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目指せ勝ち組!MBA社長が語る成功法則

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2005.04.22
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カテゴリ:MBA講座
こんばんは。安部昴冶です。

今日は九州出張先からお届けします。天気がよく、とっても気持ちのいい一日でした。

それでは、今回は企業の業績を総合的に上げるバランス・スコアシートについて解説したいと思います。


【3.1日3分で身につけるMBA講座】

第53回:バランス・スコアカードとは?


レイナ:「タツヤ先輩、うちの会社でコスト削減を声高に叫んでますけど間接
部門が肥大化して、一向にスリム化が進みませんよね。そのせいで財務目標を
掲げたけど、改善や向上にほとんど進展が見られないんですけど何かうまい
解決策はないものですかね?」


タツヤ:「そうだね。現状そのような問題は我が社だけでなく多くの企業が抱
えているんだ。このような場合一つの解決策としてはバランス・スコアカード
の導入が考えられるんだ。」


レイナ:「バランス・スコアカード?」


タツヤ:「そう。バランス・スコアカードっていうのは1992年にアメリカ
でキャプランとノートン両氏によって発表された経営手法で、現在は世界中で
多くの企業が採用しているんだ。今までは売上などの財務諸表の問題は財務
部門が中心となって取り組んでいたんだけど、それを財務ばかりでなく、顧客
や業務プロセス、従業員といった多面的な観点から捉え、総合的に業務を改善
する経営管理手法なんだよ。」


レイナ:「経営を多くの観点から分析するなんてちょっと難しそうね。」


タツヤ:「そうでもないよ。簡単に説明すると、まずバランス・スコアカード
では先程言ったように、財務、顧客、業務プロセス、従業員の学習と成長とい
う4つの観点から捉えるんだ。そして、それぞれにキーとなる指標がを設定
し、それを改善していくというプロセスなんだよ。」


レイナ:「そのキーとなる指標にはどのようなものがあるんですか?」


タツヤ:「うん。ピックアップする指標は企業によって様々だと思うけど、
通常は1つの視点に5個前後の指標をピックアップしてそれに対する目標を
設定するんだよ。たとえば財務の観点からは売上高成長率や営業利益率、
自己資本利益率なんかが挙げられるし、顧客の観点からは顧客満足度や
マーケットシェア、新規顧客獲得数、業務プロセスの観点からは納品リード
タイムや不良品率、新製品導入率、そして学習と成長の観点からは
従業員満足率や離職率などが代表的な指標だね。」


レイナ:「ふーん。通常の企業は売上とか利益に対する追求で終わってしまう
けど、バランス・スコアカードを導入する企業はより幅広い指標をモニターし
て、自社の業績の根本的な改善を図っていくのね。」 


タツヤ:「そうだね。これまでもさっき言った指標というのは個別に会社とし
て把握していたんだけど、バランス・スコアカードではそれらの指標に関連性
を持たせ、バランスを図ることが重要になってくるんだ。」


レイナ:「企業の多面的な方向からバランスを図るからバランス・スコアカー
ドって呼ばれるのか。でもこの4つ観点にはどのような相互関係があるんです
か?」


タツヤ:「うん。バランス・スコアカードではまず従業員の学習と成長の観点
から改善を図るんだ。従業員が成長すれば業務プロセスの指標が改善し、それ
は取りも直さず顧客の満足度の向上に繋がるんだ。そうして顧客が満足すれ
ば、最終的に売上や利益が向上していくという繋がりになっているんだよ。」


レイナ:「そうか。従業員の成長→業務プロセスの改善→顧客満足度の向上→
業績の向上という相互作用が働くのね。」


タツヤ:「そうだね。でも指標を設定する場合は今の逆で財務→顧客→業務プ
ロセス→従業員の学習と成長という順番で行わなきゃいけないから注意が必要
だね。」


レイナ:「まず業績の最終目標を決めてからそれを達成するためには各視点で
どのような目標が必要になるかを落とし込んでいくってことですね。」



+*------------------------------------------------------------------*+

【MBA講座:今回のTake Away】
 

◆バランス・スコアカードとは?
→1992年にアメリカでキャプランとノートン両氏によって発表された経営
手法で、企業の業績を財務、顧客、業務プロセス、学習と成長の視点から
ピックアップした指標をモニターし、総合的に改善するもの。


◆財務の指標
1. 売上高成長率
2. 営業利益率
3. 自己資本利益率


◆顧客の指標
1. 顧客満足度
2. マーケットシェア
3. 新規顧客獲得数


◆業務プロセスの指標
1. 納品リードタイム
2. 不良品率
3. 新製品導入率


◆学習と成長の指標
1. 従業員満足率
2. 離職率


◆各視点の相互関係
従業員の成長→業務プロセスの改善→顧客満足度の向上→財務指標の向上


◆各視点の目標設定のプロセス
財務→顧客→業務プロセス→従業員の学習と成長
+*------------------------------------------------------------------*+

以上は『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』から抜粋しました。1万人以上が受講するまぐまぐで殿堂入りした無料メルマガです。

くわしくはこちらから→ http://www.mag2.com/m/0000108765.html





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最終更新日  2005.04.22 21:06:23
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