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全762件 (762件中 1-10件目)

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2019.12.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
いわゆる日本の若者の高度人材流出に歯止めがかからない。

何故か?日本人は給料が安く、それに対して高い労働を提供するからだ。
現在の日本は急激な少子化で、もともとの若年労働者の絶対値が少なくなっている。
その中で世界的に高度成長分野と呼ばれる、ITやAIやIoTなどで必要とされるシステムエンジニア系の業務を行うことのできる若年労働者は貴重だ。
システムエンジニアは他業種に比べて言語の壁も小さいことから、海外で働こうとする意欲のある若者が比較的多いと言われている。

日本企業では既に出遅れ感が否めないこれらの成長分野において、今後長期にわたって必要とされる人材確保が徐々にできなくなっていくことがほぼ確実とみなされている。近い将来、日本企業は多くのシステムエンジニアを必要とする成長分野において、本格的に外国企業と差を付けられる可能性が極めて高い。

若年システムエンジニアの給与を上げることが急務であり、その上げ幅は今までの賃金上昇では考えられない額にする必要がある。海外では既に日本よりかなり高い賃金水準であり、更に上昇が続いているからだ。アジア諸国でも日本の賃金を追い抜く国が続出している。
日本企業は、適切な人材を見つけて新規プロジェクトを開始することができなくなりつつある。


日本の凋落する未来が見えてくる。
何故こんな国になってしまったのか。
それは経済成長を軽視し、デフレ脱却よりも財政健全化を優先したからだ。
なおかつ、労働者の提供する労働力を企業が安く買い叩き、その利益の多くを税として徴収せず、株主に分配したからだ。
企業は労働者の賃金を抑えている中、何をしたか。
国内設備投資をしないで、むやみやたらにコストを下げてきた。その結果、業績を過去最高まで上昇し、過剰な負債を払いきり、使い道がないので預貯金を増やしたり海外投資をしたりしている。肥大化したバランスシートは労働者の賃金上昇には結びつかず、必要以上に内部留保を増やしている。

失われた10年は失われた20年になり、そして失われた20年は失われた30年になった。
この30年で世の中はすっかり変わってしまった。
日本の人口構造も変わり、今後は生産労働人口も急減する。


そんな中、儲かり続けているのは僕たち投資家だ。
不当に利益を得ている。
そして、これからもまだまだ不当に利益を得続けるだろう。
今後、考えられないくらいの資産家がどんどん増えてくることは目に見えている。
今億り人とかいって喜んでいるが、そんなもんじゃない。
超富裕層がどんどん出てくるだろう。当たり前だ。資産は指数関数曲線を描いて上昇するのだから。今からその社会を想像しなければいけない。


日本の国力の低下とともに、僕たちはこれからも不当に利益を得続けるだろう。


いずれ少ない労働者の取り合いが起こり、賃金はどんどん上昇することになる。
生産能力低下に伴い構造的なインフレが起こるが、一度インフレになると日本社会は激変するだろう。その先に待っているのは長期的な悪性インフレだ。日本の中高年者の多くには、今後社会に求められる能力が備わっていない。
絶対的に不足するのはシステムエンジニアだ。高い金を出して外国から人材を引っ張ってくるしかない。

おぼろげなイメージが段々とはっきり見えてきている。
明確に見えてくるころには手遅れだから、早く日本の潜在成長率の低下を抑えないといけない。1にも2にも設備投資だ。設備投資をせずコスト削減ばかりで損益分岐点を低く抑える企業にばかり投資していてはいけない。

そんな投資家、日本にとって不要でしょう。
近視眼的なのに中長期投資とか言って喜んでいる馬鹿を儲けさせるなら、株式の税金の申告分離を止めるべきだ。
​今の投資家は儲かりすぎてる。指数関数曲線を描き続ける投資家の資産の上昇率を抑えるべきだ。​




今の政治家や日本国民には、今後日本をどういう国にしたいかの国家観が欠如している。
若者は夢を失い、中高年は老後や親の介護の心配ばかりしている。これでは活力が出なくて当たり前だ。日本が徐々に閉塞感で息苦しくなっている間、諸外国はどんどん成長し続けている。






Last updated  2019.12.15 19:33:57
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2019.12.09
カテゴリ:カテゴリ未分類
株式投資をしていると、資産が指数関数曲線を描くように上昇する。
なにも、株式投資をしている投資家が労働者に比べて能力が秀でているということでもなければ、高い知的労働をしているということもない。

