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ゆっさんのお仕事・子育て奮戦記

ゆっさんのお仕事・子育て奮戦記

吉村医院での自然出産(愛知県岡崎市)

吉村医院との出会い


私と吉村医院の出会いは偶然でした。
2001年4月に予期せぬ妊娠が発覚した私。
フ~さんは「あまりはやく病院に行っても大してできることはないし、どこでもいいというものではない」と言いました。
とりあえず電話帳などで探して、一番近かったのが吉村医院。
他にも女医さんがやっている産婦人科などもあり、どこがいいのか迷っていました。
フ~さんの言葉もあり、病院に行くのを躊躇していたのですが、ゴールデンウィーク中に出血があったので、「これはどこでもいから一度見てもらったほうがいい」と思い、休み明けに一番近くの吉村医院に行ったのです。
しばらく待って見てもらった先生は、白衣ではなく作務衣を着ていたので、あれっとおもいました。
検査の結果、妊娠10週、胎児の大きさは31mm、出血は心配なしといわれました。そして赤ちゃんの形がはっきりわかる超音波写真をもらいました。
そして吉村医院の院長が書いた、お産って自然でなくちゃね」という本をもらって帰りました。

お産って自然でなくっちゃね―ある産科医の真実の提言
健康双書


家に帰ってからもらった本を読みました。
現代の普通の病院での出産で、いかに自然に反した人工的介入が行われているか、それによって自然な母子の愛情や関係がどれほど阻害されているかが書いてありました。
そして吉村医院では、できる限り自然な状態でのお産をしていること、その一環として、病院の敷地内に移設した200年前の茅葺の民家で、難産傾向のある妊婦に薪割りなどの古典的労働を勧めていることなどが紹介されていました。


さて、院長の書いた本を読んで、「この病院はいいかもしれない」と思いました。
一番印象に残ったのは、「会陰切開をむやみにしない」と書かれていたことでした。
それまで「するのが普通」と聞いていましたが、切るということに心理的に抵抗があったのです。だって動物は一切そんなことしないし、人間だって昔はしてない。
とりあえず通院してみることにしました。
フ~さんに「ここいいかもしれない」と言って説明したら、いいんじゃないのって同意してくれたし。



両親学級


妊娠4ヶ月目に「両親学級」に参加しました。
そこで、古屋やお産の家、和室の分娩室、病室などを見せてもらいました。
お産の家は木造のすばらしい建物で、自宅風分娩ができます。(写真参照)
和室の分娩室は、畳の上で、自由な姿勢で出産することができるという説明でした。
古屋で薪割などで汗を流していた妊婦さんたちは、本当に楽しいからぜひ参加することを勧めていました。
両親学級に参加していた、吉村医院で三人目出産するという人は、「よそだと何されるかわからないから、恐くてここ以外で出産できない」と言っていました。
本当に、病院本位ではなく、出産する母親本位で面倒を見てくれるという感じでした。


フ~さんの評価


後になって、知れば知るほど、フ~さんは吉村医院を評価するようになりました。
彼は離婚歴があり、出産に立ち会った経験があって、何がよくて何が悪いかについて自分なりのとしっかりした意見をもっていたのです。
私一人で両親学級に参加したあと、彼に病院を見せて説明しました。
そして、この産院にめぐり合ったのは非常にラッキーだった、という結論に達しました。



妊娠の経過へ続く


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