うたつばのおかっぱ日記

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• たぽさんへ

  コメントいただいていたのに、最近色々あって放置状態だったので、今日気づいてお返事書いたところです。すみません。3月末に、何年も前から切除した方が良いと言われていた甲状腺膿腫の手術を受けました。お腹のガンが見つかって治療する為に、保留していたのです。膿腫は良性のものらしいですが、大きくなると悪性に変異することが多いとのことでした。既にお腹に悪性の物が見つかったので、今更・・・と言う気持ちはありましたが、切らないと検査は続いて、その度に手術を勧められるのもどうかなと思いました。今回は、手術は短時間で済みましたし術後も楽で、３日後には退院して普通に過ごしています。まだ水泳はお休みしていますが、そろそろ行けるかな？と思うので、診察の時、許可をもらうつもりです。前に、「手術したら、たまに声が出にくいことがある」と言われたので、「歌えなくなるのはイヤだなあ」と思っていましたが、術後も声に何の変化もないので、先生に感謝です。今、術後最初の診察へ行って来ましたが、水泳OKをもらいました。また最初からやり直しですが、マイペースで頑張ります。

  2024年04月16日

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• 記念日

  ずーっとサボってたら年を越してしまった。あまりに変化ない生活で、もう継続は無理かと思ってたけど今日は自分の中ですごく嬉しい事があったが、ワンコのちよ以外に話す人がいないから、ここに書いておこう。2022年の夏休みが終わってからだったか、水泳を再開して、自分で少しずつ練習して、2023年11月に、やっと以前の水泳教室に復活した。でも、やっぱり治療による筋肉や体力の低下はすごくて、以前のようには進まない。一番後ろから、必死でみんなに付いていく有様だ。特にバタフライはキツくて、25m行くのも辛いから、片手バタフライにして泳いで100m個人メドレーを泳いでいた。それが今日は、ちゃんとコンビネーションのバタフライで個人メドレーを泳ぎきった。治療後初のちゃんとメドレー、やった〜！治療の事を知っている仲間も、「やったね、記念日だね。」と言ってくれた。とても嬉しい。きっとキラー細胞も喜んで元気になったと思う。

  2024年01月22日

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• 苦手

  今日は一日中エアコン無しで過ごせた。何ヶ月ぶりだろう。夏の暑さに弱いからワンコの為に、エアコンは必須。だけど、今年は人間にも厳しい暑い日々だった。この夏、怖いもの知らずだったちよに、怖いものができた。それは野良猫。8月の始め頃のある日、散歩の帰りに家の近くの道の真ん中で、一匹の野良猫がすごい形相で威嚇してきて、道を通してくれなかった。一度目は、回り道して帰ったが、数日後に、また出会って威嚇された。その時は近所のご主人が棒を振り回して追い払ってくれた。そして三度目は、娘が散歩中に、後ろからちよの背中に飛びかかってきたそうだ。娘も驚いて、ちよのリードを引っ張って離そうとしたら雨上がりの道路で滑って娘が転んでしまったのだが、野良猫は娘にも飛びかかってきて、腕や顔を引っ掻かれた。ちよも前足に引っ掻き傷ができていた。すぐに病院へ連れて行って抗菌薬を貰って飲ませた。大変だったのは娘の方で、猫アレルギーなので赤い発疹が出てきて、すぐに病院へ行こうとしたが、開業医さんは、どこもお盆休みだったため、結局、近所の大学病院へ行き、紹介状も無しで診てもらった。おかげで、アレルギー反応も治まり安心した。その後、犬仲間にも襲われそうになったワンコがいたし、近所の人の情報によると、その野良猫は出産後で子猫が３匹ほどいるらしいことがわかった。その野良猫親子が、ちよの散歩道の近くに住みついていたらしい。これまでも、近所には野良猫がいつもいたし、出産もしていたが、襲ってくるようなことはなく、犬も猫も平和に過ごしていたのに。襲われた一件以来、その現場は通らないようにして散歩に行っていたが、2週間後くらいに、玄関を出てすぐに、娘の車の下から、件の野良猫が飛び出してきて、また威嚇してきた。この時は傘を持っていたので、振り回して叫んだら攻撃は避けられた。因みにちよは、この野良猫に何も危害を加えたりした事はない。これらの出来事があってから、ちよは猫がいないか常に気にしているし、猫がすごく怖くなったようだ。その為に、私はいつも傘を持って散歩している。雷が鳴っても平気だし、他の犬にも負けない気迫と攻撃力があるのに、猫が怖いとは・・・トホホ。

  2023年10月01日

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• 夏休み

  今日から小学校は夏休み。朝8時に「おはよう」と2人の孫がやって来た。母親が仕事の日は、うちで過ごすことになっている。来るやいなや、リュックから夏休みのワークブックを出してやりはじめる。どんどんページが進んでいるけれど、このやる気、いつまで続くのだろう。去年は夏休み最後の３日間、上の子が溜めた宿題を片付けるのに付き合うのが大変だった。「今年は早めに終わらせよ」と夏休み前から言っている。どうか、やる気が萎みませんように。彼らの相手や世話をするのは、昔と違い老体になった私には辛い。でも昨日、パフェ会をして、やる気と元気を補充したから、頑張れそう。近所だけど、あまり行った事ないケーキ屋さんで最初にランチを食べて、それからパフェを食べる。ランチには既にケーキが付いてたけど、やっぱりパフェ会なんだからと、追加でパフェも注文した。ランチ終了時にお腹はいっぱいだったけど、パフェもペロっと食べてしまった。おしゃべりもいっぱいして楽しかったから、元気いっぱいで帰った。帰っても満腹感が半端じゃなかったけど、ワンコ散歩に行ったら元通りになった。

  2023年07月20日

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• ふたたび

  今日は書道教室の日。４月の中頃から、また書道を習うことにした。3年前には、孫が小学校に入ると放課後のお守りが必要だったので、教室に通えなくなるのが主な理由として辞めてしまった。　（他にも、めんどくさ人間関係とかあったりもした）だけど、はじめに教わっていた先生が、急な病気で亡くなる少し前に入院中の病院から電話してきて、「辞めずに続けなさい」と言われた事が、ずっと気にかかっていた。それに今は、「何でも出来るうちに、やりたい事はやっておこう」との思いが強くなり、もう一度習うことにした。3年前まで習っていた先生とは都合が合わなくて、諦めた。それで今回は近くのカルチャーセンターの教室に申し込んで通うことにした。これまでのように仮名だけ習うつもりだったが、行く度に手本が増えてきて、漢字とか実用書道とかペン習字とかも書くことになった。やってみるとそれぞれ難しいけど、面白い。前は家で毎日稽古していたけど、今はそんなに頑張らないで、楽しむ程度でやっている。そのうちに一つでもまともな作品が出来たら、良しとしようと思う。

  2023年07月11日

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• 

  実　落ちた

  6月23日には、３つあったジャガイモの実。毎日見ていたら、少し大きくなってきて、下の方から緑色が薄くなっているようだった。が、７月７日に見たら、３つのうちの真ん中の大きめなのを残して、２つが落ちていた。残った一つは落ちないようにと願っていたのだが、今朝見たら、無くなっていた。夜中から朝までの大雨に負けたらしい。各地に被害をもたらした大雨だから、こんな小さな実など落ちても当然かも知れない。でも、最近の日課にしていたものが一つなくなった事は、寂しい。

  2023年07月10日

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• ご褒美

  今日は３ヶ月ぶりの診察日。２週間前に受けた内視鏡検査の結果を聞く。まず血液検査の為の採血を受けてから、放射線科へ行き、最近の体調について聞かれる。放射線治療から、もう2年経った。影響は残って無いと思うけど、まだ経過観察してくれる。特に気になる事もなくすぐに終わり、消化器外科へ向かう。ここは毎回待ち時間が長いから、文庫本を持って行く。今日は「ある男」というのを持って行ったが、最初からぐっと物語に入れるから、かなり面白そう。でも今日はあまり待たずに順番が来た。３ヶ月前にはＣＴ検査で転移再発無しだったけど、今回は内視鏡検査の結果だから、小さい再発があっても分かるだろう。血液検査で腫瘍マーカーの数値は異常なく、内視鏡検査の画像を見せてもらった。腸の中は、何も無くきれいだった。ただ手術の時に傷口を留める為の小さなチタンの輪みたいなのが２つあった。「きちんと付いてるから大丈夫。次回は3ヶ月後に」と、次の診察日を決めてもらい診察室を出た。体調は少しずつ良くなっているから、あまり心配してはなかったが、再発がないのを目で確かめると安心した。それで、早速帰りにご褒美のパフェを食べに行った。うふふふふ、パフェの会ぬけがけだけど、久しぶりのパフェは美味しかった。

