カテゴリ:私の乳がん
全摘出の手術を受けることになってから、娘たちには、私のこの状況をどんな風に話したらいいか随分考えました。まだ8歳と5歳です。ショックを与えすぎてもいけないし、かといって隠すのもおかしい。病気が病気なだけに、再発転移もありえることなので、長引いたり、あるいは最悪死んでしまうかもしれない、だからこそ、隠したりせずにちゃんと病気だということは伝えよう。そう決めました。でも少し、私たちなりのユーモアというか、脚色はして、話すことにしたのです。
「ママはおっぱいの中にいぼみたいなポツポツが沢山できてしまったから、とってしまわないといけないんだけど、とっても小さいものが沢山あるから、一つ一つとることはできないの。だから、おっぱいのお山ごととらなくちゃいけないんだよ。」 「ええ!!おっぱいってとれるんだ~!!」5歳の娘。 「ばかだねえ、パコッてとれるんじゃなくて、手術してとっちゃうから痛いんだよね、ママ。なくなっちゃったらどうするの?」8歳の娘。 「大丈夫、また手術しておっぱい作る(再建手術)こともできるし・・・」とパパ。 「ええええ!!2回も手術するの~??」不安そうな二人。 「それで、いつママは死んじゃうの?」5歳の娘は極端です。 「悪いポツポツはとってしまえば、死んでしまうことは絶対にないし、おっぱいつくる手術はしなくてもいいんだよ。ひょっとしたら、あなたたちのおっぱいが大きくなるころにママのも一緒に生えてくるかもしれないもんね。」 「そっか~よかった~はえてくるんだあ♪」 退院してきてからしばらくはお風呂はパパが入れてくれていました。でも、パパはもともと帰りの遅い仕事をしているので、いづれは私が一緒に入らなければならないことはわかっていたので、いつ、どんな風に傷口を見せるか、次の課題でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.04 10:37:20
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