つもりちがい
毎週金曜日の弓道の練習では、いろいろな参考資料を頂きます。昨日は、「上座・下座」についての資料で、それを読んでいると、ある先生が、こういうのがあるのよと、1~2枚の紙を見せてくださいました。一枚目は「歩行十忌」。なるほど、なるほどと歩行に関する注意点を読んで、二枚目に。高い、低い、深い、浅い… 教養、気位、欲望、人情… こういう言葉が、大きく書かれています。達筆です。墨です。読んでいて、思わず笑ってしまいました。その笑い声が大きすぎて、みんな私の周りに寄ってきて、「何々、どれどれ…」ある弓道の講習会で手渡された資料だそうです。「つもりちがい十ヶ条」というものです。どうぞ、お読みください。 高いつもりで低いのは 教養低いつもりで高いのが 気位深いつもりで浅いのは 知識浅いつもりで深いのが 欲望厚いつもりで薄いのが 人情薄いつもりで厚いのが 面皮強いつもりで弱いのが 根性弱いつもりで強いのが 自我多いつもりで少ないのが 分別 少ないつもりで多いのが 無駄そのつもりでがんばりましょうどうですか、胸にぐさりと来ませんか?“high, low, deep... 浅い? 英語で浅いはなんね?” と、誰かが私に聞いてきました。“shallowよ。” と、私。「アッそうか、これって形容詞の反対語の勉強になるね。」 と私が続けると、さぁ大変、みんな知ってる単語をいろいろ並べ始めました。"strong...アレッ?弱いは... なんやった?""weak 一週間のw-ee-kと同じ発音よ。スペルが違うだけ。"weak, weak, weak...道場がちょっとだけ簡易英語教室になりました。私は、頭の中で、この十か条を英語で唱えていました。 でも、面の皮は... brazen-faced? うぅーん、ちょっと古くさいかな... thick と合いませんね。いつか、ちゃんと韻を踏んだ英語版 (rhyme) を作りたいものです。