  2023年07月06日

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• 

  実

  ジャガイモを買っておいたけど使うのが遅れてしまって芽が出たので、庭のコンテナの空いていたのに植えた。期待してなかったけど、すくすく育って少し前から紫色のかわいい花が咲いた。数日たつと、花は付け根から落ちてしまった。ところが、よーく見たら、一本だけ花の落ちた後が丸くなっていた。ミニトマトが赤くなる前のような実が付いていた。ジャガイモの実など見たことがなかったので、お隣さんに聞いたら、やっぱり見たことがないと言う。検索してみたら、普通ジャガイモは実をつけないが、品種によっては付ける事があると書いていた。多分、キタアカリというジャガイモを買ったと思うが、この品種も実を付けることがあるらしい。そうすると、食べられるのかどうかが気になる。検索によると、ジャガイモの実には、アルカロイドと呼ばれる毒性の強い物質が含まれるので、食べられないと書いてあった。ただし、完熟すると食べられないことはないそうだ。でも、美味しくもないらしい。微妙だ。食べないにしても、この実が今後どうなるか楽しみだ。

  2023年06月23日

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• かなりよい

  一年前の今日、ストーマ閉鎖手術を終えて退院した。退院しても元通りと言うのではない。数ヶ月休んでいた腸が動き始めるが、すぐに上手く機能するわけではない。私の場合は頻繁にトレイに行く毎日だ。そもそも直腸を半分以上切り取っているので、半日分なり一日分なりをためておくことが出来ないのだから、食後は大忙しで、トイレが自室かと思う程だった。「ストーマ閉鎖したら水泳ができる！」と期待していたが、水泳どころか外出も難しい日々だった。でも私の腸さんは、かなり頑張ってくれたようだし、自分でもペースがわかるようになって、予定に合わせて食事時間を変えたり食べ物に気をつけたりした。それでも、長時間座ったままのコンサートや映画は諦めていた。でも遂に、昨日、映画を見に行った。もう何年も映画館には行ってないし、トイレ問題も多少気になり、やや緊張したが、上映が始まるとすっかり忘れて楽しめた。しばらく行ってないうちに、「60歳以上1200円」の仲間になったので、「また映画見に行こう！」って思った。見たのは、音ゲーのライブの応援上映だ。これまでの私なら、絶対行かないと思うけど、最近は、「気になったら一応やってみる」スタンスで生きている。入院や治療中は、しんどいし手足のビリビリ症状もあって何も出来ないから、スマホゲームばかりやっていたので、音ゲーもやった。娘が「今映画でアイナナのライブやってるから見に行ったら？面白いよ」と教えてくれた。アニメなんだけど、アイドルのライブだし、画面も音も素晴らしくて面白かった。地味な映画を見る事が多い私には、応援上映なんて初めてだったが、推しの名前を叫んだり、ライト振ったり手拍子したり、普通にライブのように盛り上がっているのが、とても面白くて、つい周りを見たくなるのを一生懸命がまんした。水泳も週に二回は行けるようになった。まだまだ元の泳ぎは取り戻してないけど、頑張る！全く元通りではないけど、かなり良い毎日が来たと思う。

  2023年05月31日

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  ろくさい

  ちよは６歳になった。顔が少しずつ白くなってきたし、ヒゲもまつ毛も白くなっていて、老犬になる準備は進んでいる。でも、気持ちと体は元気いっぱい。散歩に行く時はぐいぐい引っ張るし、神社の神主さんがやってくれるボール投げは相変わらず大好き。神主さんが20mくらい先に投げてくれるテニスボールを走って取りに行って来て、神主さんに渡しては「また投げて」と催促するように、ダッシュする。これを20往復くらいしないと満足しない。他の人の投げるボールでは、今一つ盛り上がらないようだ。神社に行って神主さんがいない時はがっかりするようだが、神主さんが居て「走りますか？」と声かけしてくださると、大喜びしている。柴犬は元々猟犬なのもあり、見た目と違ってなかなか気性が強い。ちよは特に気が強く、他の犬を仲間と認めるのに時間がかかるし、急に接近されたりすると、吠えないけれどガブっと一噛みしてしまう。それで私は謝ることも多いし、随分周りに気を遣っていたが、この一年くらいで、ちよの気持ちが落ち着いてきたのか、噛むことがあまり無くなった。穏やかになって、更に私の言葉かけも理解していて、コミュニケーションが良くとれるから、とてもかわいい。見た目の可愛い子犬時代よりも、かわいいと感じることが多い。これは、めいの時にも感じていたけど、室内飼いだと更に強いようだ。めいと同じ年齢まで生きてくれるとして、あと10年。最期まで見てあげられるように、元気でいたいと願うこの頃だ。誕生日には、大好物のさつまいもとにんじんとスナップエンドウでケーキを作ってあげた。オスワリはしたものの「マテ」は出来ずに、一瞬で食べ終わってしまった。

  2023年05月25日

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  さいきん

  桜が早く咲いたと思ったらもう葉桜になって、今、我が家の周辺はミツバツツジがあちこちに咲いている。春休みが終わって孫達も学校へ行き、静かな毎日が戻ってきた。私の疲れも取れてきて、やっと長い冬眠から抜け出せた。先週、術後一年半の検診へ行ったが、血液検査とCT検査の結果、変わりなしということだった。転移再発はいつあってもおかしくない。その時々に適切な対応をすれば良いだけと思うので、日頃は以前と変わらない気持ちで過ごしているが、やはり異常なしの判定は安心する。3年間休んでいた仮名書道を再開した。前の先生は午後しか教えてないので、私の都合と合わず行けない。それで、以前から別の教室を探していたが、意外にも近くのショッピングセンター内で地元新聞社がやっているカルチャーセンターに書道教室があったので、３月に申し込みをしておいた。そして、今週は一回目の稽古となった。久しぶりなので、基本の「いろは」や連綿の稽古から見ていただくことにした。他の人たちは、長く続けている上手な人ばかりのようだが、気にせず少しずつマイペースでやっていく。「残りの人生では、今が一番若くて元気」とは、先日のプールで聞いた顔見知りの人の言葉だが、その通りだと思うから、やりたい事はチャンスがあればチャレンジしなくてはいけないと思う。3月に行ったお花畑で

  2023年04月14日

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  きると

  サンブラーキルトが、やっと、やっと、やっと完成した。振り返ってみたら、2019年1月31日に一念発起して、一枚一枚のパターンを繋いで仕上げることにしたようだから、ちょうど4年かかったことになる。毎日少しずつでも縫い進めていたら早く出来たのだろうが、途中やる気喪失したこともあったし、一昨年から去年にかけてのガン治療では、色々副作用などあって全く縫い物が出来なくなり、もう完成は無理かとも思っていた。でも、今年５月末のストーマ閉鎖手術が終わり、少しずつ腸さんの調子もよくなって、体力もついてきて、秋には縫い物が出来るようになってきたので、とにかくキルトだけは完成させようと思った。そして、ここ1〜2ヶ月はこれのキルティングを頑張った。パターンを作り始めたのは、パッチワークを教わっていた頃に、月に一枚ずつ、新しいパターンを教わって作っていたから、もう25年くらいは経っていると思う。つまり、作り始めから四半世紀経ったことになる。まあ、作ったパターンを20年以上寝かせたままだったから、制作期間は実質5〜6年と言うところか。とにかく、これだけは完成させたかったので、とても嬉しい。もう思い残す事はないくらいだ。

  2023年01月25日

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  たぽさんへ

  大島リフォームは、こんな感じになりました。半袖は、袖と見頃の裾に着物の襟部分をはぎ合わせました。襟はバイアスでくるみました。羽織り物は膝丈くらいです。夏の冷房中の冷え予防にも使えそうです。

  2022年12月27日

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• 半年後に

  父の遺した物を片付けてしまう前に、それらを見せてくれると、体調回復まで待っていてくれたので、八月初めに見に行った。色々な物を見ながら、処分する物、保存する物を仕分けしつつ、貰いたい物を決めた。貰いたいものはほとんど無いけど、昔、父の日にあげた甚平とかガラスの文鎮とか、大島の着物とか貰った。本当は、父が生前に、漆塗りの硯箱（本当は何の箱か良く知らない）をもらっていて、仮名用の硯などを入れているから、それを形見と思っている。貰った大島の着物をワンピースにしようと思っていたが、少し涼しくなってくると羽織るものが欲しくなって、ワンピースから羽織ものに変更した。まず着物をほどいて洗って、裁断、印付けして縫い始める。これを二週間くらいでやるつもりだったのに、ほどこうとすると、黒っぽい布地と糸が何十年も経っているから絡み合ったようになっていて、なかなかほどけなくて、結局十一月初めまでかかってしまった。それから縫ったので、出来上がった時にはもう寒くなっていて、一重の羽織りものでは間に合わなくなっていた。ちょっと腹立たしかったけど、着物の袖と襟部分が残ったので、布地をやり繰りしてブラウスを作った。五分袖だけど、羽織ものと合わせると良い感じ。その上、頭からすっぽりかぶって着られるから、レントゲンだってCTだってMRIだって脱がなくて大丈夫な優れもの。すぐには着られなかったけど、父の着物をリメイクして着ることを、最初に着物にした母も喜んでくれると思う。でも正直、母の縫ったものは縫い目が細かすぎるから、ほどくのが大変で、今後、母の着物もリメイクしようと考えていたけど、くじけそうだ。

