カテゴリ:小説
愛は呪いになりうる。
すべて愛情は善悪の彼岸に生じるという、ニーチェの言葉を借りるまでもなく。 それでもなお、心は愛を求める。それは心が束縛を求めているということだ。 では逆に、架せられた呪縛が愛に変わることはありえないだろうか。 そんなことを思いながら書き進めるうち、わたしの言いたいことは本当はもっと単純だということが分かってきた。 「どんな重荷を背負っていても、人は幸福になれるのではないか」 わたしの心に根づく、一つの大きなテーマなのかもしれない。 安曇まつゆき 「竜神の淵・天女の淵」 昭和の山間部を舞台とした中編小説です(18076文字・原稿用紙50枚程度)。 ご意見・ご感想、お待ちしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 22, 2007 01:22:29 AM
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