドラ「ちむどんどん」を観る。ドラマでの沖縄は晴れ。先日「あべべ」を殺してご馳走したお返しに、一家は那覇のレストランで初めて洋食を食べた。感激し、興奮する暢子。だがヤンバルに帰って、父と母は畑でサトウキビの手入れ。その最中に突然父が倒れた。これは思いがけない展開。                父親役の大森南明     と思ったら、何とその彼が次の番組「あさイチ」のゲスト。なかなかウチナンチュ(沖縄人)の雰囲気を出せる内地人は少ない。彼は良くその役にはまっていた。雰囲気も沖縄人になり切り、三線片手に沖縄民謡まで歌った。あれは相当稽古をしたはず。初めて名前を聞く俳優だったが、独特の雰囲気がある俳優、舞踏家で演出家麿赤児の次男と知って納得。しかし父親はなぜ畑で倒れたのだろう。あの若さで。     謎が一つ解けた。ロシアの黒海艦隊の旗艦で巡洋艦の「モスクワ」(上)が撃沈したこと。当初ロシアは火災が発生したと発表。対してウクライナは対艦ミサイル「ネプチューン」2発で攻撃と発表。当時は夜で雲もあり、衛星からの確認が出来なかった。「ネプチューン」の飛行距離は300km。「モスクワ」が停泊していたのは280km先の港。攻撃型ドローンでかく乱させた上での攻撃だった由。  ウクライナの完全な作戦勝ちで、第二次世界大戦後に戦争で沈没した最大級の艦船だった由。ロシアが受けた痛手は大きく。今後の作戦にも影響しそうだ。以前にはアゾフ海に停泊中のロシアの揚陸艇3隻を沈没や大破の損害を与え、ロシアは最新式の戦車40台を失っていたようだ。これでオデッサ(オデーサ)への上陸作戦はかなり困難になったはず。ウクライナにはまだ未使用の対艦ミサイルが2種ある。                            ウクライナ南部の港湾都市マリウポリで、ウクライナ海軍の兵士や将校1200人が投降したとロシアが発表した。ウクライナ側は投降した兵士も確かにいるが、負傷兵と公表。米国の見方では、確かに周囲はロシア軍に包囲されているが、まだ潜んでいるウクライナ兵が2千人ほど確認される由。情報戦ではウクライナ側が完全に勝利。ロシアの電子戦システム「クラナハ」が解読された可能性もある。     これはキエフ近郊から東部戦線に向かうロシアの戦車や装甲車のようだ。だが16kmの車列が、カナダの義勇軍やウクライナ軍による対戦車砲でまたもや餌食になっている。おまけにウクライナは先回りして東部に向かう橋を爆破している。ロシアは再び首都や欧米からの武器輸送路を攻撃する可能性について表明し、フィンランド国境にミサイルを配備したようだ。                        これはロシアの軍事組織図で、ある報道番組から借用した。正規軍の他にFSB(情報機関)の特殊部隊や、国家防衛隊、民間軍事組織「ワグネル」などが絡んでいる。またプーチンに協力的なチェチェン共和国の軍隊が加わっているようだ。ただし軍事の専門家は「組織が複雑過ぎて、統制は取れないはず」と言う。またキーフ陥落作戦で失敗した部隊を東部戦線に配置しても、士気は上がらないとも。      果たしてプーチンは戦況をどう分析しているのか。情報機関出身の彼は、軍事活動の本質を理解していないとも言われる。その大統領からウクライナ戦争の全面を委託されたドボルニコフ司令官は、かなり疲弊し、軍事作戦に綻びが出ているロシア軍を果たして勝利に導くことが出来るのか。長らく姿を消していたショイグ防衛相は、北朝鮮に行っていたようだ。北朝鮮の参戦や支援が果たしてあるのか不気味だ。                              この女性は元ロシアの国営TV局員で、放送中のアナウンサーの背後から「戦争反対」のプラカードを差し出した勇気ある人。あの後彼女は自ら辞職し、裁判所で3万円余りの罰金を支払って祖国から脱出し、現在はドイツでフリーのジャーナリストとして活動している由。勇気ある人だ。ロシアからは有能な人材がどんどん離れて行く。ウクライナでは、祖国防衛のため身を奉げる国民が多く、士気も高い。神はどちらに味方するのだろうか。

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