  2022年12月12日

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• もう

  毎日毎日変わらない生活をしてたら、あっという間に11月が終わって、もう12月。変わらない生活と言っても、頑張ってた事もある。ひとつは、スイーツを買わない事。何故かって、ダイエットの為じゃなくて、美味しいけど食べすぎは体に良いと思えないから。食べない事にしようかと思ったけど、時々娘が買ってきてくれるケーキは食べたい。それで、スーパーやコンビニに行ったら、つい買いたくなるお手頃スイーツを買わない事にした。10月のパフェ会から後、まだ一度も買ってない。大好きで冷蔵庫に常備しがちだった大福も、買ってない。最初は、かなり我慢したけど、今はスイーツ売り場の前でも平気になった。多分、頂き物や誕生日祝いのケーキなどは、我慢しないことにしたのが良かったと思う。まぁ、大福を一度買ったら、この決意も崩れてしまうだろうけど。もう一つ頑張った事は、治療で落ちた体重や筋肉を戻す事。ちょーさんが、本調子じゃないから、たくさん食べても、なかなか身につかない。炭水化物やタンパク質を意識して摂って、ちょーさんを刺激する物は避けて、整腸剤を飲んでと、ストーマ閉鎖後ずっと気をつけていたら、最近ちょーさんも少し元気を取り戻してきたのか、あと2kgくらいで、以前のベスト体重にまで戻ってきた。筋力はまだ弱いから、頑張るぞ。

  2022年12月01日

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• ひとりごと

  今日は朝からとても体が軽くて気分も良く、家事がサッサと片付いた。ほどき終えた父の単衣を洗ったり、孫のスカートの丈直しをしたりもした。こんな事は去年から全く出来てなかったから、本当に久しぶりだ。きっと、昨日のパフェのおかげだ。ずっと前からともだちと「パフェ行こうね」って約束してたけど、なかなか都合がつかなくて（ほとんど私の腸さんの不機嫌によるけど）、やっと実現した。ともだちは、家で下調べしてて、もうどれにするか決まってたけど、私は「秋のパフェ」が見た目ではいいけど、今年は栗も芋もいっぱい食べたから、もういらない。で、「抹茶のパフェ」にしてみた。抹茶だから小豆と思っていたら、わらび餅が乗っかってた。わらび餅も好きだから嬉しいけど、その下には、さつまいもがあった。さつまいもは要らなかったけど、久しぶりのパフェは美味しかった。やっと「パフェ」が実現したのだから、美味しいに決まっている。静かで聡明なともだちは、私が話すと楽しそうに笑う。別に面白い話をしてるつもりはなくて、ほとんどどうでも良い話だけど、楽しそうにしてくれると嬉しい。50歳の時の高校の同窓会に行ってから、仕事を続けている同級生たちを見て、社会に何の貢献もなく専業主婦として過ごしてきた自分が実はずっと嫌だったりしている。そして去年、病気が分かってから、不謹慎かも知れないけど、「長生きしなくて済むかな」と思ったりした。でも、病気になって、どうしたって病院には行くし、自分ではどうにも出来ないのだから、治療してもらうしかない。放射線とか抗がん剤とか、しんどくても頑張れたのは、ご主人の看病を続けているともだちと、黙って病気と共に生きているご主人の姿のおかげでもあるから、そんなともだちを笑顔に出来たなら、ほんの少しでも役に立てたのかな。こんなしょーもない私の一周年を祝ってくれたともだちに、心から感謝している。

  2022年10月21日

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• 栗を剝く

  ちよはさつまいもが大好きなのだけど、栗も好きで、生の栗を見ただけで「食べる、食べる」と言って（言っているように）さわぐ。神社に大きい栗の木が二本ある。一本には大きい実がなり、もう一本には小さめだけど甘い実がなる。なる時期が少しずれているのだけど、今年はどちらも豊作だったみたいだ。大きい実の方は台風が続けて来ていたころに実っていて、風でいっぱい落ちて、「多すぎて困るから持って帰って」と、たくさん分けていただいた。生のまま全部皮を剥いて、栗ご飯にして、鶏肉とキノコと一緒に煮たりなどして、残りは冷凍保存にした。小さい実の方は先週から落ちてきているので、散歩に行くと「これは美味しいから茹でて食べて」とまた、たくさん分けていただいて帰った。早速茹でていると、キッチン入り口に（ちよが危なくないように）立てている柵のところに座り込んで待っている。ゆで上がって、食べようと各々で皮を剥いていると、ギャオンギャオン鳴くので、頑張って剥いた私の栗の実は、食べずにちよの口に入ることになる。一瞬で食べてしまうので、次も次もちよの物になってしまい、結局自分の口には、あまり入らない。ま、かわいいからいいけど。神社のおばちゃんと、ちよのおかげで、今年はかなりの数の栗を剥いたから、包丁で栗を剥くのが、これまで使っていた「くりくり坊主」で剥くより上手くなったと思う。

  2022年10月14日

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• 当たり

  割とよく買っているトイレットペーパーに、「10000名様に当たる！」と書いているシールが貼っている。初めて買った頃は毎回めくっていたけど、当たらないから、もうめくることもなくなってたけど、一昨日、ふと気が向いてめくってみたら、「アタリ」が出た。賞品の確認もしないで「やったー、当たったー」って喜んでしまった。賞品はトイレットペーパー48ロール（12ロール✖️4パック）だった。葉書にアタリシールを貼って応募するので、ウチにある葉書をさがしたら、50円のものしかなかった。それも、ゲゲゲの鬼太郎の絵葉書。これしかないから「まあいいか」と記入して、足りない料金を切手で補った。葉書に印刷されている50円の印の下に、１円切手の前島密と、２円切手のウサギと、10円切手のトキが、下の郵便番号の記入部分近くまで並んだ。表も裏も賑やかになった。

  2022年09月30日

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• 一年

  去年の今日は、癌の切除手術だった。朝から手術室に入り、麻酔から覚めたのは夕方６時近くだった。それからは痛みに耐える日が数日続き、それでも一気に落ちた体力を回復する為のリハビリや、ストーマの扱い方の練習などをしていた。それ以前、病気が分かった５月からは検査が続いたり、患部を小さくする為に放射線治療に通いつつ抗がん剤治療を続けて手術に備えていた。手術後退院して一ヶ月後くらいから、再発転移を防ぐ為の術後補助化学療法で抗がん剤治療を続けていたから、振り返ると本当に大変な日々だったのだ。でも、その時は苦しくても「やるしかない」と言う思いで毎日過ごしていた。今は、一時的ストーマの閉鎖手術も終わって4か月が経ち、大腸も少しずつ落ち着いてきて、かなり楽になり体も元気だ。あとは五十肩が治れば最高！そして今日は、術後一年目の検査に行った。結果は再発転移なし。あまり心配はしてなかったけど、先生からの検査結果を聞くと、やはり安心した。

  2022年09月29日

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  会えない

  仲良くオヤツをもらっています。右がちよで、左はふくちゃん。ふくちゃんは、ちよより半年早く産まれた男の子で、ちよが我が家に来て間もなく、散歩で会った時に仲良くなって、それからはほぼ毎日、夕方の散歩で神社で一緒に遊んでいた。時には、一緒に歩いたりもした。ケンカっ早いちよとは逆に、とても優しい穏やかな子だ。この時は5月だから元気だけど、お盆前から神社で会えない日が続いて、ちよが家まで迎えに行っても「調子が悪くて今寝ている」と言われて帰るのが二回ほどあったが、4、5日前に亡くなってしまった。もうすぐ６歳になるのだったから、早すぎる。ちよにとっては、誰よりも仲良くできる大切な友達だったので、とても悲しい。ちよは、その事が分かっていなくて、散歩に行くとふくちゃんの家まで呼びに行く。そして、ふくちゃんが出て来る玄関の前に立って待っている。「ふくちゃんは居ないから、帰ろう」と言っても動こうとしない。ふくちゃんの家のおじいちゃんは、いつも「ちよちゃんは元気がええのぉ」と笑いながら言っていたが、今は、その言葉も表情も寂しそうだ。だからなるべく行かせないようにしているが、昨日は猛然と引っ張って行かれてしまった。悲しみの中にあるふくちゃんのご家族に申し訳なく思うが、おじいちゃんもお姉さんも、ちよに優しく接してくれた。ちよは、ふくちゃんがニコニコ笑顔で出てきて一緒に散歩に行けると思っていて、玄関前でずっと待っていた。もう会えないのに。