株式投資が儲かることに気が付いただけ。
そこには運の要素も多い。

要するに、運よく株式投資が労働に比べて高い利益を得ることができることに気が付いただけ。

今は株式投資にかかる税金は配当もキャピタルゲインも一律20%となっているが、分離課税にしないで収入によって税金が変わる累進課税にすれば宜しい。

投資家なんて、不当に儲かりすぎているよ。
不当に儲かっている側の人間が言うのだから間違いない。
利益を上げている投資家から税金をがんがん取って、子育て世代や低賃金労働者、例えば幼保や福祉で働いている労働者の賃金を上げた方が良い。
大企業減税を撤廃するのもよろしい。法人税増税するのもよろしい。
それを原資にして、日本の老朽化したインフラの整備をすれば宜しい。

若い世代に金をばらまいて、子育て世代にお金をばらまいて、子供を産めば産むほど幸せな人生を送れる社会を構築すれば、少子高齢化も一定の歯止めがかかるだろう。

兎に角、若い世代に活力がない。
労働力を安く買い叩かれて、その利益を株主に吸い取られ、株主はさらにその利益を再投資する。


これではダメだ。
異次元金融緩和政策のツケは、必ず悪性インフレとなって跳ね返ってくる。
バランスを欠いた歪な経済政策。金融政策で財政政策の不足を補おうとしてどうする。消費税増税は何のための政策だ。日本の国力を低下させて、プライマリーバランスを黒字化させようとしても、国民窮乏が進むだけだ。富むのは大企業と投資家。


僕たちは不当に利益を得ている。
それもかなり。

資産を指数関数曲線で増加させて喜んでいる阿呆。お前だよお前。お前が不当に利益を得ているんだ。分かってないだろう。お前を富ませても日本国の役には立たない。逆だ。お前が儲かりすぎていることが、日本国の国力低下の一因になっている。もう少し真剣に考えた方が良い。


分かったなら金を使え。使って使って使いまくれ。何も考えるな。金を使え。使いまくれ。消費しろ。消費しまくれ。考えるな。再投資するな。もうそれだけあれば大丈夫だ。大丈夫だから再投資するな馬鹿。






Last updated  2019.12.15 11:06:56
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2019.11.29
カテゴリ:カテゴリ未分類
オススメ経済本第10位

「レジーム・チェンジ」 中野剛志著
「経済ニュースの裏を読め!」 三橋貴明著

甲乙付け難かったので、2つ紹介します。
長くなるので簡単に。


「レジーム・チェンジ」
2012年出版の本です。
また中野剛志さん書いた本です。
これは是非読んで欲しい。
「富国と強兵」が分厚くやや取っ付き難い本なので、もっと気軽に読みたいという人にはこっちの本をオススメします。
この本は、経済に特化した本です。
デフレの構造的な問題などが良く分かります。もっと簡単にしたのが2位と3位に紹介した「奇跡の経済教室」ですが、より体系的な記述になっています。
この本を読むと、デフレによって破壊された生産能力を回復させるのがいかに難しいかが良く分かります。

失われた日本の潜在成長率を復活させるためにはどうすれば良いのかを考えると、嘆きたくなります。
一刻も早く正しい経済政策を行い、デフレを脱却し、構造的な問題を解決して、生産能力を向上させることが重要です。
​そうしなければ、いずれ日本は慢性的・構造的な悪性インフレ国家になるでしょう。​


「経済ニュースの裏を読め!」
10年くらい前の本ですが、常識になっている間違いを一つ一つ訂正していく作りになっています。データを基にした根拠がしっかりしているので、非常に納得できる作りになっています。
結局、単純に国家財政を家計と重ねて見るから勘違いをする、という人が多いんでしょうね。
当時主流の経済学は「新自由主義」とかよく言われていました。
日本国民のお金が増えても貯蓄をしていてはGDPは上がらない。むしろ貯蓄をした分だけGDPは減少する。
デフレ下において、フロー(GDP)の起爆剤は国家財政から充てるべき。
​ただし、国家財政から民間貯蓄に回るような、フローを下げる政策をしてはいけない。​

至極もっともです。

正しい状況把握なしに、正しい解決を導き出すことは、誰にもできない。






以上でオススメ経済本紹介を終了します。
皆さんが読んだことがない本も多かったのではないかと思います。
僕はこのブログの読者の皆さんに投資関係の本を読むのは余りオススメしませんが、経済本を読むのはとてもオススメします。正しい理解をしつつ、現在の資本主義社会のシステムの中、株式投資を行う必要があると思っているからです。

