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maymaychu

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番外編「アメリカの田舎で思ったこと」

寒さと時差ボケ、その他もろもろの事情から、結局、ミシシッピリバーでのクルーズをせずにセントルイスを発ってしまった。ダーのトレーニング先の病院の人達とディナーをする機会があった。驚いたのが、意外にも生まれてから一度もアメリカを出たことが無い人やセントルイスで生まれセントルイスで育ち、セントルイスで働いている人が多いことだった。

どこの国にも当てはまることだけど、人には2種類の人がいる。所謂、いつでも欲しい情報や物にアクセスすることができる都会で育った「シティー派」とそういった情報や物へのアクセスに半日もしくは数日、時には1週間をかけることに慣れている「カントリー派」。

アメリカというと人種の坩堝であるNYやロスアンジェルスなど都会を思い浮かべ、ハリウッドやテレビドラマ「SEX & THE CITY」を連想し常に新しいカルチャーや物を受け入れる都会をイメージしがちな私であったけれど、今回のセントルイスでの滞在は私が今まで描いていたアメリカのイメージを一掃したと言っても過言ではない。

今秋の大統領選の際にブッシュ派とケリー派が明らかにケリー「シティー派」とブッシュ「カントリー派」(これはあくまでも私の見解)に分かれたことも記憶に新しい。ニュージーランドの大学で受けた倫理の教授がハーバード出身のアメリカ人女性であった。彼女がやたらとブッシュを田舎者で視野が狭いと批判していたのが印象に残っていて、なぜ彼女がそういう風に感じるのか、アメリカの田舎を知らない外国人として不思議に感じたのだが、今回の旅行で何となくわかる気がした。

私自身、かつては「香港は自然が無い!人が多すぎる!環境汚染!私はもっと田舎が好き!」と文句ばかりたれていたが、ニュージーランドに滞在後、所詮自分は田舎に住めない人間だということがよくわかって戻ってきた。よって、バリバリ働ける間の若いうちには都会でがんばっていきたいと思っている。


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