  2022年08月31日

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• かたみ

  兄から、荷物が届いた。父の持ち物のほんの一部だけど、形見としてもらったものだ。父が亡くなった時兄から、「体調が落ち着いたら、じいちゃんの持ち物を見においで。それまで、片付けずに置いておくから」と言われていたので、８月はじめに兄宅へ行った。戦後の物の無い時代を過ごしたからか、元々の性分か、多分両方だろうが、いっぱい物を仕舞い込んでいた。昔から整頓は良くする父だったが、とにかくたくさんの物がある部屋を兄夫婦が掃除して片付けてくれたのは、良く分かった。兄が「要る物があったら言ってくれ」と言われひとつひとつ見ていると、父の若い頃の写真や、好きで集めたらしい少しばかりの焼き物、趣味でやっていた木彫、それに日常使っていた身の回りの物もあった。特に昔のアルバムは、懐かしい子ども時代を思い出させてくれた。母の死後の片付けは、兄が遠方にいた事もあり、父と2人でやったのだが、私が若かったからか、何を見ても悲しくて捨てられない気持ちで、泣いてばかりだった。でも天寿を全うした父の持ち物を見ても涙が出る事もなく、兄と思い出を話し合って笑った。私は「本人が使えば、物の役目は終わったから処分してもいい」と思うだが、父の日に私が贈った、ガラス工芸の文鎮と、タグが付いたままで全く使われずにいた甚平２着、あと、母が縫ったであろう父の着物２着をもらう事にした。それらと、夫が使えそうな未使用で大量のソックスなどを送ってもらうことになった。「これで、片付けが出来る」と言っていた兄夫婦だが、残った物を処分するのも、かなりの量なので大変だろう。父の死に関しては、遠方だし、ガン治療中だったので、全く手伝う事ができなくて、全て兄がやってくれた。本当に申し訳なく思っている。さて、届いた荷物を開けて、すぐに甚平2着を洗濯した。肩が痛いので着替えしやすいから丁度良いと、本麻の長い甚平は湯上がり着に、綿のパンツ付きの甚平はパジャマにして早速着た。「こんな快適な物はどんどん使えば良かったのに」と父のことを思う。

  2022年08月28日

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• 肩

  左肩が痛む。思い出してみると春頃から何となく痛かったけど、そんなに困ることもなかったから、そのまますごしていた。夏休みに入った頃から痛みが強くなって、プールで泳ぐのに支障が出てきたり、着替える時、とても痛くて困るようになった。これは、様子見ていて治るものではないかも知れないと思って、病院へ行った。先生が腕の動きをみたり、肩を動かして痛みのポイントを診てからレントゲンを撮ったりした後、肩関節周囲炎と言われた。一般的に言う五十肩らしい。時が経てば痛みはなくなって動くようになるらしいけど、痛い間は患部の安静を保つことと、湿布とリハビリの通院を勧められた。せっかく再開した水泳を、また休むことになったので、気持ちが落ち込む。今回の受診で骨密度の測定もあったが、129％だった。去年の手術以来、体力がかなり落ちたから骨密度も低下したと思っていたが、そうではなかったので、この点だけは良かった。

  2022年08月27日

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• 少しずつ

  ストーマ閉鎖手術から丁度3ヶ月経った。退院する時、「少なくとも3ヶ月間は筋トレとかしないでください。ストレッチくらいならいいですが」と言われていた。それで、家で毎日やっていたストレッチをやってみたが、手術した部位が痛かったので、すぐやめて何もしなくなっていた。そのためかどうかは分からないけど、腰とか肩とか痛いところが色々ある。今朝何となくストレッチやってみたら、あらら、痛くないし、体が伸びて気持ちいい。3ヶ月経ったし、もう痛みを感じることなく、落ちてしまってフニャフニャの腹筋背筋を戻す運動が出来る。毎日キチンとはやるのは難しいけど、少しずつでも頑張ろう。一昨日は診察日で、大腸さんの調子を先生に伝えて、整腸剤と下痢止めをいっぱい貰って帰った。「このお腹の不調はいつ頃まで続きますか？」と尋ねたら、「人によって違うけど、月単位で少しずつ改善していきます」とのお答えだった。残念ながら、なかなか簡単には戻らないらしい。でも先月の診察日よりはちょっと良いと思うから、「そのうち薬を飲まなくても大丈夫になるのだろう」と気長に大腸さんと付き合うしかない。

  2022年08月20日

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• 

  ほめられ

  昨夜は、いつもの神社の夏祭りだったので、ちよは、次女が買った浴衣を着て行った。夏祭りと言っても、神社の神事だけなので、茅の輪くぐりをして、お参りしただけだが。神社には毎日、近所のワンコ達が夕方散歩で集まって、犬も人間も遊んでいる。最初は神社の柴犬と、もう１匹の柴犬でちよと仲良しのふくちゃんと、ちよの3匹だけだったが、だんだん集まるようになって、今では多い時は１０匹以上になる。それで、通りかかった人に「予防接種があるのですか？」と言われたこともあった。（笑）そんな訳で、ちよはいつもの散歩コースを行っているだけなのに、お祭りなんてわからなから、「今日は人が多いなぁ」と思ったようだし、浴衣を着せらて「あー、嫌な服を着せられた」とちょっと不機嫌な様子だったが、ワンコが集まる場所へ着くと「かわいい」とみんなに言われてとても嬉しそうにしていた。ワンコ達は「かわいい」と言われるのが好きなのだ。

  2022年08月01日

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• 外出

  ストーマ閉鎖手術をして2ヶ月過ぎた。術後すぐよりは減ったものの、相変わらず下痢が続いていたので、先週の受診の時に先生に相談したら、「毎朝下痢止めと整腸剤を飲んでみたら？毎日の生活が楽になりますよ」と、薬を処方してくださった。早速翌日から薬を飲んだら、一日中続いていた下痢が、少しずつ改善されてきた。先生のおっしゃった通り、生活がずいぶん楽になってきた。そして、スーパーの買い物とプール以外には外出していなかったのだが、昨日は、長女と孫達と一緒にサーカスを見に行った。サーカスには、一度も行ったことがなかったのでいつか行ってみたいと思っていたが、これまで機会がなかった。ところが、ストーマ閉鎖手術の前頃に、夫が、「商店街の福引きで招待券を二枚当てた」と、チケットをくれた。体調がどうだかわからないから、今回は無理だろうと思っていた。でも、薬のおかげで行けそうな感じがしたので、夏休みになった孫達の為に、子ども券だけ追加購入して行くことにした。ダンスから始まり、曲芸やイリュージョン、ジャグリングに球体の中のバイク走行などプログラムは盛りだくさんだし、 ライオンやシマウマ、象の芸も素晴らしい。 時々「これは、ちよもできるな」と思ったりしなが見ていたが、 犬とは違うのだから調教するのが大変だろうなと思いつつ見た。 最後の空中ブランコはドキドキしながらも、その技に見入ってしまった。孫達は小さい時に一度連れて行ってもらったらしいが、その時のことは全く覚えてなかったので、とても楽しんでいて良かった。大腸さんのことは心配だったので、万全の準備をして行ったが、ショーが始まると、そんな事はすっかり忘れて楽しむことが出来た。もう１年以上、楽しい外出なんてなかったから、それができたことが本当に嬉しかった。

  2022年07月22日

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• がんばろう

  先週木曜日から、プールに行っている。去年最後に行ったのは、8月13日だったから、10ヶ月間は、全く泳いでない。どのくらい泳げるのか不安はあったが、水に入った時の気持ち良さは、そんな事を忘れさせてくれた。先ずはビート板を持ってキックをしたけど、3ヶ月くらい前から痛い左肩が、ビート板を持つ腕を伸ばすのを妨害してくる。仕方なく痛くない範囲まで膝を曲げる。次、クロールを試したが、また左肩の痛みのため泳げず、クロールは断念。平泳ぎは影響なかったから、次は背泳ぎをやってみたら、ちょっと肩が痛いけど、泳げないことはない。バタフライは、肩が回せず断念。とりあえずら平泳ぎと背泳ぎの練習をしつつ、弱った足は板キックで鍛えるしかない。なんて考えたけど、何より体力低下が激しくて、50m先のプールの端っこに着いたら、立って休まなくてはならない。「先ずは、ターンして100m泳げるようにしよう！」と思って帰った。今週月曜日もプールに行って、久しぶりに仲間たちに会い喜ぶ。「早く戻っておいでよ」と言ってくれるが、到底無理なので、慌てずのんびりと元に戻していこうと思って練習した。そして、今日もプールへ行って泳いだが、今日は50mでターンして100mごとに泳げるようになった。100mずつ何回も泳いで、合計の距離を伸ばしていこう。それから、以前のように途中で休まないで続けて泳げるようになろう。これまでの治療の影響で筋力がかなり落ちてしまったから、以前の速さを取り戻せるかはわからないけど、いつか戻ると良いとは思っている。先は長い。