経済状況が変わっても、現状認識が正しくできてれば右往左往しなくて済みますしね。
「あの暴落時に買ってました」とか後から言う人、アホですよ。投資をした根拠を言えるのか?と指さして笑ってやると良い。経済環境の変化を理解せず、現状把握をしないまま、ただ株価が下がって過去のPER水準や現在のPBR水準が下がったから買った、業績はいずれ元に戻るだろうから、とかその程度です。そこに複雑な思考回路はありません。全く自慢するような事ではありません。あの時全力買いした俺は投資の才能がある、とかいう考えが見え隠れしているのみてると、お前は馬鹿か?天然キャラか?と言ってやりたくなります。
ただし、結果論から言うと、その程度の考えで投資をするのが正解。暴落時は基本的なことを重視するだけで良い。






Last updated  2019.11.29 19:42:46
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2019.11.23
カテゴリ:カテゴリ未分類
オススメ経済本第9位

「国債を刷れ!」 廣宮孝信著

国債を刷れ!という刺激的なタイトルの本書、副題は「国の借金は税金で返せ」のウソ、です。
今でこそ国債を発行するのがもっとも不況対策に有効で、内需中心国家でのデフレ時にはそれが最も効果的な方法である、という論調が多くなってきました。しかし、今から10年以上前は公の場でそのような主張をしている人はまだ本当に少なかったです。日本の表舞台でそのような主張をしている人はほとんど見たことがない、といってもいい位でした。
そのような中で、日本が世界一の金持ち国家なのに豊かになれないのは、ストックばかりでフローが不足しているからだ!国の借金が増え、民間の資産も増え、GDPだけが増えない理由は必要な量の国債を刷っていないからだ!という主張は珍しかったです。
今からでは信じられないかもしれません。しかし、当時は本当に珍しかったのです。

著者の廣宮孝信さんは喋りが苦手ということもあってあまり経済番組に出て持論を主張するということはなかったのですが、ごく一部に熱狂的なファンが居ました。日本国が借金多くて大変というのは真っ赤なウソ、歳出削減すれば財政は健全化するというのは間違い、という当たり前でも【非常識】な主張をデータや根拠を交えて説明している人は本当に貴重だったからです。

表舞台には余り立たない人ですが、確実に今の主要経済学批判論に影響を与えた人だと思います。



​この本が出版されて10年以上、相変わらず日本は国債発行を必要な量まで増やさず、デフレを続けさせ、世界から経済政策の失敗の見本として見られています。非常に残念で仕方がありません。中国が日本を反面教師にして経済政策を検討しているのを考えると、忸怩たる思いです。​

GDPの元である主な3元素は「民間消費」「民間投資」「政府支出」で、「民間消費」「民間投資」は景気が悪化して減少してしまう。「政府支出」だけが景気の波によって左右されることなく増加させようと政府が思うだけで増やすことができる。そして、景気が良くなれば「民間消費」「民間投資」は増加する。これだけの長期間不況が続いているのは大変な失策であり、直ちに方向修正する必要があります。

プライマリーバランス黒字化(=民間赤字化)は、窮乏への道。
不況時に、国債を刷れ!財政赤字を増やせ!は決して暴論ではありません。経済の王道です。

不況時にプライマリーバランス黒字化目標を掲げ、その為に消費税増税をするのは致命的すぎる失政です。そして、日本は、その失政を長期的に続けている。

なんということでしょうか。
日本の国力を確実に低下させるにはどうすれば良いでしょうか。それはプライマリーバランス黒字化目標を法律化させ、知識人を使って誤った解釈を世論に蔓延させつつ、確実にデフレ長期化を遂行させるのが最も効果的なのです。
この本を読んで頂ければ、経済政策はインフレとデフレで逆の手法を取るべきで、デフレ下ではどのような経済政策を打つべきか、現在の日本の環境下でどのような人間がメリットを享受しているか、不利益をこうむり続けているのはどのような人間なのか、日本国の国力はどの程度低下しているか、何故それが長期的に続いているのか、が確実に分かると思います。


