達観
2026年も4分の3が終わろうとしている。今年の相場は辛かった。イラン戦争あたりから全く相場に乗れていない。色々調べて考えて、試行錯誤しながら、下手を打ち続けている。最初の自分の直感を信じて投資行動をすれば、全部うまくいっていたように思う。考えて考えて、納得した上でトレードを行い、やらなきゃよかった、というのを繰り返し繰り返し行っている。資産が減り続けている。1月の終わりごろにピークを迎え、半年もの間ずっと資産減少する日々。7月くらいまで辛かったが、8月に入ったくらいから、急に全然気にならなくなった。この感覚は本来の自分の感覚。それが今まで違ったのは、資産3億円が見えてきた時に、今の資産ではお金に困ることがないから、仕事を辞めても良いかな、と思ったからだろうなと思う。今の仕事に不満はなく、むしろ過去の過酷な労働環境からすると天国みたいな超ホワイト職場。辞める必要は全くない。それでも、働かなくても良いなら仕事を辞めて自由気ままにのんびりした余生を過ごそうかな、どうせ使い切るのは無理だから、とか思っていた。上昇相場が続く中で、株式投資に対する熱が冷めに冷めて、もういいや、と諦めていた。もし、イラン戦争がなければ、僕は仕事を辞めていた可能性が高いと思う。そして、株式投資に対する熱を失ったまま、特にやることもなく、やりたいこともなく、虚無の人生を送ることになっていた可能性が高いように思う。この2026年の試練はなかなかに強烈だったが、乗り越えてみると、この試練があって良かったと強く感じる。しかし、今年の下落は本当に強烈だった。寝れない夜、というのを初めて経験した。金価格の変動を夢にも見た。過去のどの暴落でも、そんなことは一切なかった。ライブドアショック、リーマンショック、東日本大震災。今まで資産が急減した事は度々あったが、株価指数が堅調の中で、ここまで反発せずにずるずる資産を減らしたことは初めてかもしれない。金ダブルブルというレバレッジ商品で資産を急増させ、そして同じ金ダブルブルで資産を急減させた。株式は色々と個別指標があるが、金にはそれがない。様々なマクロ指標の変化を追わないといけないし、それらの今後の推移を多面的に捉える必要がある。インフレや金利や為替が複雑に絡み合う。中央銀行が関連する、複雑な需要と社会情勢。イラン戦争で時々刻々と劇的に変わるそれらに振り回されてばかりいた。金が再び上昇して、今年1月の高値を更新しても、僕の資産はピークに大きく届かないだろう。急いで資産を増やすことは僕にはできなかった。またのんびりやろう。資産といっても、どうせ使う予定のない、ただのメダルゲームだ。知的でスリルのあるゲームだけどね。