  2022年06月30日

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• 

  緑の玉

  昨日、バラに水やりをしていたら、変なものを見つけた。バラの葉の表や裏に、3ミリから８ミリくらいの緑色の玉がいくつか付いていた。こんな物は初めて見たので、早速検索してみたら、「バラハタマバチ」の虫こぶ　と言う物らしい。この丸い物の中に幼虫が居るそうだ。卵を産み付けられたバラの葉の組織が変性して玉になり、中の幼虫は玉の中の養分で成長するそうだ。そのうち、玉がトゲトゲになって赤くなってくると書いてあったから、そのまま観察しようかとも思ったのだが、孵化して、蜂がいっぱいになっても嫌だし、何より、このバラの栄養を吸ってるのなら、バラが弱ったりしないかと心配になったりしたので、さっき葉っぱごと切って捨てた。観察は諦めたので、この先の様子は、また検索して知ることにしよう。

  2022年06月20日

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• 良い日

  退院後、最初の診察日。順番が来て診察室に入ったら、まず診察台に横になり、お腹の傷を見てもらった。もう穴は塞がっていたから、心配はしてなかったけど、「カサブタ取っとこう」って言って、先生にカサブタを取られた。「取っても良いのなら、自分で取りたかったなぁ」なんて思った。そして、「お風呂入っていいよ」と許可が出た。すぐに「プール行ってもいいですか。」と聞いたら、「いいよ」ってお返事があり、「やったー！」って飛び上がりたいほど嬉しかった。「水泳したいって、言ってたもんね」と先生は覚えてくれていた。「でも、プールは大腸が少し落ち着いてくれないと無理かも知れないですね」と言ったら、「整腸剤の他に下痢止めも出しておくから、飲んでみて」と、言ってくれた。なんて優しい先生なんだ。入院中は早くから、「少しくらい痛くてもどんどん歩いて。」など、厳しい事も言っていたが、日常生活が少しでも良くなるようにと考えてくれている。良い先生に出会えて良かった。ガンの治療が始まってから、１年と少し。その時その時に、指示された事を守って自分の状態に合わせて生活していただけだと思っていたけど、振り返ると、かなり頑張ったと思う。また一か月後に診察があるけど、これからは経過観察と、再発転移がないかの検査くらいだろうから、かなり気が楽だ。とりあえず今日は、久しぶりに浴槽に浸かることが出来て、（ずっとシャワーだけだったから）とても気持ちが良かった。もう、お腹の傷の手当てもないし、毎日ゆっくりお風呂に入れるなんて幸せだ。

  2022年06月16日

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• 塞がる

  今日、ストーマ閉鎖後の穴が塞がった。と思う。退院前に「3週間くらいしたら塞がるよ」と先生に言われていたが、本当だった。今日は術後ちょうど3週間目。４日くらい前から、日に日に穴が小さくなっていたし、痛みもほとんど無くなってきていた。穴の跡は少し凹んでいて、それがお臍の7センチくらい横にあるから、お臍が２つあるみたいだ。でも、この際見た目はどうでも良くて、穴が塞がったからには、早くお風呂で湯船に浸かりたい。早くプールに行きたい。と、思うばかりで、来週の診察日が待ち遠しい思いだ。大腸の方はまだまだ不調で整腸剤のお世話になっているから、プールはすぐには無理かも知れない。

  2022年06月10日

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• 退院

  チューブが取れてからは、身軽に動けて楽になった。大腸の様子も良くなるし、穴の調子も日に日に良くなる。後は、大腸も穴も時間をかけて治すのみとなってきたので、月曜日の担当の先生の診察で、急に昨日の退院が決まった。前回はメインの手術で長時間だったのもあり、かなりの体力低下があったけど、今回はストーマ閉鎖して、この１年間の全ての仕上げって感じだったし、短時間だったので体力低下もなく、元気いっぱいで、帰りにスーパーに寄って買い物した。全く元通りではないけど、家の中での家事は普通にできる。穴な塞がらないと無理だと思うけど、早くワンコ散歩が出来るようになるといいと思う。

  2022年06月01日

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• ７日目

  体調はだんだん良くなってきたが、大腸は、そんなに短期間では復旧しないらしく、相変わらずトイレ通いしている。でも、回数が多くても籠るほどではなくなった。そして、今日の昼過ぎに、残っていた局所陰圧閉鎖療法のチューブも外れた。説明で聞いたように、お腹に直径1.5㎝くらいの穴が開いている。そこは消毒の後、滅菌ガーゼを数枚重ねたものを覆って、テープで留めるという、ざっくりとしたものだった。「穴開いてるのに大丈夫なのかしら」と思うのだが、「これくらい回復してたら大丈夫です」との事。穴のところは指突っ込んで洗ったらダメだけど、普通にボディソープで上から優しく洗ってシャワーでしっかり流せば良いそうだ。それからガーゼを被せてテープで止めていれば、時と共に小さくなって塞がるらしい。人間の回復力って凄いと思うけど、私にそんな力があるのかなあ。とりあえずチューブが外れたから、退院へ向けた調整に入るようだ。

  2022年05月27日

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• ５日目

  手術当日は、予定通り進んで無事終わったけど、痛み止めを背中から入れてくれていても、やっぱり痛い。その上体には、背中の痛み止めのチューブの他に点滴など３本のチューブがつながっていて動きづらい。喉がカラカラに渇いているけど絶飲食なので、水は飲めず、前日からの絶食でお腹も空いていたから、眠っている間、食べ物と飲み物の夢ばかり見ていた。術後1日目は、自分の部屋に戻って清拭してもらったり、手術着からパジャマに着替えさせてくれたりした。やっぱり痛いけど、立って歩いてみることになった。前回の手術より短時間だったからか、チューブを繋がれて動きにくくても思いの外動けた。日を追って痛みがあっても動けるようになり、術後3日目から、三分がゆ食が始まり、やっと食べ物の夢から逃れられた。術後4日目は先生と学生の回診があって、私の治療法について先生が説明していたので、「しっかり聞いておこう」と聞いてたら、看護師長さんに褒められた。（笑）この日は、背中の痛み止めチューブが抜けて、オシッコのチューブが抜けて、夜には、連続点滴も終わった。そして、五分粥食になり、順調に回復しているとの事だった。何より、チューブが三本減ったので、残りは１本だからかなり楽になった。５日目の今日は、昨日聞いた治療方法について、もうちょっとわかった。今残っているチューブは、V.A.C.治療システムと言う機械と繋がっていて、手術したところに陰圧をかけて、肉芽が出来やすくするとともに、出血などを吸い取ったりするらしい。傷口を縫ってないので、皮下で化膿したりするのを防げるそうだ。局所陰圧閉鎖療法と言うそうだ。機械は、数日装着して外せるタイミングになったら外すのだけど、空いた穴はどうなるのかとても気になる。そのままシャワーで洗えると言われてビックリした。まあ、ストーマの小腸もボディソープで洗っていたけど。今日から全粥食になったので嬉しいが、一昨日くらいから、激しい下痢に襲われている。約8ヶ月休んだ大腸なので、普通に動くようになるまで時間が必要らしい。ほとんどトイレに引きこもりだけど、頑張るゾ！

  2022年05月25日

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• 入院

  昨日、入院した。明日は朝からストーマ閉鎖手術を受ける。昨日と今日は、その為の説明とか検査とか点滴とかで、色々忙しく、21時になってやっとシャワーした。前回の入院ではシャワーはいつも昼頃だったし、退院してからもストーマがあるから、時間がかかるので、昼間にシャワーしてたので、どうも変な感じだった。そして今日は、朝は流動食だったけど、昼からは水分だけだから超空腹で、うっかりテレビの料理番組なんか見たから、辛かった。また腹腔鏡手術をするのは良い気持ちではないけど、「前回よりかなり短時間だし、痛みも少ないよ、多分。」とは、担当の先生の今日の発言だけど、「多分」と言う言葉が気になる。先生は優しい顔して、サラッときついこと言う時があるからなぁ。でも前回の手術前後や抗がん剤の時、本当に親身に対応してくれたし、通院の診察でもよく話を聞いて説明してくれるから信じて頑張ろう。早く治ってプールで泳ぎたいし、美味しい物も食べたい。頑張る！

