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テーマ:今日の出来事(266640)
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昨日、図面は方法の1つに過ぎないと書いてみたものの、元来は
設計士なわけで、図面への思い入れはずいぶんあります。 私ぐらいの年齢(30台後半)が、手描きの図面で育った最後の 世代ではないでしょうか?今では建築図面の大半がCADによる ものになっています。 さて、図面には、建主さん(または使用される方)への説明用の 図面と、施工会社への図面の大きく2つに分かれると思います。 前者はCADソフトやCGソフトの進化と共に、もはや色付けは 当たり前、3Dパースや場合によってはウォーキングスルー(人の 動きにあわせて建物の内観や外観が動く)まで使われています。 まあ、私自身は現段階では、まだ、模型の方がわかりやすいと 思ってますが。。 さてさて、後者、施工会社への図面ですが。これには設計事務所 によって実はかなり書き方やこだわりが違います。 寸法や仕様をあまりにも細かく書き込みすぎると、結局、重要な 情報が、どうでもよい情報に埋もれてしまって、大工さんに肝心な ところを理解してもらえなかったり、電気屋さんが思ってもみない 位置にスイッチをとりつけてしまったりします。かといって、内容の 薄いすかすかの図面だと工事は思うようには進んでくれず、図面が 悪いから工事が出来ないなんてことになってしまうわけです。 私の場合、現場で、実物の出来上がり具合を見ながらある程度は 変更をしたいと思っています。ほど良い加減で書き込まれた図面で、 要所々々では打合せをしながら工事を進めてもらえる図面、これが 目指すところなんです。 事務所のHP |
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