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白い倍音の魔法使い

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mariyo@ Re:1月25日(水) 感染者のはなし(01/25) 今年もお誕生日のメッセージを送らせてい…

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April , 2024
March 2, 2011
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カテゴリ:仕事
 今日もいろいろ考えさせられた。
朝、起きると母のことを一番思い出す
その度に今日は母のことをブログに書こうとも思うのだけど
職場に行けば、それはそれで濃厚な一日が始まるので
結局仕事のブログばかり書いている。

 算数の授業中
先生の問いかけにみんなが一斉に手を挙げる。
T君が大きな声で
「どうせ、手を挙げても当ててくれへん」と言う。
先生が問いかけをする度に、みんなは手を挙げるけど
その度に
「どうせ俺は当ててくれへん、つまらん」
と繰り返す。

「ね、T君33人全員当てられないでしょ、
いつもT君ばかり当てられるとは限らないでしょ
どうして当ててくれないと思うの」
何も答えないT君
「ね、当ててくれないのは先生に嫌われているからって思ってる?」
コックリとうなずくT君。

・・・やっぱりそうなんだ
みんなそうだ

 大人も子供も関係ない

みんな「好かれたい、誉められた、愛されたい」
そう望んでる
どんなに反抗的なことを言ったりしても、
結局はみんな同じ
「誉められたい、愛されたい」

「T君、I先生(担任の先生)はT君のこと嫌いじゃないよ
そんなわけないじゃん、好きに決まってるじゃない。
私だってT君のこと好きだよ」
あぁ、Mちゃんに言ったのと同じ言葉だ。
「私はあなたが大好きだからね」
この言葉を言ってから、Mちゃんはちょっとづつ変っていった。
すごく私に心を開いてくれるようになった。
その時のことを思い出し、T君に何度も
「T君のこと好きだからね」
と繰り返した

 うつむくT君の目が潤んできたように感じた
隣の席のMちゃんが
「何泣いとるの」と言う
目を腕でぬぐうT君

 「先生はT君のこと好きだからね、
そのこと分かってくれた?」
T君もMちゃんと同じようにうなづいてくれた。
伝わったかな・・・

 注意はする
でもあなたを好きだと伝えることを忘れない
「私はT君のこと大好き
でも~~~しなくてはいけないよ、どう思う?」
本当はこう伝えなくてはいけないんだ
 いつも出てくる言葉は「~しなさい」
本当に伝えたい大切な言葉がいつも抜け落ちてる
いくら心で思っても、言葉で伝えなくては伝わらない
 そんなの当たり前なのに・・

 集団に全員同じ行動をさせようとすると
そこから必ず外れてしまう生徒がいる。

 それは、その子の能力が低いからでは決してない
それはその子の個性にすぎない

 でも学校という組織は集団行動を要求する。
そこから外れた子は異人になってしまう。
みんなと同じ行動をすることを要求される。

 私は担任ではない
期間限定の支援員だ。
 そのお気軽な立場の私、
担任の先生のご苦労にはいつも本当に頭が下がる
私には担任は出来ないと謙遜ではなく思う。

 雇用期間が終わるまであと三週間。

 その私がここで出来ることは
ここですべきことは

「私はあなたが好きだよ」
この言葉を伝えることかもしれない。

 
 


 


 





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Last updated  March 2, 2011 07:02:49 PM
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