散策
お天気も良いので、娘に頼まれていた手紙を投函ついでに、あてもなく散策。風は冷たいけれど、澄みきった空。途中で見つけた西谷製菓さんで、ラムケーキとレモンケーキを購入。お店のまえを通りかかった時、白衣を着た70歳はすぎているだろう店主さんが片付けをしていた。その後ろ姿に何か惹かれるものがあり、引き返しお店に入った。店先から奥にみえる厨房は、整理されていて、オーブンの取っ手に白いエプロンが一枚掛かっていた。丁寧に仕事されていることが伝わる。ラムケーキはカステラのような生地に、刻んだレーズン、胡桃が入っていて、ラム酒で風味つけたような味わい。あの店主の姿を思いだして食べると、よりおいしく感じた。また、ふらりと行ってみよう。その後、素敵な事もあり、それはまたのちほど。私をそうさせたように、彼女の微笑む顔が目に浮かぶ。昭和レトロな散策をしてみて気がついた。「わたしは古くてシンプルなものが好き」