2012/06/22(金)10:49
ノスタルジー
政府が白熱電球の製造販売を自粛するようにメーカーや
量販店に要請したなどというニュースが流れておりますが。。。
白熱電球の温かかく、柔らかな光を、杓子定規な「省エネ」
なる理屈で絶滅させるのはどうなんでしょう。。。
特に住宅のトイレや洗面所、廊下なんかのように「節電」の
ため、使うときだけ点けて、数分で消してしまうような照明は、
蛍光灯だと明るくなるのに時間がかかりすぎるし、LEDでは
コストも照度も演色もまだまだ白熱電球にはかないません。
世の中には、どこもかしこも天井からのベースライトで、人が
作業する空間も、くつろぐ空間も、通りすぎるだけの空間も、
誰もいない空間も同じ照度を設定してる建物や、部屋の中より
明るいマンションの共用廊下の照明が一晩中、点灯しっぱなし
なんていう状況がごくごく普通に存在しています。
優しく、柔らかい光で、居心地良い空間をつくり、そこに家族が
集まって生活する風景を演出し、無駄な灯りを面倒なく、こまめに
消せる位置に照明のスイッチを計画しよう・・・なんて設計は
ノスタルジーなんでしょうか?
「月見山の家」2010
この家はLEDだったりします(汗)