2009/08/30(日)02:28
新潟記念 予想
キーンランドC(G3・札幌芝1200)の予想にいきづまってしまったので、新潟記念(G3・新潟芝2000)の予想を先にやってしまおう。
てゆーか、キーンランドCがあまりにも悩ましいため、新潟記念の予想がとてつもなく簡単に思えてしまったのだ。
いや、もちろんそれは「的中するのが簡単」と言ってるのではなく、「予想として結論を導き出すのが簡単」と言っているだけなので勘違いしないでいただきたい!
まず、ここ数週間や土曜の新潟芝を見る限り、新潟芝は「外をまわった馬が有利」なのは明らかだ。
もっともペースによっては内もくるだろうが、ある程度の標準ペースで強い馬が外をまわったら、もう太刀打ちできない気がする。
で、それもふまえての新潟記念の本命だが、ここはもうこの馬でかたいんじゃないの?
エアシェイディ
まず、「16番枠」というスムーズにまわってこれる好枠!
そして、なにより実績が違いすぎる!
G1は、天皇賞・秋(G1・東京芝2000)4着、有馬記念(G1・中山芝2500)3着。
G2でも、AJCC(G2・中山芝2200)2着、中山記念(G2・中山芝1800)5着。
こんな素晴らしい実績を出してきた馬が、このメンバーの中に何頭いるのか
もちろん、このくらいの実績なら「調子・勢い」でひっくり返せるという見方もできる。
ただし、その見方は人気の度合いにもよると思うのだ。
前日オッズでは、2~3番人気であるものの、ダイシンプランと並んで単勝8.1倍!
ちなみに1番人気はアルコセニョーラで6.8倍だ。
おいおいおい、いったいどういうことなんだ、これは
「6ヶ月の休み明け」ということで、体調が万全でないという判断がなされてのこの低評価なのだろうか?
もちろん、この「体調」というやつを見極めることが僕にはイマイチできないため、あくまでも新聞紙面のコメントや調教評価を見ての推測になるのだが・・・。
陣営のコメントでは「納得の仕上がり」とあり、調教欄も「攻め十分」とある。
また、中間情報ではこういうコメントもあるようだ。
「函館記念(G3・札幌芝2000)をやめた理由? 体調が戻り切っていなかったから。無理をしたら、おかしくなるだろうと思ってね」
「今は大丈夫。昔のシェイディに戻っている」
(23日に、美浦北ダートコースで6ハロンから併せ馬を行い、ビッシリと追って80秒0を刻んだことに対して)
「それだけできるのは、変わってきたということ。段階を踏みながらやってきたら間に合った」
これらのコメントから推測するに、いわゆる「叩いてから」みたいな、全く勝負にならない感じは受けない。
むしろ勝負になるデキになるまで待ったとでもいうのか・・・。
そもそもエアシェイディほどの馬なら、9/27オールカマー(G2・中山芝2200)や10/11毎日王冠(G2・東京芝1800)で始動したっていいわけだろう。
新潟記念あたりのローカルハンデ戦にでてくるということのほうが不自然というものだ。
そういう意味で、「何が何でも新潟記念を使いたかった」とは考えにくいため、ここはある程度勝負になると判断しての出走と考えたい
「58キロ」はトップハンデではあるが、自身は全く苦にしないのであくまで他馬との比較ということになるが、有力馬と1~2キロ差であれば全く影響ないと考えよう。
あとは新潟の高速馬場だが、天皇賞・秋の走破タイムが1分57秒3なので、ペースの影響はあろうが少々の高速馬場も問題ないだろう。
この時の対戦相手がダイワスカーレット、ウォッカ、カンパニー。
また、有馬記念で僅差の4着にくだしたのが、今年の宝塚記念(G1・阪神芝2200)を勝ったドリームジャーニーだ!
力さえ出し切れればエアシェディがダントツなのは明らかと判断し、ここはエアシェイディ本命はもはや揺らぐことはない
というわけで、3連単エアシェイディ1着固定は決定・・・と。
で、素直に相手探しに入ろう。
あくまで日曜が「外有利」という前提にはなるが、そうであるなら絞りやすい。
メンバーを見る限りハナ~先行馬が非常に少ないので、常識的には「Sペースのヨーイドン」になるのではないだろうか?
なので一見、先行馬を買いたくなる。
しかし、外がのびるのであれば、「その先行馬より外からくる差し馬」のほうが有利ともとれるわけで、安易に先行馬を買いづらい・・・。
さあどうしようか?
で、ここで人気に注目してみると、6番サンライズベガ、12番デストラメンテがそれぞれ単勝約8倍で4、5番人気。
これらはハナ~先行馬なので、一応マークは受けることになりそうだ。
そして、サマー2000シリーズの筆頭として3番ダンスアジョイがもっと人気になると僕はふんでいたのだが、それが前日では単勝10倍の6番人気!