投資家として現状認識をするのは必須です。
正しい経済政策をとれば正常な経済成長が行われます。正常な経済成長が行われれば、いわゆる財政健全化が進みます。財政健全化それ自体は何の意味もありません。財政健全化とは国民の資産を国が徴収することになるからです。財政健全化は、それ自体が目的ではなく、インフレ率を調整するための政策の結果の一つです。借り手が政府、貸し手が国民。そして、今はその国民の債権を日本銀行が収集しています。異常な金融緩和政策によるものです。その結果日本はどのような経済状況になっているか。片側で異次元の金融緩和を行い、もう片側で財政政策を絞っている。非常に歪な構造が今の日本経済です。






Last updated  2019.11.23 12:04:10
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2019.11.14
カテゴリ:カテゴリ未分類
これはソフトバンクGの銘柄紹介の2つ目です。
​銘柄紹介1つ目から順に読んで下さい。​


ソフトバンクGの保有資産で投資を考えるなら、純粋な投資会社としてソフトバンクGに投資をすることが可能か?を考えるべきです。
将来、出資先のユニコーンの幾つかが大化けし、業績とともに評価額を急上昇することがあれば、それにともない営業利益を得ることができるでしょう。
また出資先の会社が連携してお互いに相乗効果を生むこともあるでしょうし、それらの影響でソフトバンクGの連結企業が恩恵を得ることもできるようになるでしょう。
一度その仕組みを作れば、そのメリットは長期的なものになります。
連結企業の評価額も相乗効果で安定して上昇する可能性があります。


ソフトバンクGを純粋な投資会社としてみるのであれば、営業利益そのものに意味はない、という考え方もあります。もちろん売上も同様です。経常利益や最終利益も同様です。単年度のP/Lに意味はない、という考え方です。 
保有している企業の評価額からソフトバンクG単体の有利子負債を差し引いた株主価値だけに注目して、ソフトバンクGのPERは無視する、そのような考え方であれば、少なくても2~3年はアリババの株価推移のみ注視していれば問題ないでしょう。後は誤差みたいなもんです。
営業利益は出資先の個々の会社に関するものであり、ソフトバンクG本体としては出資先会社の業績という意味しかない。投資会社としては出資先の会社の出資分に応じた評価額の合計についてのみ意味がある。株主価値と称した連結会社の有利子負債を無視した保有株式合計評価額にのみ意味を見出す。

それも一つの考えです。

その考えで投資をするのであれば、ファンド運営がうまくいっていたとしても、将来アリババの株価が下がると思うのであれば、叩き売るのが正解です。
今のソフトバンクGの株主価値は、半分がアリババなのです。現状、アリババ以外の個別企業の一つ一つはアリババに比べれば誤差みたいなもんです。
勿論ファンドの出資先一つ一つも同じです。将来、何年か、或いは十年以上が経過して、物凄い勢いで業績急成長して評価額が激増し、アリババの評価額に近くならない限り、ソフトバンクGの株主価値全体に与える影響はとても小さいです。

ソフトバンクGの株を買うということは、半分はアリババの株を買うということなのです。
アリババの株価が急落すれば、後の全部の出資先の評価額が上昇していても全くダメです。どんなに控えめに見積もっても2~3年は数字の上でそのような状況が続くでしょう。



世界経済がリセッションして、全体の株価が急落することがあれば、純粋な投資会社としてのソフトバンクGのバランスシートは大きく棄損されるでしょう。
レバレッジをかけている分、それは大きな影響になります。
ソフトバンクGもそれは重々承知ですので、中期的な株価全面安状況になるようなら保有資産を売却する必要があります。
信用取引をしている人が株価下落で保有株を連続して叩き売り続けるのに似ています。

暴落した評価額で資産を売却しないためには、株価下落に対する担保を掛けなければいけません。
それはオプション取引であったり、カラー取引であったりします。他にも色々あります。
その保険をソフトバンクGは掛けています。
株価が上昇すると、その分を損失として計上しなければいけません。
当然、影響が大きいのはアリババです。
アリババの株価が大きく上昇したことで保険をかけていた分の大きな特別損失を出したことは過去にあります。
ここが重要なのですが、アリババの株価が大きく変動するとその分ソフトバンクGの評価額が変動します。
その変動を小さくするために、保険をかけているのです。

