008773 ランダム
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入院2回目。

やっぱり入院なんだ・・・。

家についてパパと話した。

"なんだかあまりいい病気ではないんだな、やっぱり。"

気の強いわたしたち夫婦もやっぱりこの時ばかりは不安でいっぱいだった。

すぐ入院させたい。
そしてすぐ治してもらいたい。

生後2ヶ月。

温もりやむし笑い。
これからどんどんかわいくなっていくのに・・・
この姿は、愛するわが子でなくとも
どこの誰の赤ちゃんだったとしても切ない。


暗い話ばかりしても仕方ない。
今私がするべきことは荷造りなんだ。
そう自分に言い聞かせてその日のうちに
入院に必要な荷物をまとめた。


そうしているとケータイが鳴った。

"どう?元気?"

親友からだった。

泣いた。

電話口で、声をあげて泣いた。

私は弱虫だ。

この時の私は、誰よりも自分自身が一番切なくて悲しいと錯覚していた。

大バカだった。








翌朝、9時ころ電話があった。

大学病院からだった。

翌日に入院できることになった。
その連絡だった。


よかった・・・やっとここまでこれた。


病気に打ち勝つための入り口。


人生なんでもそうだろう。

入り口を探して探して・・・
ドアを見つけてその目的の部屋に入ったら
ひたすら突っ走る。

目的の部屋のドアを見つけるまえにあきらめていた私の人生。

ここから私自身、大きく変わるキッカケにもなった。



すぐパパにメールをした。

"明日入院できるよ。"

パパは昼勤と夜勤、一週間交代の仕事をしている。
この週は昼勤だった。



この日、義母のところへ娘を預けに行った。

何故だかケータイで写真をとった。
この写真が私の心の支えになった。


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