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カテゴリ:ニュース
答えは、
14年前のちょうど1週間前。 そんな当たり前のことを… と僕は思っていたのだけど、 ところが、多くの人は 意外とそうでもないみたい。 いや、自分の住んでる長野は あの時震度3でしたから、 直接の被害はないし、 神戸に親戚がいるわけでもなく、 別に僕の周りで 誰か亡くなった訳でもない。 でも、あの時、テレビから 映し出されたすべての映像が 今でも鮮明に映し出されるほど、 トラウマに近い形で残っている。 だから、1・17なんて 忘れるわけがない。 「117」という数字を見たら、 時報よりも阪神大震災を思い出す。 ところが、ウチの妹に1週間前(1/17)に 「今日は震災の日だね~。」 と聞いたところ、 「あ、1月15日だと思ってた。」 え~!? とは言ってみたものの、これが現実か。 また、ウチのおばあちゃんには 「今日はどこかで地震があった日かい?」 と聞かれる始末。ニュース映像を見たらしい。 あくまでも6人家族の内の2人の意見だが、 単純計算で日本国民の3分の1は 阪神大震災の日を忘れている可能性がある、 と考える事はおかしくないだろう。 あれだけの甚大な被害を受けた 阪神大震災であっても、 もう既に風化してきていると思うと、 良く言うなら人間の脳と言うのが 悪い事を忘れようとしているのかもしれないし、 悪く言えば自分にとって関係のない事は 覚えていないという事かもしれない。 たしかに震災直後は毎年1/17になると、 テレビ局が地震の起きた時刻に合わせて 追悼のイベントを全国中継してましたが、 今では関西のテレビ局を除いて、 朝の番組をわざわざ中断してまで放送する というのが少なくなってきました。 マスコミが風化させているとは言いませんが、 明らかに以前のような取り扱い方では 無くなって来ました。 まぁ、毎年毎年次々に世界各地で 大きな天災が報道されますから、 訳もないのですが。 関東の夕方のニュース番組などを見てると、 何年以内には関東で大きな地震があるとか、 東海地震はもう時間の問題とか、 ただ単純に恐怖をあおる情報ばかりで、 実際に何を言いたいのか良く分かりません。 あえて言えば、もし大きな地震が起きたときに、 「ウチのテレビ局はこういう特集をしてましたよ」 みたいな“保険”をかけておきたいだけの特集。 僕はこういう特集は嫌いなので見ません。怖いし。 5年前の中越地震の際も 自分の住む長野県は相当揺れましたから、 関東・東海どちらの地震でも おそらく震度4~5強は観測されるでしょうし、 もし長野県を震源とする地震となれば、 それ以上の揺れとなるでしょう。 もちろん地震が起きないのが一番ですが、 現実的には絶対に起こるのでしょうから、 心のどこかで覚悟をしておかないと いけないと言うのは事実なのでしょう。 かといってウチの木造一戸建てのボロ家は 全然地震対策などとっていない。 ま、築ウン十年の借家で、 かつ金がないからとりようがない。 でも、こういう人多いんじゃないでしょうか。 理想は免震住宅なんだろうけど、 現実はあまりに遠すぎる…。 築ウン十年の木造家屋となれば、 最低でも耐震診断ぐらいはしないといけない、 と分かっていても、お金がない。 だから実際、今住んでる家がボロくて、 地震があってつぶれて死んだとしても、 現実にはここ以外に住む場所はない訳で。 でも、こういう人多いんじゃないでしょうか。 世の中には土砂崩れと隣り合わせの 山の上や崖のそばに住んでる人もいますし、 人間の生活と言うのはそう簡単に変えられません。 ま、話がだいぶそれましたが、 来年は節目の15年目という事ですから、 今一度、阪神大震災について 記憶を呼び起こす機会にしてもらいたいものです。 それまでに大きな天災が起きない事が前提ですが…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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