F22、15FXの二段構え 防衛省、次期主力戦闘機
共同通信 2007年04月22日
防衛省が航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定で、米国の最新鋭ステルス戦闘機F22Aと、F15を改良したF15FXの2機種に絞り、二段構えの調達を想定していることが分かった。複数の日米関係筋が21日、明らかにした。2009年度から順次購入を進める方針で、総額は1兆円規模に上る見通し。08年春までの最終選定に向け調整を本格化させる。
次期主力戦闘機はこれまでの検討で、レーダーに捕捉されにくい高度のステルス性と超音速で巡航できる高い機動性能に加え、日米共同作戦を円滑に進められる点から、F22Aを最有力候補に据えた。
しかし、現時点で米議会は最新鋭技術の集大成であるF22Aの輸出を禁止。1機約250億円と高額で、輸出が解禁された場合でも予算の制約から導入数が制限されるのが難点だ。
このため現在の主力戦闘機F15の改良型で1機約100億円と比較的安く、整備や運用面でノウハウのあるF15FXを先行取得。解禁を待って「F15・5機を同時に相手にできる」(空自幹部)性能を持ったF22Aを導入、2機種の組み合わせで「質と量」を兼ねる案が浮上した。
差し迫ったF-4EJ改の更新分にはF-15FXを。
まだ余裕のあるF-15J(Pre-MSIP機)の更新にはF-22Aを。
ということだろうか?
無難というか妥当というか落ち着くところに落ち着いたのかな。
まだ決まった訳でもないし、交渉を見守るしかないですねぇ。
安部首相訪米で何か成果が出るといいのですが。