ただし、アリババはここ数年それほど大きな株価変動はありません。
ここ2年程度のアリババの値動きが比較的小さいものであったという事実は、ここ2年程度、投資家のソフトバンクGに対する評価がアリババから違うところに向けられる一因となっています。
実際は、アームの評価額がどうの、スプリントの合併がどうの、ソフトバンクKKの上場後の株価推移がどうの、ウィーワークの評価額がどうの、というのは現時点では些細なことです。
​重要なのは、アリババの株価推移です。​
影響が大きくなりすぎないように保険を掛けていますが、それでも2~3年程度は、アリババの株価変動に対する影響が一番大きいです。
最も重視するべきは、アリババです。
​アリババがこけたらソフトバンクGは終わります。​

逆に、アリババが順調に業績や評価額を増加しているのであれば、ソフトバンクGは安泰です。
幾ら失敗しても、些細なことです。

アリババの株価が大きく下がらないうちに、アリババ以外の比重を大きくする。
連結子会社を成長させ、出資先のユニコーンから第二第三のアリババが出てくるのを長期的に待つ。
アリババの株価推移の影響に比べれば、個別の新規投資に失敗しても些細なこと。出資先のユニコーンの評価額が大きく減少しても大したことない。
失敗を恐れて何もしなければ、いつまで経ってもアリババ依存の体質から抜けだせない。


大事なことなので、もう一度。
アリババが順調に業績や評価額を増加しているのであれば、ソフトバンクGは安泰です。
幾ら失敗しても、些細なことです。
アリババの株価推移の影響に比べれば、個別の新規投資に失敗しても些細なこと。出資先のユニコーンの評価額が大きく減少しても大したことない。
失敗を恐れて何もしなければ、いつまで経ってもアリババ依存の体質から抜けだせない。

大切なのは、成長戦略。
大言壮語でもなんでもいいから、大風呂敷を広げて、投資家から資金を集めて、色々なチャンスを見逃さないようにしながら、テーマに沿って急成長分野に投資をして、時間をかけてじっくり大風呂敷を畳む。

​それがこの企業の本質です。​











これで銘柄紹介 第十弾を終わります。

銘柄紹介も10回やりました。
切り良く、今回で最終回とします。
この長期シリーズ「銘柄紹介」は結構本気で書いてきました。
このブログの長期シリーズは結構どれも結構なエネルギーを注入しています。このシリーズを読んで興味を持って頂けたら、他の長期シリーズも見ていただけたら嬉しいです。
今までの銘柄紹介を通じて、考え方の幅が広がった、という方が居ましたら幸いです。


今までありがとうございました。








Last updated  2019.11.16 19:50:24
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2019.11.09
カテゴリ:カテゴリ未分類
これがソフトバンクGの銘柄紹介の1つ目です。
ここから順に読んで下さい。

第一弾から第九弾の銘柄紹介を読んで頂いていない読者は、先にそちらを順に読んで下さい。(お手数おかけして申し訳ありません)
過去に紹介した内容を理解されていることを前提として、今回の銘柄紹介を始めます。

※皆さんご存知の通りですが、この銘柄紹介は買いを推奨しているものではありません。
 それぞれ毎回テーマがあり、そのテーマに適した銘柄を紹介しています。

今回のテーマは「周りのノイズに惑わされずに本質を見抜く」というものです。


賛否両論あるのを承知で、みんな大好きソフトバンクGの分析を行います。
この銘柄、とても面白い銘柄なのに、ファンダメンタル投資家でファンダメンタルについて論じている人はあまりいないですね。
きっとプライドが高いから、馬鹿にされるのが嫌なんでしょう。
詳しい人が山のようにいるので、自分の分析の浅はかさがばれるのが怖いんだと思います。自分の見解を言うと、違う見解の人から批判される可能性が高いですからね。

クソの役にも立たないプライドなんてごみ箱に捨ててしまえ!

ということで、今回は色々話題の絶えないソフトバンクGについて、周りの意見と大きく違う僕の意見を、いけしゃあしゃあと述べたいと思います。
情報量が多いので、かなり乱暴に要点を書きます。細かいところで間違った表現もあります。間違った記述には自分で意図して書いているものもありますが、意図していないものもあると思います。
箇条書きにはしません。
分かり易いグラフがネット上に色々ありますので、適当に調べて不足分を各自で補完して下さい。
今回はテーマに従って、敢えて余り数字を書かないで頑張ってみます。



