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がんばらないけど、あきらめない。

がんばらないけど、あきらめない。

レモンバーム

土と場所・・日当たり、水はけ、水もちのよい肥沃な土地で直まきする。 根はりがよくどんどん広がるので、区切りの枠を作りましょう。

植付け・・2~3週間かかります。夏は水ぎれしないように注意します。

施肥・・春と秋に1回ずつこけい発酵油かすをやる
※水はけのよい土で乾燥気味に育てる耐寒性があり畑でも育てれる
※生育旺盛、挿し芽で簡単に育てられる、過湿に注意。

繁殖・・真夏、真冬以外であれば、株分け、挿し木とも簡単である。挿し木は5~10cmの枝先の下葉を取り除き、バーミキュライトや水に挿し木をすると、10日程度で発根してくる

必要な分だけ茎ごと収穫します、2年目からは、初夏に開花しますので直前に切り取れば香り高いドライフラワーになります。

料理・・ドライはティーに、生の葉は刻んでサラダや各種のソース、ソーセージ、オムレツなどの卵料理の風味づけに。

※乾燥させる場合60℃以上の高温になると、香りが抜け葉の色が変色するので注意




 葉に強いレモンに似た芳香を持つレモンバームは、ハーブティーとして利用される代表的なハーブです。学名のMelissaは、ギリシャ語で「蜂蜜」のことでギリシャ神話のメリッサの名に由来します。晩夏には白色又は、黄色の小さい花をつけます。地中海沿岸地方で2000年にわたって蜜源植物として栽培された歴史があり、果樹園の周りによく植えられていました。

【効用】 ハーブティーは、鎮静、強壮作用、発汗、利尿効果等があります。又、軽い胃の障害、吐き気、頭痛等にも有用で、不眠症にも効果があるといわれています。ハーブバスはリラックス効果が高く、生葉は抗ウィルス作用があり、虫刺されの痛みを和らげ治りえお早めます。

【利用法】 最も芳香の強い、開花し始めに収穫します。生葉、又は乾燥させてハーブティーとする他サラダや各種ソース、ソーセージ、オムレツ等の卵料理の風味づけに利用します。あらゆる果物と相性がよく、ゼリー、シャーベット、フルーツジュース、アイスティーに生葉を一枚浮かべるとよいでしょう。リキュールの重要な成分で、ワイン、オイル、ビネガーの香りづけにも。収穫量が多い時は、ハーブバスもお楽しみの一つです。

【栽培方法】 播種、株分け、挿し木のどれでも殖やす事ができます。明るい日陰を好み、土壌には有機質を多めに鋤き込んでやると良いでしょう。冬、地上部は枯死するので刈り取ります。高温多湿にも強いが、葉が黄化する病気が出易くなるので、摘心して茂り過ぎを防ぎます。
 園芸品種に、黄金色の斑が美しいゴールデンレモンバームがあり、同様の利用ができます。


レモンバームの葉は、とてもレモンに似た香りがします。事実、メリッサ油とレモン油はよく似ています。植物学的にいえば、この二つの植物は無関係です。似た香りでも、レモンバームのほうがレモンに比べてより繊細で、きわめてユニークな芳香を放ちます。

 レモンバームは別名、「メリッサ」とも言いますが、この名前はミツバチということを意味するギリシャ語からきたものです。ミツバチはこのメリッサの花が蜂蜜を作るのに特に好都合らしく、この植物の香りに引き寄せられます。「バーム」という名は、バルサム(香膏の意)を縮めたものですが、これは最初にこう名づけられて依頼、この植物がその香りでずっと知られてきたことを示しています。

 レモンバームは最も古くから使われていた薬草のひとつで、パラケルススはこれを非常に尊重して「生命のエリキシル」と呼び、これを炭酸カリウムと合わせて「プリムム・エンス・メリッサエ」として知られる合剤を作りました。レモンバームのエッセンスは、17世紀末以来、医療に用いられています。


  効果
 
 かつてこのハーブは、人間より長生きすると考えられていました。13世紀、グラモーガン公ウェリンは、いつもレモンバームのハーブティーを愛飲していたおかげで、108歳まで長生きし、サイデナム在住のジョン・ハシーという男は、毎朝このハーブティーにハチミツをたらして飲むこと50年、116歳まで生きたといいます。

 昔の薬草専門家はみな、うつ病の薬剤として、また脳と神経との強化剤としてのレモンバームの薬効を賞揚しました。

 「これは脳と神経のあらゆる障害に有効で、心臓を元気付け、失神 ・うつ病・心気症とヒステリーの諸傷害を防止し、化膿を防ぎ、また、 悪性で感染症のある病気にも有益である。」

 メリッサの精油葉、刺激作用よりも強壮作用を発揮し、心臓を、そして神経系統・消化器系統および子宮を強壮にする効果があります。 これは気分を鎮静させ、心を穏やかにし、抑うつ症を好転させます。呼吸と脈拍を緩慢にし、血圧を下げ、平滑筋の痙攣を静める力もあります。

 熱が出た場合には、レモンバーム油は緩和な発汗作用を示し、冷却効果をあらわします。ですからこれは、風邪と流感に役立ちます。またここで有益なのは、これが気管支の痙攣を静める効果を発揮してくれることです。このために、これが喘息にも、また気管支炎にも有効性を示すのです。

 精油成分はシトロネラール、シトラール、ゲラニアールです。



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