MBAから得た学び 中間管理職がリーダーシップを発揮するには?出世するには?考えてみた
MBAでの学びはファイナンスやアカウンティングなどの知識のみならず組織をどう動かすか変革していくか自分をどう成長させるか他人をどう動かすか=多動力と、多岐にわたります。そして、知識を得ても頭でっかちになってしまっては、机上の空論を言ってくる実行力のない口先だけの上司になってしまうかもしれません。実行力、牽引力、リーダーシップ・・本日のテーマはリーダーシップです。自分のリーダーシップを振り返ります。私は損害保険会社勤務の中間管理職です。同じ立場の人、中間管理職にあーだこーだ言われる部下の皆さまそのような中管理職の指導に手を焼いている上位管理職の皆様の参考になれば幸いです。はじめにビジネスにおいて成功を収める上では、いかにして他人との良好な関係を構築していけるかを考えることは重要です。そして、主体的に他人を巻き込み、惹きつけて、影響を及ぼすことが求められる、つまりはリーダーシップが必要である。リーダーは先天的にリーダーとして生まれるのか、それとも後天的に環境や努力によってリーダーになるのかの議論があります。私は、後者の後天的なものでありと考える。 十人十色で定義されるリーダー/リーダーシップを正しく自分の中で定義をして、自身のビジネスにも適合させることが成長をもたらしまた成功につながると考えています。 それでは、以下の5つの質問に答える形式でリーダーについての理解を深めることとします。1. Define what the term, “leadership brand” means to you. We looked at some examples, but create your own to start 5 Questions To Help You Define Your Leadership Brand で紹介されているように、リーダーシップを抽象化させてブランドとして固定させるには、いくつかのポイントがある。あなたがどの分野に精通している人物であるか、あるいはあなたから連想されるキーワードがあるはずである。それらが一貫しているからこそ、彼/彼女はリーダーとなりうるし、他の人に一種のカリスマ性を感じさせ影響を与え、組織を牽引することができる。ひとたびリーダーシップbrandが形成されたら、他者へのメッセージ発信や働きかけが力強くなる。私にとってのリーダーシップbrandは、“誠実Integrity”であると考える。私自身がそうありたいと思い行動しているし、他者からの多面評価でも顕著に誠実さが私の強みとのデータがある。私の勤める会社では年に2回の360度フィードバック(360度多面評価)が行われるのだが、他に重要とされる行動指針(Value)の中でも、誠実さは5点満点中4.5程度のスコアである。他の行動指針(VALUE)が平均4.0ほどであることからも誠実さの評価の高さが際立っている。誠実さについての質問項目は以下のような設問が想定される(年々かわる)・自らの品質を磨いているか?・高い価値観を持って行動しているか?・誠実、親切、公平・公正に利害関係者((Stake Holder)と接しているか?・コンプライアンスにかかわる問題に対しては相手が誰であっても軸のぶれない対応を行っているか? 2. Detail how you define your leadership brand in your current professional or academic role – Who are you as a leader now? What value do you bring? How are you behaving like a leader? 私は損害保険会社の保険金をお支払いするセクションに所属をしています。呼び名は損保各社で違いますが、損害調査部、損害サービス、損サ、SC、サービスセンターと呼ばれる部署です。主な業務は、保険事故の引き受け、損害調査、示談交渉、保険金支払いまでの各プロセスを行う部署で、所長代理のポジションです。損害保険の提供する商品は目に見えないサービスであり、ある意味では保険会社の社員が提供するサービスこそが保険商品とも言えます。保険料は決して安いものではないので、保険契約者からの期待水準は相応に高くなりプロフェッショナルな知識をもってリーダーシップを発揮して顧客の意思決定を助けてくれることを我々に期待しています。誠実さが求められる保険会社の中でも、私の所属する保険金お支払センターは、保険金の不正請求や過剰請求に対しては、厳粛な対応を求められますし、特段の誠実ある対応が必要となる部署です。保険契約者からいただいた保険料を保険金として公平・公正にお支払いをする必要から、私はどの利害関係人に対しても誠実ある対応を取ろうと思い、管下メンバーにも同様に誠実さを求めます。後述しますが、過度に誠実さを追求すると良いことばかりではないのですが、私自身が誠実に模範となる行動をできており、部下はリーダーシップbrandを感じて、私をリーダーと認識していると感じます。 3. Then, tell me a story. Provide an example, or a story, of when you demonstrated behavior that aligned with your brand誠実ある行動はすべての損害保険会社の社員が取っているはずで、私だけが誠実だと目立つことはなかなか難しい。部下が私のbehaviorをみて私の誠実さを感じ取る瞬間は苦情申出の対応時に最も実感できるのではないか。支払い保険金を巡る攻防はなかなか熾烈であり、当社側に非があってお詫びをする場面もあれば、非がなくとも時に因縁をつけられ、執拗な不満表明がなされ、それに適切に対処することが課長代理の私には求められる。苦情事案の対応は、管下メンバーから注目を浴びるものであるし、上司が負担の自身の指導内容とぶれない対応を実践しているかを部下はよく見ている。そのような場面で、苦情を申し出ているお客様はもちろん、部下にも公平・公正な対応と思われる対応を心がけている。ひとつ誠実さを実践したと考えるエピソードを披露すると、わたしは当社対応でご迷惑をおかけしたお客様を訪ねて2時間正座をしてお詫びしたこともあるし、お電話で4時間お詫びをし続けたこともある。そのような状況においても、誠心誠意お詫びはするが保険金を多く払うなどの利益供与と受け取られかねない対応は一切してこなかった。4. In defining and then telling your story, outline two-to-three areas of brand strength and weakness 誠実さに重きを置いて対応することは、軸のぶれない対応を意味するので、どの利害関係人に対しても公平な対応をしていると明言を可能にする。