さて、ソフトバンクGは何をやっている企業かというと、AI関連の「ユニコーン」と呼ばれる大型ベンチャー企業に投資をしている投資会社です。
ソフトバンクビジョンファンドという超巨大ファンド、通称10兆円ファンドを運営しています。
この10兆円ファンドは、第一弾に続き、第二弾も同じ程度の規模で超大型ファンドが作られることがほぼ決まっています。
このファンドは、外からの出資の他に、自社からの出資分があります。
ファンド以外でソフトバンクGが出資することは基本的にはない、というのが方針になっています。
ファンド全体の利益のうち、出資比率の分と、成功報酬分が、ソフトバンクGの利益になります。
ソフトバンクG側でファンドの元本を保証するものではないですが、出資者によっては利回り保証があったりします。
第一弾の10兆円ファンドでは、ざっくり4割近くの出資分を優先株として、年間7%の配当を保証しています。
出資先のユニコーンは株式上場前のタイミングで出資しますので、評価額の算定が難しいです。
出資した時より評価額が上がれば、営業利益として計上します。
出資した時より評価額が下がれば、営業損失として計上します。
そのため、出資先のユニコーンの評価額が上がるか下がるか、が営業利益に大きな影響を与えます。
ユニコーンは大型ですがベンチャー企業ですので、業績変動が大きく、そのため評価額が大きく変動します。
投資会社である以上、評価額変動は重要です。しかし、一時的な評価額の変動に大きく左右される営業利益が発表される度に一喜一憂しても仕方ありません。
この類の銘柄については、発表された情報をもとに売買するようでは高いところで買って安いところで売りかねません。発表された情報をかみしめて、じっくり消化して投資判断をするようなら投資会社に投資をするのは避けた方が良いでしょう。

また、ソフトバンクG連結決算の営業利益には、当たり前ですが、連結企業の営業利益も加算されます。
連結企業は、ソフトバンクKK、スプリント、ヤフー、アーム(アームホールディングス)、などの大企業があります。
決して少なくない連結企業の営業利益の額が、ソフトバンクG連結決算の営業利益に加算されます。
これらの企業の営業利益に、ファンドの投資先の評価額変動による営業損益が加わります。
筆頭株主ではありますが、ソフトバンクGが保有しているアリババ株はアリババ全体の株式の20%程度です。
つまりアリババはソフトバンクGの連結企業ではありませんので、ソフトバンクG連結決算の営業損益にアリババの営業損益は加算されません。
これが、PERの算出元の概念。


さて、ソフトバンクGの資産は何で構成されているかというと、主には、過去に出資したことで得た株式で構成されています。※膨大にあるのれんの話は割愛。 
所謂持ち株会社のように色々な企業の株を持っています。
資産の比率の高い順に、アリババ、ソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)、その他、と続きます。
資産に占める割合が非常に大きいのがアリババで、これだけでソフトバンクGの資産の半分となっています。
アリババの保有株式評価額で、ソフトバンクGの時価総額を超えている位です。
上述しましたが、ソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)は保有している株式の割合が大きく、連結企業の扱いです。
ソフトバンクKKやスプリントは有利子負債の多い企業ですが、この有利子負債はソフトバンクG連結決算のバランスシートに反映されます。
子会社の有利子負債はソフトバンクGにとって返済義務を負わないものですが、それらを加えるとソフトバンクG連結決算の有利子負債は保有しているアリババ株の評価額を大きく超えます。
アリババ、ソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)、その他、の評価額と単体の保有資産を加えた資産から、連結企業の有利子負債を加えたソフトバンクGの有利子負債全体を引いた額が、自己資本になります。
これが、PBRの算出元の概念。


ソフトバンクGを論じる時に、PERの概念とPBRの概念をしっかり分けて考えておらずごちゃごちゃにしている人が多いです。
頭の中で整理ができていない。
フローとストックを混同していると、正しい現状認識ができません。


投資先のユニコーンの一つ、ウィーワークが、大きく評価額を下げたことにより、ソフトバンクGの第二四半期決算は大赤字となりました。
しかし、保有しているアリババの評価額が上昇したため、全体として株主価値は上昇しました。
利益減少によりPERが上昇したが、保有株式の評価額上昇によりPBRが低下した、という内容です。
両方を混合して考えると、状況が見えなくなります。
内容としては、実にシンプルです。