  2022年05月19日

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• 

  5歳

  ５月６日は、ちよの誕生日。5歳になった。前に居ためいと違って、いつまで経っても赤ちゃんみたいな感じが残っていると思っていたが、最近落ち着きを感じる時がある。これまでは、特に仲良し以外のワンコが近づいてくると、気に入らないのか驚くのか分からないけど、ガウッて威嚇したりするので油断出来なかったが、冷静にやり過ごすことが出来るようになってきている。でも、これまで散々ブイブイしてたので、それを覚えている他のワンコは、顔を向けただけで、飛び退いたりキャンって鳴いたりされる。何もしてないのに鳴かれるのは、実は悲しいけど、これまでの事があるので「ごめんなさいねー」って言うしかない。「柴犬は本来猟犬なんだから、噛みます。そして、柴犬は本当の仲良し犬との交流だけで良いのです。」と、今のしつけ教室の先生に言われた。なるほど‼︎  って思った。それでも夕方散歩では、神社へぶっ飛んで行く。最初は、ちよと仲良しのふくちゃん（柴犬で一番仲良し）だけだったのに、いまでは、毎日数匹集まり、多い日は10匹を超えているので、なかなか賑やかになる。そうすると、ちよはイライラしてくるらしい。それで、ガウッたりガブリとやったりしてしまっていたのだ。それが少し前から、他のワンコ同士でケンカが始まり、周りのワンコ達が騒ぎだしても、じっとしていられるようになってきた。しつけ教室の成果が出てきたか、年齢で落ち着いてきたか。両方だと思いたい。証明写真で使えそう。

  2022年05月08日

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• 

  抜け出そう

  去年の今頃から、ずっと病院通って治療生活していたから、すっかり怠け者になってしまった。水泳にも行けなくてつまらないから、「キルトを完成させよう」とか、「字の稽古をしよう」とか、色々思ってはいたのだけど、月日が経ち、薬の副作用が辛くなると、縫い針を持つのもつらいし、墨をする気にもならなくなって、最小限の家事だけ何とか済ませたら、ボーッとスマホゲームしたりYouTube見たりして過ごしていた。やがて副作用が治まっても、それが習慣になってしまっていた。だけど、昨日、何年ぶりかで友達と会って話したら、「動かなきゃ」って気持ちがムクムクと湧いてきた。振り返ってみたら、コロナ禍になってから、人と会って話すなんてなかった。カフェに座り込んで4時間半、すごく楽しくて、自分ばっかりどうでも良いような事を話したと思うけど、ずっと聞いてくれて「何て優しいんだ」と思った。だから、今日は朝から庭に出て草取りしたり、植木鉢を片付けたりした。こんな事も、超久しぶりだ。少しずつでも動いて、ダラダラ生活から抜け出そう。2016年に長女にもらったバラが咲いた。周りがほんのりとピンクのはずなのに、今年はほとんど黄色だ。どうしてかなぁ。

  2022年04月21日

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• かいふく

  前回、5回目の抗がん剤点滴と飲み薬が終わったと書いたけど、副作用はだんだん薄れていくものの、手や足の指先が赤いのと、手荒れの酷さは続いていた。水仕事には手袋必須で、なかなかあかぎれが治らない毎日だったけど、１ヶ月過ぎた頃から、やっと絆創膏無しの指先になれて、「本当に終わったなぁ」と実感した。そして、26日の土曜日は、娘からお祝いの夕食をご馳走してもらい、27日は、久しぶりに　ちよのしつけ教室に同行した。今回は先生が変わったので、教え方も違っていた。先生は柴犬の警察犬を調教した方で、特に柴犬に詳しいので、娘が以前に「色々新しい事を教えてくれて勉強になる」と言っていたが、ちよをちょっと見ただけで性格を見抜いて、問題行動があった時の対応のしかたなどを教えてくれる。そして、これまでのしつけ教室で学んだ事の精度を上げる練習方法を教わって、娘とちよは練習していた。ちよは、娘との練習が大好きなので、とても幸せそうな顔をしていた。この子を迎える時は、次女の猛烈な要望に応えて仕方なくという感じもあったのだか、今は、とても癒やしてくれる大切な存在だ。

  2022年03月29日

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• 終わった

  木曜日の朝に飲んだ抗がん剤で、私の術後補助化学療法が終わった。５回目は、薬が蓄積してきたからか、かなり辛かった。でも、途中から気温が上がってきて、冷えによる手足の指先のピリピリが４回目より早く軽くなってきたようだ。まだ、舌先の痺れも残っているものの、その他の症状は治ったので、やっと外出も出来るようになった。そして、木曜日に病院での検査があり、「手術したところはちゃんとくっついているし、他臓器への転移も認められない。」との先生の言葉に一安心した。早速昨日は、予約していたコロナワクチンの三回目接種を受けた。一回目と二回目は何ともなかったのだか、今回は、朝目覚める前から頭痛と倦怠感がかなりあって、今日は、痛み止めを飲んで一日寝込んでいた。やっと楽になったと思ったのに、逆戻りしたような感じだ。もらった説明書には、「翌日に副反応が出ても一日程度で治まる」と書いてあるし、幸い微熱程度だから、明日は元気になるだろう。

  2022年03月12日

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• ５回目

  昨日、5回目の点滴を受けた。本来の予定では、１週間前の17日(木)だったのだけど、前回の診察で「19日に父の４９日法要があるのですが」と、先生に話したら、「それは辛いから、1週間伸ばしましょう」と言ってくれた。優しい先生だ。そして、19日は、新幹線に乗って法要のあるお寺に向かった。コロナ感染に気をつけるため、岡山駅までは車移動にした。駅に着くと人はまばらで、感染の心配は無さそう。新幹線も半分くらいしか乗ってなかった。それでもマスクは当然ながら、テーブルなども消毒綿で清拭したりした。法要は、兄夫婦と、私達夫婦と一緒に来た次女の五人だけで、静かに済ませた。このご時世でもあるし、兄夫婦の子達は、皆仕事の都合がつかなくて来られない。ウチの長女も、ちびっこ二人連れて行くのも大変だし、コロナ感染も心配だし、騒ぐと迷惑かけるからと欠席した。父は淋しかったかもしれなが、まあ、仕方ない。納骨も終わり、お土産を買って、帰りの新幹線に乗ったら、何と乗った車両には、私達3人と、女性一人だけしか乗っていなくて、貸し切りのようだった。いつも、ほぼ満席状態に乗っているので驚き、「まん防は効果あるんだねー」と話した。そんな訳で、感染の心配などなく済んだ法要の日だった。話しは戻り、4回目は、かなり辛い日々だったが、５回目は、更に辛そうだ。点滴開始時に前回の血管痛について看護師さんに話したので、腕を温めてくれたから少し楽で、今日はかなり痛みが軽減しているのは、前回より楽だ。でも、手足症候群や感覚異常は前回より強くて、ずっと手と足先が痛い。ストーブで温めるか、お湯に浸けるかすると普通に戻るけど、外気に晒したり、うっかり水を触ったりすると、たちまちピリビリする。この症状は1週間以上続いて、料理はしづらいし、ちよ散歩にも行けなかったので、本当に困る。今は、吐き気とか食欲不振とか、ふらつきとか、倦怠感とか、眠気とか・・・色々あるけど、入院しなくて良いからありがたい。いづれにせよ、この症状も時が経てば治まるのが分かっているから、頑張れる。更に、昨日の診察時に「今回で終わりですよ」と先生に言われた。うっかり、「わーい」と言って手を上げて喜んでしまった。その後、飲み薬の方も終わりだと聞いて、もう一度、「わーい、じゃあ、頑張りますっ！」てやってしまった。

  2022年02月25日

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• ４回目

  27日の木曜日に４回目の抗がん剤点滴をした。今回は辛さ倍増な予感がしたが、的中。点滴途中から、薬の通る血管がピリピリ痛くなってきた。冷える感じも伴っていて、動かせるけど痛い。前にもあったけど１日で治ったのに、今回はまだ痛む。あと、むかつきとか、手足症候群とか、倦怠感とか、浮腫とか、色々ある。昨日、今日は土日で娘が休みなので、代わりに家事を引き受けて、休ませてくれている。ありがたい。今日は、ちよの子犬の時に仲良くなったボーダーコリーのはなちゃんが、会いに来てくれた。はなちゃんは、ちよより６ヶ月くらい年下だけど、落ち着いていて優しい。毎日神社で会うと、私に「おやつちょうだい」って頭を傾げて「ワン！」と鳴く様子がとてもかわいい。（いつも、ちよの躾用に、フードをトリーツポーチに入れているのをちゃんと覚えている）最近、もう１匹ボーダーコリーを飼い始めだけど、私はまだ会ったことがないので、その子犬も一緒に連れてきてくれた。私が抗がん剤の副作用でしばらく散歩に行けないのを気遣ってくれたようだ。嬉しくて涙が出そうだったが、涙が出ると、これまた副作用で目が痛いのでぐぐっと我慢だ。人懐っこくてかわいい子犬と優しいはなちゃんに、とても癒された。（勿論、ちよには、いつも癒されてるけど）はなちゃんとこうちゃん（子犬）を連れてきてくれたパパさんに感謝。ちよがいなかったら、はなちゃんママやパパさんとお知り合いになる事もなかったと思うが、良い人達と出会えて幸せだと思う。

