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今年の2月、15年来の友人が亡くなった。
白血病で戦った上での死だった。 まさか死なれるとは夢にも思っていなかった。 彼女が亡くなる前に、ウワサ好きのおばさんが あることないこと私と彼女に言ってくれたおかげで (最近になってわかったことだが。。。) 連絡をとっていない、けんか状態だった。 で、亡くなったと突然聞いて 半信半疑の状態で葬儀場へ行った。 買ったばかりの新しい、初めての喪服を着て。。。 写真があった。「会ってやって」といわれて 棺桶の中にいる彼女の顔も見た。 それでも信じられなかった。 それまで会社関係等でお葬式に何度か出たことがあったが、 いつもとなりには彼女がいた。 いつもお焼香の仕方をふたりで顔を見合わせ ちょっと笑ったりなんかして。。。 「いつまでたってもダメだねー」とか言い合っていた。 今度はひとりだった。。。2回だっけ?3回だっけ? そう話していた彼女のためのお焼香だった。 ろくにできなかった。とにかく泣けてきて泣けてきて 白血病って恐ろしい病気なんだ、と。。。 くやしかった。仲直り、今度の入院が終わったら ちゃんと誤解を解いて。。。そう思っていた。 いつだったか、一緒に占いにいった時、 「ブルドーザーのような破壊力で人生の困難をなぎ倒していく強運の人」 と彼女は言われて笑っていた。 1度、ふたりで泣きながらけんかしたこともあった。 彼女は本当に強い人だった。見た目はかわいいのにね、と よく言っていた。私と中身が入れ替わればちょうどいい、とも。 見た目にコンプレックスのある私に、 そんなことはない、と言ってくれた。 芸能界に憧れている私に、絶対に行けるから 早く行動を起こせ、と言い続けてくれていた。 初めての公演の時、病床から「ほら、私の言った通りになった」と 「力みすぎたらダメになるからそのままで」と 「やっと夢がかなってよかった」と言ってくれた。。。 世界の中心で愛を叫ぶ、も白血病をテーマにしていましたが、 彼女いわく「あんなファンシーじゃないよー!」だそうです。 経験談を笑いながらいろいろ話してくれました。 そんな彼女でした。だから白血病に対するイメージが 恐ろしくは感じなかったのだと思います。 思い出せばきりがない。 おおげさかもしれないけれど 毎日思い出さない日はない。 後悔先に立たず。。。仲直りしたかったな。。。 弱っている時ほど思い出します。。。 そんな私を、気の強い彼女は怒っていそう。 あきれて笑っているかも知れません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月07日 07時40分17秒
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