ソフトバンクGは、主に、保有しているアリババ株を担保にして、銀行からお金を借りています。
この借入金を元にして、基本的にはファンドを通じて間接的に企業に出資しています。
ファンドの運営は、レバレッジをかけてベンチャー企業に投資をしている、とも言えます。
ベンチャー企業の評価額が大きく低下すれば、レバレッジをかけている分、膨大な赤字が生じることとなってしまいます。
しかし、その膨大な赤字がどれだけ自己資本を痛ませるのか?という話です。
連結企業の有利子負債は返済義務がないから株主価値算出の対象外にして差し引いて考えて欲しい、と孫社長は考えています。
ソフトバンクGの本当の株主価値は連結企業の有利子負債には影響しない、というものです。
連結企業の営業損益はソフトバンクGの営業損益に加えるが、連結企業の有利子負債は除いて株主価値を算出して欲しい、というものです。
これは詭弁で、連結企業にするならその会社の営業損益も有利子負債も加味して考えるべきで、加味したくないのであれば連結企業にするべきではありません。
※これはあくまで会計上の話です。決算報告書をもとにしてソフトバンクGを評価するのであれば、という話です。

そこで、全部を連結企業から外して、純粋に投資会社としてファンドの運営だけを考える場合。それは、いわゆる単体決算のようなものです。すると、随分と違った景色が見えてきます。
営業損益からソフトバンクKK、ヤフー、スプリント、アーム(アームホールディングス)、などの分を差し引き、ファンドの運用分のみを残す。
この営業利益をもとに、最終利益を算出してPERを考える。
PBRは、孫社長の要望通り、孫社長の主張する株主価値をもとに算出する。
PERとPBRの概算は、非常に簡単に算出できます。最新のソフトバンクGの第2四半期決算決算動画を見た人なら10秒で概算値が算出できるはずです。
今期上期は、大赤字のためPER算出不能、PBRはざっくり大体0.4倍程度です。
厳密には違います。違いますが大体のイメージは合ってます。
絶好調の前期はどうでしょうか。利益の約半分が連結子会社の利益なので、その分を差し引くとPERは実績値の約2倍でざっくり15倍、PBRは約0.5倍、という感じでしょう。


PERは連結企業の営業損益を加えた数値で算出、企業価値は連結企業の有利子負債を加えない数値で算出、という都合の良い数値で考えて投資をしている人が多いように思います。
特にファンダメンタル投資家。ほんと、しっかりしてくれよ。



次回に続きます。







Last updated  2019.11.09 09:30:46
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2019.11.03
カテゴリ:カテゴリ未分類
オススメ経済本第8位

「経済学とは何だろうか」 青木泰樹著



著者の青木泰樹さんは、分かり易い口調で経済を説明してくれる京都大学の特任教授さんです。詳細把握していませんが、会社役員も兼任されているようです。経済評論家と紹介されていることもあります。僕がこの方を知ったときは短期大学の教授でしたが、当時、ここまで知識の深い人が短大の教授をしているのが意外でとても驚いた記憶があります。分かり易いので、ネットで青木泰樹さんの関連動画をぜひ見て下さい。渡邉哲也さんもそうですが、青木泰樹さんはゆっくりと丁寧に、とっても分かり易く説明してくれます。経済知識がない人にも良く分かるように、とても分かり易くかみ砕いて説明してくれます。

今回紹介する本は大学の教材にしてもいい位の本格的な経済本ですが、著者が説明上手なため、本格的な割に分かり易いです。経済学の歴史や、動態的貨幣理論や反ケインズ主義(の学問的帰結)などの個別テーマや、理論的発展は経済学の深化をもたらしたか、など興味深い内容が盛りだくさん。株式投資家がみんな大好きな「行動経済学」も書かれています。

ただ、正直に言うと、他に紹介するオススメ経済本より難しいです。僕は読んでいて意味の分かり難い部分も多かったです。分かり難い部分はネットで検索して意味を調べながら読んでました。それでも、オススメ経済本8位にランクインです。僕は難しいことを簡単に表現することが大切だと思っているので、難解な本を高評価するのは珍しいです。

ちなみに、僕の嫁さんは経済の専門知識がほとんどないのに、この本を読んで「内容は難しいけど文章が読み易いからある程度は理解できる」と言っていました。それ位優れた本です。
(まぁ、僕の嫁さんは僕よりずっと頭が良いですが)
著者はおっとりした口調でキツイ内容を話すのですが、この本の中にも「静態理論を経済学の全体像と考える研究者や経済人にとって、経済学は現実社会を分析する学問ではない」など、随所に過激なことが書かれています。
既存の経済学を「黒板経済学」と揶揄したりしてます。まぁ、揶揄している本人が大学の教授さんなんですけどね。

