あーちゃん頑張るよ…

別居の話を旦那にする度、
「そんなにひこやきぬと一緒にいるのが嫌なのかよ！」
と言われる。

その都度、私は
「違う。この家に居たくないの」
と答える。

しかし旦那は理解してはくれていないようだ。
どう考えても、私が『ひこやきぬと一緒にいるのが嫌』としか思えないらしい。

うー…ん。
すぐに義母に逃げ込む状態にある『ひこやきぬと一緒にいるのが嫌』ではあるけれど。
『ひこやきぬと一緒にいるのが嫌』では無い。
数年後、今の状態で育った二人が思春期に突入してしまえば、
『ひこやきぬと一緒にいるのが嫌』になるだろうが。

この辺の話を旦那とする精神的余裕が、無い。
私に、では無く旦那に。


そもそも、旦那家と私家では、子育てに関する考え方が正反対といって良い程違う。

旦那家
・子供は何時まで経っても子供。子供を助けるのは親の役目。
・子供に家の事をさせる気は無い。子供の世話を焼くのは母親の仕事。
・子供に不満を持たせてはいけない。子供がひねくれるから。
(三番目については、孫が出来てから付け足された模様)

私家
・子供は何れ巣立つもの。巣立った後は関知しない。
・将来、巣立つ時の為に、何でも一人で対処出来るように
　家事全般、対外交渉は早めに経験させる。
・世の中上手く行かない事だらけ。不満を我慢させる事は必要。

…核家族ならともかく、旦那の両親と同居って環境で、
これだけ価値観が違っちゃ上手く行く筈無いよね。

旦那だけなら、話し合う気にもなれるし、価値観の相違を調整する事も出来る。
でも、義両親に対してそんな気にはなれない。

しかし。
困った事に、私の精神的土壌が、旦那家色に染まった『我が子』(←継子)を許容できない。

旦那家の育て方だって、メリットはある。
・素直な子になる。
・明るい子になる。
でも、これは何でも他人にやってもらい、挫折を経験する事が著しく少ないから。
挫折に直面すると、途端に上記の美点はなりを潜めてしまう。
その程度の弱い美点を得る為に依存心を高め、我侭な性格を作ってしまうのなら、
そんなもの要らない。

だから、旦那や他人に
「継子達は素直で明るくて、良い子じゃない」
と言われる度に、その為に失った私にとって重要と思う美徳を想い、
嫌な気持ちになる。

私家の育て方だって、デメリットはある。
・攻撃的な性格になる。
・気が利かない(自分勝手？)子になる
何でも自分で。他人を頼らないで。
その意識が、挫折した時に過剰な自己防衛を招くし、
自分の事は自分でやる。もちろん他人も。だから、他人の事までやる必要なし。
という意識が、他人の為に、他人を助けよう、という意識を希薄にさせる。
部活のマネージャーなんて、絶対無理な性格。

継子達に対して、あれこれと世話を焼く気になれない理由も、この辺が大きいと思う。

能力的に無理なら仕方が無いけど、そうじゃないでしょ？
大変でも自分でやれ。甘ったれんな！

こんな感じ。

でも、おかげで一人暮らしの時、色々なトラブルはあったけど、自分で考え、処理できた。
身の回りの世話だって、上手くはなかったけどきっちりやった。

一人暮らしを始めたら、半年と持たずに体を壊して強制帰還となった旦那とは違う。


今年の初め、継子達も連れての別居の話になった時、義父は私に言った。
「○○(←旦那)は、独り立ち出来るような能力は無いんだよ。
　私達が助けてやらないと。ジャンガリアンちゃんには迷惑かけるけど、
　そんな訳だから、別居は無理だよ」

旦那が聞いたら、噴飯モノだろう。

って言うか、そんな人間に育てた自覚があるなら、
継子達の育て方、ちっと考え直せ！！
旦那の時以上に甘やかしてどうする積もりだ！！！

別居したい理由は、
・今のままだと、継子の将来に独り立ちの希望を持てない。
・独り立ち出来ない継子の面倒を見る積もりは微塵も無いので、その意思表示。
・義母が継子成人前に継子の世話が出来なくなったとして。その尻拭いは無理だから。
・実子が継子に染まると嫌だから。
　↑この家にいる限り、継子の育て直しなんて無理だもん。

義母は、
「継子達は私が育てる！大丈夫！この子達が成人する迄私は元気だから！」
と言って、強引に手出しをし、継子を自分の元に戻した。
旦那や義父もそれを許容した。

きぬが成人した時、義母、80前後ですぜ…。
無責任な発言としか思えない…。

でも、血の繋がった親族達がそう言うのだから、私はもう知らないよ。

取り敢えず、自分と実子を守る為、離婚も辞さない覚悟で別居するよ。