  2022年01月30日

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• 最後

  父と最後に会ったのは、2020年11月7日だった。この日は、老人ホームに面会予約をしていたので、朝新幹線に乗ってでかけたが、その途中で兄から、「急に今日から面会禁止になった。」と連絡があったが、ホームの方へ「もう新幹線で来ている」と説明してくれて、特別にドア越しに会わせてもらえた。しかし、会える時間の5分間に、職員さんが父に張り付いていて、「早くして下さい。ドアは絶対開けないで下さい」と言い続けるので、なにを話したのか分からない程だった。父にしてみれば、コロナ禍で面会禁止となったりしたので、これが最後の会う機会だと思っていたらしく、言いたいことがあったようだったが、ほとんど聞けなかった。そして職員さんに急かされるままに、別れたのだが、いつまでもガラス戸の向こうから私を見送っていた。この頃は、毎回別れ際に「もうこれが最後になるだろう」と言うので、「また来るから元気でね」と帰って来たものだが、この時は本当に最後になってしまった。コロナ禍で色々難しい決まり事があったとは言え、最後の会話が職員さんに妨害されたようで、今でも腹立たしい気持ちがある。父は9月に私が入院する10日程前、脳梗塞で入院して治療を受けていた。治療は順調に進んでいたようだけど、食欲がなくて食べないので、病院も兄も色々手を尽くしてくれたのだが、衰弱してしまったようだ。自分も入院して手術を受けたので、コロナ禍の面会禁止はよく分かっていた。でも父は、「なぜ私が見舞いに来ないのか？」と思っていただろう。（勿論入院している父に私の病気の事は伏せてあった）父は、60歳くらいの頃から、「私はもう長くない」と言っていたがピンピンしていて、数え年99歳で、本当に逝った。お葬式は家族だけだったので、とても落ち着いていて、ゆっくりとお別れできた。父の思い出話しをしては、みんなで大笑いする明るいお葬式だった。

  2022年01月21日

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• 

  今回は

  今朝の薬で、３コース目の飲み薬ゼローダが終わった。今回はかなり体調が悪くてシンドイ日が長かった。と言うのも、初日にオキサリプラチンを点滴して帰ったら、兄から、父の具合いが良くない旨の連絡があったが、なんと、その翌日の７日に逝ってしまった。　それで、８日の通夜と９日の葬儀の為に新幹線に乗って行ったが、８日から副作用が出てきて、一番辛い時期と重なった。倦怠感が半端じゃないので、背筋伸ばしているのは辛かったけど、気持ちで頑張ってやり過ごした。でも、家に帰ってからドッと疲れが出たのか、一回目や二回目とは、比べられない程体調が悪く、回復にはかなりかかった。普通に動けるようになったのは、数日前からだ。それで今日は、頑張った自分へのご褒美に、久しぶりに一人パフェをした。美味しかった。よし、次回も頑張ろう！

  2022年01月20日

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• 3回目

  一昨日は夫が仕事始めで、昨日は娘が仕事始め。やっと一人時間が出来たと喜んだけど、今日は大学病院へ行く日で、抗がん剤の３コース目が始まるのだ。本当は12月30日が３コース目の始まりだったのだけど、病院が年末年始のお休みに当たるので、休薬日を一週間伸ばしてくれた。おかげで、年末年始とても快適に過ごせて、１月２日は、朝から自分の部屋の模様替えをした。正月早々やらなくてもなくて、どうせなら年末にやってきれいになった部屋で正月を迎えるのが良かったかとも思うが、年末は家族が居て、それぞれ片付けなどしていて落ち着かず、ゆっくり自分の用事をしている時間はない。正月は、毎年、長女一家や義母が来るのが恒例だったが、今年はコロナ禍で義母は外泊出来ず、長女一家も仕事の都合で来なかったので、いつもより暇だったから、部屋の模様替えが出来た。これも、休薬日を延長してくれたおかげだも先生には感謝した。でも、今日からは忘れていた頑張る日々が一週間ほど続く。その期間は、とてもだるいので、撮り溜めしてる録画や映画を見たりして静かに過ごそう。まだ出来ていないサンプラーキルトのキルティングもあるから、やれたらいいなぁ。☆☆訂正☆☆さっき気づいたのを訂正します。11月24日のところで「内視鏡手術」と書いていましたが、これは「腹腔鏡手術」の書き間違えでした。

  2022年01月06日

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• 

  大切に

  ワンコ散歩で、ちよの友達のおうちへ遊びに行った。そこは、自宅ワンコ用にドッグランを作っていて、たまに遊ばせてもらいに行く。ちよは、その友達も、そこで遊ぶことも、そこの家の人も大好きだから大喜び。ボールを投げてもらって走って取りに行く遊びを、何回も飽きずに繰り返していた。そして、そこのご主人に、美味しい鹿肉をご馳走になりハフハフ食べていた。猪の骨を持って行っていたので、長い方をお友達ワンコに、短い方をちよがカジカジしていた。たくさん遊んで帰る時、友達ワンコのお母さんが「ちよちゃんの骨を持って帰ってね」と言ったら、「あ、そうだった！」って顔して、自分がカジカジしていた骨をパッと咥えて歩きだした。いつもは、道端をクンクンしたりして、道草が多いし、遊び疲れて帰りの坂道は、なかなか進まないのに、骨を落とさないようにと思っているのか、脇目も振らず慎重に歩く。そして、我が家まで落とすこともなく自分で持って帰り、足を洗う時も離さないで、足を拭いてもらったら、一心に骨をカミカミした。その様子をLINEで友達ワンコのお母さんに送ったら、友達ワンコもカジカジしている写真が送られてきた。本当に仲良しの食いしん坊ワンコ達だ。

  2022年01月04日

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• 大晦日

  あと少しで2022年になる。さっき、かぜくんの歌を聴いてから、Eテレに変えてドボ8の最後のところを聴いた。かぜくんを初めて聴いたのは、去年デビューした頃、次女の車の中でだ。「何年も下だけど高校の後輩だから、応援してる」と次女が言っていたので、ちゃんと聴いてみた。岡山弁の「何なん」が、何とも言えず良い感じだった。馴染みある言葉なのもあるけど、言葉の使い方がとても丁寧で良かった。「この人、古文とか好きなんじゃないかなぁ」と思ったりした。それでアルバムを借りてあいふぉんさんにインストールして聴くようになった。入院中は、かぜくんのアルバムに随分癒されたものだ。今年は、コロナでプールが閉館になったり、５月から病院に通ったり入院したりで、あまり楽しくはない一年だったが、病気がわかって自分の中では、吹っ切れるものがあった。　まず、自分の物を片付けようと思ったこと。そして、これまでは無理や我慢をしていた事が多々あったが、そういうのはやめたこと。疲れた時は何もしないで休むようになったこと。やりたいと思った事はすぐやること。（出来る範囲だけど。）つまり、残り少なくなるであろう自分の人生は、無理をすまい！　と決めた。家族はシンドイかも知れないが、「自分の事は自分でやって下さい。」って気持ちだ。　（特に夫）ともかく、今年最後にかぜくんの歌とピアノが聴けたのは嬉しかった。来年もよろしくお願いします。m(_ _)m

  2021年12月31日

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• 年賀状

  昨日やっと、年賀状を書いた。今年は消しゴムはんこを彫る気になれなくて、絵入りの年賀葉書を買って、字を書いただけにした。最近は、毛筆も練習してないから下手くそだけど、パソコン使って作るのも面倒で仕方ない。まあ、自筆であることで良しとしよう。ところで、今年は喪中欠礼葉書がたくさん来た。大抵は、両親のどちらかがなくなったと言う知らせだったが、違うものもあった。一枚は中学時代の恩師からで、息子さんが亡くなったというものだった。恩師は私の親よりは10歳くらい若いと思うが、それでも高齢なので、息子さんの死はかなり辛いだろうと思われ、お気の毒で仕方ない。もう一枚は、「この人誰？」と思う名前だったが、よく考えたら、幼馴染のひろこちゃんの夫さんからで、今年の６月に、ひろこちゃんが亡くなったというものだった。同じ歳で、小さい頃から一緒に遊び、父親の転勤も同時期で一緒に転校してきて、中学卒業までずっと一緒だったのに、高校から別々になったことで疎遠になっていたが、ある時、スーパーでばったり会ってからたまに話したり、年賀状のやり取りをするようになっていて、とても元気そうだったのに、私より、早く逝ってしまったのだ。とても悲しくて、気分が沈み、元気の出ない日が続いた。ひろこちゃん、待ってて。私がそっちに行ったら、またおしゃべりしようね。

