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カテゴリ:酔いどれ貴族
昨日に続き、今日も朝から病院にきました。 事前にまた先生と打ち合わせをして、 病室で、 母に全てを伝えてもらいました。 これまで肺への転移は知っていて、 薬のどの組み合わせでも小さくはならず、 少しずつ大きくなっているのは理解していました。 実は肝臓にもガンがある、 ということは、今までは私たち兄弟だけに知らされていて、 母は、今日ははじめて知りました。 先生はレントゲンを見せず、口頭で説明しました。 積極的な治療はもうできない。 もうあまり母を直視できず、 はっきりとは覚えていませんが、 母はボロボロと泣き出し、 私たちも涙がこみあげてきて 上を向いたりしました。 ホスピスを紹介してくれるスタッフがすぐにきてくれて、 悲しみに暮れる間もなく、 現実的な話になってきました。 どこの?空きは?費用は?保険は?荷物は?今の部屋はどうする? 徐々に母と私たちは もう自宅へは帰らない という生活を想像しはじめました。 気持ちが疲れたであろう母を少し寝かせました。 お昼は、 早速、南方面にあるホスピスを見学に行こうと 兄弟で出かけ、基山にある「十吉」というお店に立ち寄り、 初めて入って食べたけれどすごく絶品! アツアツの鉄板に、見た目に反して超とろっとろのピリカラ軟骨! めちゃめちゃ美味しくて、こんな悲しいのに驚きでした! そんな食レポをやっている場合ではないけれど、 兄弟でワーワーやってないと やってられない感じでした。 午後は、 ばーちゃん応援団も呼んで、 お菓子を食べたり、賑やかにしました。 忙しくするとしっかりするけれど、 これが帰ったあとなんかにズドーンと来るだろうと思います。 治療することを、家に帰ることを、自由に出かけることを あきらめるのですから。 向き合うのがつらすぎます。 夜は、ママ実家でお正月のやり直しというか新年会。 我が家が風邪でお正月に参加できなかったのでお呼ばれしました。 気持ちがバラッバラなんですけどね、 パパだけ休むってこともできたのですが、 いつか誰かにサヨナラが来るのであれば、 こういう集まりもものすごく貴重に思えて、 そう思うからこそ、 集まるってことにこだわって来ました。 ちょうど余市があったので、 かのスモーキフレーバーとやらを試して 自分なりのペースで楽しめました。 そう考えると集まってるなぁ、最近。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.03 15:33:40
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