保険と言う商品の性質上、ある保険契約者のみに多く払い別の保険契約者に少なく払うということはできない。支払い基準は保険約款に沿ったものである必要があり、どの利害関係人にも同様に重要事項の説明をしなければいけない。公平な対応が保険会社社員には求められるが、誠実さが一つの判断材料になる。もう一つは、自分にも家族にも自信をもって説明ができる誠実な選択を日々行うことができるので、望まない仕事をするといったストレスをため込まなくてよい。弱点としては、自身に課している誠実さが、会社の求める水準よりも高い場合に、自分と同じ水準を部下に求めると、部下が水準を超えられない可能性がある。仕事へのモチベーションや能力を考えて、一律の運営をするのではなく、一定の柔軟性を認めることがリーダーには必要である。もうひとつの弱点をあげるなら、誠実さは品質を向上させる大きな要素ではあるが、反対に生産性を下げる一因となりうる。誠実ある対応をしている結果、組織の目標を達成できなくてよい、ではリーダーの責任を果たせていない。誠実さを犠牲としないで、生産性を上げる取り組みについて日々考えなければいけない。5. Conclude by outlining where do you want to go as a leader in the future with your brand? What’s the next chapter of your leadership story? 私が損害保険会社に入社したのは、保険という商品をとおして、社会活動を支えるような公共性の高い仕事をしたいからであった。その気持ちはいまでも変わらず、誠実な対応を常に取りたいと思い行動しており、部下にもその思いは発信している。将来的には、誠実さを基礎に据えることは変えないが、一見相反するが、組織目標を達成していける強い組織を作れるリーダーになりたいと思う。誠実な対応で組織の模範となってリーダーシップbrandをますます磨き上げて、信頼を得て周りのメンバーに良い影響力を及ぼしていきたい。組織目標の達成できる組織を作るには、活発なコミュニケーションとフィードバックが欠かせないと思う。業務上の付き合いだけではなく、一人一人の個性や考え方を把握して、個々の良いところを最大化させていきたい。さらには、組織目標達成へと各個人が貢献して、その貢献度を的確にフィードバックして労いを伝えられるようなリーダーになりたい。 (結論)参照: “Leadership Development.” Scribd, Scribd, es.scribd.com/document/285539933/Leadership-Development. Bunker, Kerry A., and Michael Wakefield. “A Question of Leadership.” Leadership in Action, vol. 30, no. 1, 2010, pp. 12–13., doi:10.1002/lia.1320. Rezvani, Selena. “5 Questions To Help You Define Your Leadership Brand.” Forbes, Forbes Magazine, 18 July 2014, www.forbes.com/sites/work-in-progress/2014/07/18/5-questions-to-help-you-define-your-leadership-brand/#4073bda81ec0. “Our Mission, Vision, and Values.” Indonesia Reforestation Project | Mitsui Sumitomo Insurance, www.ms-ins.com/english/company/aboutus/philosophy/. Laughlin, Jim. “Jim Laughlin.” Best Practice Institute Modern Talent Magazine, 27 Nov. 2017, www.bestpracticeinstitute.org/blog/leadership-story-develop-share-often-leadership-development-innovation/. Veettil, Dr Santhosh Koyadan. “High Potential Employees – Building It Right.” IOSR Journal of Business and Management, vol. 18, no. 10, 2016, pp. 01–02., doi:10.9790/487x-1810020102.★プロフィール:MBA損保マン★損害保険会社に勤務しながら、2017年4月からMBAホルダーへの仲間入りを目指して、勉強中。昼はサラリーマン、夜は大学生(!?)「MBA取得中の損保マン」がブログタイトルとしては、正確かもしれません…。★専門分野&興味のある分野★自動車事故の査定が専門分野。損害賠償論、医療知識、硬めの保険についての話題もかみ砕いて不定期で提供。MBA知っトク情報を中心に1日1投稿を続けていたが、2018年9月の北海道地震で断念。今後は、週に1回以上の緩めの投稿を目指す。他に、初心者視点で株式投資/債権などの資産運用全般について調べたこともUP。3歳娘の子育て情報、大好きな北海道&沖縄情報も不定期連載する。★楽天ブログを開設した理由★・楽天とAmazonの比較疲れを発症。楽天一本化(ミニマリスト的発想)を決意・楽天サービスで楽天ブログがあることを発見・楽天ブックスやKOBOを元々よく使っていて、楽天サービス全般を使いこもうと決意・MBAで得た知識(IN PUT)の出力(OUT PUT)の機会創出のために、楽天ブログを開設★個人のスペック★・大学は法律先行(労働法)・国内損保勤務・入社時のTOEICは475点、現在は800点ほどのスコア(Listneing>Reading)★趣味★①:沖縄への家族旅行(年に1回欠かさない★②:北海道(現住所)の観光地・グルメスポット巡り★③:スノーボード、マラソン、ラグビー、野球、プロレス★活用中の楽天サービス★1.楽天カード楽天カード2.楽天ゴールドカード3.楽天トラベル楽天トラベル4.楽天ブックス楽天ブックス5.楽天KOBO楽天Kobo電子書籍ストア6.RAKUTEN POINT SCREEN7.楽天POINT CLUB8.楽天チェック9.LUCKY くじ10.楽天銀行11.楽天WEB検索楽天ウェブ検索12.楽天ブログ13.楽天証券14.楽天モバイル(楽天でんわ)楽天でんわ/楽天モバイル15.楽天GORA楽天GORAブログに関してのコメント大歓迎です。どうぞよろしくお願い致します。★にほんブログ村に参加しています★にほんブログ村