  2021年12月27日

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• 散歩に行けた

  ９日に病院で２コース目の点滴を受けてから６日間は、薬の副作用の倦怠感や眠気、吐き気などがあったが、昨日はかなり軽減されたので、６日ぶりにワンコ散歩に出かけることができた。いつもは散歩に出ると大喜びでグイグイ引っ張るちよだが、昨日は喜ぶものの、引っ張ることもあまりなく側を歩いてくれた。６日も外出せず、ほとんど寝て過ごしていたので、散歩で外の空気を吸ったり、ワンコ友達と挨拶したりすると、とても気分が良くなり元気になっていくのが分かる。ワンコがいることで、色々生活に制限があったりすることもあるけど、ちよが元気をくれていることは確かだ。最近は私の調子が悪いと解るみたいで、横になっていると、そっと背中をくっつけて横に寝たり、顔や耳をペロペロしに来たりする。もう４歳なのに、いつまでも子どもっぽいワンコだと思っていたけど、少しはおとなになったのかと思うし、本当にかわいい。スマホになってからアプリで書いていたのに、何と今朝アプリを開こうとしたら全然ダメだった。12月14日でアプリが中止になっていたのだった。今はウェブサイトで書いているけど、微妙に違う。以前のようにPCを使えば問題ないのかも。

  2021年12月16日

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• いも

  夕方のワンコ散歩では、毎日、神社へ行く。 行くのはお参りの為ではなくて、ちよが行きたがるから。 神社の神主さんが、ボール投げをしてくれて、それを走って取って来ては、 また投げてもらって、ダッシュして取って来るのを何回も繰り返している。 この遊びが大好きなのだが、ここには他のワンコも来ていて、犬も人もすっかり友達になっている。 ちよがボール遊びを出来るのは、他の友達ワンコが居ない時だけだ。 なぜかと言うと、ボール好きなワンコ達で大騒ぎになるからなのだけど、 他のワンコも一匹だけの時は、やってもらっているのかは不明だ。 ボール遊びが出来ない時、ちよは、ちょっと残念そうにしているけど、 顔馴染みのワンコ達と挨拶したり、遊んだり、オヤツ大会をしたりするのも楽しいらしい。 アレルギーがあるちよは、鶏肉や乳製品が原料のものは食べられないので、 オヤツは、ちよのドッグフードか、さつまいもを茹でたり揚げたりしたのを持って行っていた。 そうしたら去年、さつまいもの収穫期である今頃に、 みんなから「うちで出来たさつまいもをちよちゃんに」とお裾分けが来た。 「そうか、畑はないけど庭で育ててみたらいいかも」と思って、 今年の６月始めにホームセンターで苗を見つけたので、３つだけ買って植えてみた。 夏の水やりだけはしていたが、土も改良しないし肥料もやってなくて、完全放置していた。 「気まぐれで植えたのだから、一つでも成れば良いだろう。」との考えだった。 １１月になっても葉っぱが青々していたので、いつ掘ろうかと思っていたら、 やっと、黄色や赤の葉っぱになってきたので、掘ってみた。 結果は、普通のサイズが１０個くらいと小さいのが２０個くらい採れた。 小さくても、ちよのオヤツにはなるから嬉しいけど、 あまりに小さいから、神社のワンコ友達には恥ずかしくて言えない。 来年は上手くいくように、育て方を調べて再挑戦だ。

  2021年12月07日

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• ８分の1

  11月18日から始まった術後補助化学療法は、飲み薬と注射薬を組み合わせて行うもので、 初日に病院で注射薬を点滴して、飲み薬はその日の夕食後から始めて、朝夕に2週間飲み続けたら1週間休む。 これを一つのコースとして、全部で8回繰り返すというもの。 今日は、この１コースの飲み薬が終わった。 これから一週間は休薬日だから、何の心配もなく過ごせる。 副作用については事前にきちんと説明を受けていたが、 初日の注射薬の点滴をしてもらい家に帰ったら、早速副作用が始まり驚いた。 暑かったのでアイスクリームを食べ始めたのだが、だんだん味が分からなくなり舌が痺れるような感じになり、 半分食べたところで食べられなくなってしまった。 また、夕方のちよ散歩にでかけたら、手足の先がピリピリして痛いほどになった。 （でも、ちよは几帳面だから、いつもの通りのコースを歩いて帰った） これは末梢神経障害というらしいが、冷たいものに触ると起こることがわかったので、 手洗いや洗い物はお湯で、冷蔵庫の物は軍手をつけて出し、 極力体が冷えないように気をつけた。 他に、だるさと眠気もあった。 これらの症状は数日続いたが一週間くらいで治って、2週目はほとんど普段と変わらなかった。 それなら、2週目と休薬の3週目は変わらないようにも思えるけど、 飲み忘れしないように気をつける必要もなく暮らせるのは、ストレスがなくて良い。 「とりあえず、８分の１が終わった。あと７コースだ。」と思うだけでも気分が違ってて、 久しぶりに書道用具を出して、かなの稽古を楽しんだ。 やっぱり、字を書いていると心が落ち着く。

  2021年12月02日

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• 丸くなってきた

  最近気づいたけど、背中が丸くなってきている。 人間の中身が丸くなったのならいいけど、背中は困る。 手術して丁度2か月が来て、お腹の痛みはなくなったのに、 痛くてついつい背中が丸くなっていたのが癖になったのかも知れない。 腹筋背筋がなくなってしまったから、筋トレしたいところだけど、 腹筋運動はあまりストーマに良くないような気がしてできない。 水泳を休んでいるから体幹を意識することもなくて、 くにゃくにゃになったのかとも思う。 外出を控えているから、座っている事が多くて、 つい脱力して背中がまあるくなってしまう。 それで背筋を伸ばして座ろうと思ってはいるけど、 腹筋背筋が弱っているから持続するのが難しい。 と、原因は幾つか考えられるけど、何とかしないと、 そのうち体が直角に曲がってしまわないかと心配だ。 背中がまっすぐ伸びる方法があるのかなぁ。 とりあえず、時々壁に背中を張り付けてまっすぐ立つことにした。 あと、ストレッチポールの上に数分寝て、腕も足も伸ばしている。 これはとても気持ちがいい。

  2021年11月29日

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• 暖かい日

  ガンと分かってもショックとか不安とかは無かった。 むしろ「まあ、年齢的にあっても当然ね。」と言う感じだった。 そして、娘達が困らないように、猛烈に自分の物の片付けをした。 最初は手術する気もなく、「このまま持っています」と先生に話したのだが 「はい、そうですか」と先生方が言う訳はなく説得された。 年齢の近い放射線科の先生は、私の気持ちを理解した上での説得だったので、手術をすることにした。 楽しい事ではないから病気のことはずっと書かないでいたし、 診断を聞いてからは、検査続きと、放射線や抗がん剤治療での通院と、 病院通いが忙しいし、副作用で体調が悪かったので、 このブログも閉じようかと思っていた。 それでも時々は書いたりしたが、2か月もお休みしたら誰も見てないと思っていた。 ところが、一昨日、何となく入院したことを書いたら、 昨日友達から心配のメールが届いた。 それがとても暖かくて嬉しかった。 その暖かさを持って出かけた先で、久しく会わなかった近所の人に偶然会ったのだけど、 「元気だった？」と心配そうに聞かれ 「実は大学病院の玄関でスーツケースを持ってるところを見かけたの」と言われた。 ちょうど入院した日だったのだ。 私は、特に、近所の人に色々聞かれるのは面倒だから、 誰にも病気のことは話してなかったが、 その人の暖かさが伝わって来たので、春からの経過を話したら、 「大丈夫、私なんか３回も手術したのよ。それも転移して全部別の場所。 大学病院で検査してもらってれば大丈夫よ！」と励ましてくれた。 そして、「人から伝え聞いたと言って何か言われるのは良い気分がしないから、 私は他には言わないからね。」と言うのだ。 その人の気持ちに寄り添う話し方で、また暖かい気持ちになった。 人柄って見えるものだなぁ。とつくづく思う。

  2021年11月26日

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