なんでこうなるのだろうか・・・
つまり、こういう極端にSペースが見込まれる場合、ファンの心理もジョッキーの心理も意外と「前」を警戒する可能性もあることの表れなんだろう。
このオッズがすでにそれを証明してるとさえ言える。
また、この新潟芝2000を最も得意としている馬にオースミグラスワンがいるが、あの馬なんてここ新潟であれば、最後方にいても大外から全馬をぶったぎってしまうことができる。
要は、位置取りよりも、「Sペースのヨーイドン向きの瞬発力」に秀でた馬をそのまま買ったほうがいいような気もする。
特に、外がのびるのであれば、それはもう「外枠」の「差馬~追込馬」。
あるいは、内枠であっても「追込馬」ならタイミング次第で外をまわせるだろう。
そういう馬で、能力もある馬は・・・。
18番エリモハリアー(追込)
17番トウショウシロッコ(先行)
11番アルコセニョーラ(追込)
10番ダイシンプラン(差し)
9番スノークラッシャー(差し)
3番ダンスアジョイ(追込)
1番マルカシェンク(追込)
また、これ以外にも新潟を得意とする馬は警戒したいので、この馬も追加しておこう。
12番デストラメンテ(新潟芝:3.1.0.0)
これで相手を8頭に絞れたわけだが・・・。
この中で、前走ものすごくインパクトを受けた馬が何頭かいるので、それをピックアップしてみよう。
トウショウシロッコ
まず、マイナス20キロでの七夕賞(G3・福島芝2000)4着(0秒1差)は驚きだ。
陣営は「冬場が太かったのでこのくらいがちょうどいい」とか言ってるようだが、好走時は「474~490キロ」なわけだから、前走の「470キロ」がベスト体重とはどうも思えないのだが・・・。
七夕賞はアルコセニョーラ、ホッコーパドゥシャとは接戦だったが、叩いたここはトウショウシロッコのほうが上ともいえるんじゃないだろうか?
昨年の新潟記念3着馬なわけだし、少なくとも上記の相手候補でも能力上位は確定していると言える。
ただし、ホッコーパドゥシャはともかく、アルコセニョーラは昨年の新潟記念でトウショウシロッコを負かしてる新潟巧者だから、即逆転とは言えないな・・・。
エリモハリアー
前走、小倉記念(G3・小倉芝2000)5着(0秒1差)はハッキリ言って信じがたい!
すでに9歳のエリモハリアーがここまで接戦したのだから。
それも勝ったダンスアジョイが最内を通ったのに対し、エリモハリアーは大外をまわったのだから、内容的にはこっちが上とも言えなくもない。
函館記念を3連覇した「函館巧者」ではあるが、もはやここ新潟芝でも侮れないだろう。
新潟の高速馬場は向かないはずだし、Sペースのヨーイドンなど向くはずがない。
しかし、18番枠だけは最大の強みだ!
追込馬であるエリモハリアーにとっては最高に乗りやすい枠だし、また他の追込馬を内に閉じ込めることができる場合もある。
そして、なによりももはや「常識」ではかってはいけない馬のような気がするのだ、エリモハリアーは
小倉記念も僕は「前残り」を予想していたが、実際は追込がゴッソリなだれ込んでくる展開となったのは我が記憶に新しい。
そしてそのときの反省時にはこうも自ら書いている。
「どんな展開になったら小倉記念で9000倍がとれるだろうか」と、うま味的に自分の都合のいいように、レースの展開を決めつけてしまうのだ!
これを考えると、現時点で13番人気であるエリモハリアーがくるように決めてしまう「前崩れの展開」を傲慢に想像してしまうのも、今回の場合悪くはないだろう。
もちろんそうでない場合も考えるが、「外が有利」なのであれば前が崩れなくとも外がのびることで「前崩れ」のように見えることある。
そういう意味で、十分ありうるケースとして考えることにしよう、エリモハリアー。
これら2頭意外は驚くほどのインパクトはない。
なので、こう買おう
トウショウシロッコが2着の場合
3着馬は、残りの相手7頭。
トウショウシロッコが3着の場合
トウショウシロッコに勝つ可能性のある馬を外差し馬に限定する。
該当馬は、以下の5頭。
マルカシェンク
ダンスアジョイ
スノークラッシャー
アルコセニョーラ
エリモハリアー
なお、上記5頭はトウショウシロッコが「前崩れ」でとんだ場合を想定して、3連単2~3着相手BOX(20点)として買う。
また、エリモハリアーを2~3着軸とした場合も2、3着馬は相手7頭流し。
3連単:エアシェイディ(1着固定)→ 相手5頭BOX(20点)
3連単:エアシェイディ(1着固定)→ エリモハリアー(2、3着軸)
→相手7頭(14点)
3連単:エアシェイディ(1着固定)→ トウショウシロッコ(2着軸)
→相手7頭(7点)
3連単:エアシェイディ(1着固定)→ トウショウシロッコ(3着軸)
→相手5頭(5点)
(※3連単計46点)
まあ、まったく的中していない夏競馬だけに、ここはあまり自信はにゃい
なので小額で勝負といこうかな