また加えて、企業への信用供与、生産量の増加など、いわゆる「投資の能力効果」についても分かり易く書かれています。投資に関するシュンペーター効果(※)など、知らない人はこの本を読んでみると造詣が広がること間違いないです。
※生産性の向上を意図しない投資はあり得ない(=生産性の向上が予想されなければ投資は実行されない)、とする企業側の経営姿勢・経営論理

ちょくちょく方程式が出てきますが、簡単な内容なので構えなくて良いです。文章で説明してくれているので、全部飛ばし読みでも問題ありません。唯一、貨幣乗数の方程式の部分は何度も読み直すなどして理解しておいた方が良いです。


現在の日本は社債が実質ゼロ金利で発行しているものがあるという異常事態です。何故ゼロ金利で発行する社債が売り切れるのでしょうか。それは、現在の日本が過剰な資金を運用できる環境にないからです。
ただし、最近は海外でも似た状況が出てきています。過剰な資金が行き場をなくして彷徨っています。今の世界は健全な資本主義社会ではありません。このような状況になった一つの主要因が「経済学」にあります。個人投資家一人一人がじっくり腰を据えて、経済学とは何か、を学ぶことは大変意義のあることだと僕は思います。






Last updated  2019.11.03 18:49:44
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2019.10.28
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オススメ経済本第7位

「まともな日本再生会議」 中野剛志・柴山桂太・施光恒著


オススメ経済本1位2位3位を独占した著者の中野剛志さんと、オススメ経済本6位に紹介した著者の柴山桂太さん、それに加えて同じく若手精鋭の施光恒さんの対談本です。
既にオススメ経済本で紹介している著者の三橋孝明さんもですが、ここら辺のメンツは経済思想がかなり似ています。主流派経済学からは大きく外れていますが、ずっと様々な所で情報発信を続けているので、今では似た考えを持った日本人はかなり増加していると思います。

しかし日本の未来や日本国に対する考え方は若干異なります。日本は大丈夫、日本の未来は明るい、という主張を続けている三橋貴明さんとは異なり、中野剛志さんは日本に絶望しています。皮肉たっぷりに、時には激高しながら、色々な場面で日本が如何にダメかを論じています。柴山桂太さんは、一歩引いた歴史的な観点からグローバルに日本を見るスタンス。施光恒さんは、どのような状況であれ日本の文化や日本人としての考え方は大切に守っていく必要がある、というスタンスです。

中野剛志さんは、京都大学の藤井教授の下で仕事をしている時代に初めて討論番組に登場しました。経済産業省の役人が京都大学に出向している状態にもかかわらず、痛快に論客をぶった切っている姿を見た多くの視聴者は、とても大きな衝撃を受け、中野剛志さんに惚れ込みました。僕も惚れ込んだ一人です。それ以降、中野剛志さんは相変わらず歯に衣着せぬ物言いで熱狂的なファンを獲得しています。ただ、中野剛志さんはそのような環境に辟易して、すぐ表舞台に出ることは殆どなくなりました。自分の考えの表面的な部分が大衆に受け入れられているに過ぎない、そんな中で情報発信したくない。身を置いている組織での立ち位置もあり、メディアの露出ではなく自分の考えを本にして出版することが多くなりました。
僕は中野剛志さんが大好きです。


この本は、色々なテーマで著者の3人が議論をするという形式をとっています。経済の勉強にもなりますし、なにより単純に面白い本です。
ケインズ派とハイエク派という、経済政策の考え方が真逆で仲が悪い2つの派閥についてもテーマに上がっています。このテーマは歴史上様々なところで議論されているテーマです。海外では多く議論されていますが、日本ではあまりこのテーマでの議論は見られません。僕はこのテーマでの議論が好きなので、非常に楽しく読ませてもらいました。3人それぞれの考え方も面白いです。
新自由主義、基軸通貨、英語と日本語、グローバル経済、世の中の複雑化。
『「改革」や「グローバル化」に対する違和感に適切な言葉を与える』。『今の政策が見落としている「歴史感覚」』。『「まともではないシステム」は必ず崩壊する』。

正しく物事を理解している見方の異なる3人が、色々な経済テーマを論じるのは非常に面白いです。


まともな日本を再生するのは、僕たち日本国民一人一人です。
日本は絶望的に間違った政策が支持され、長期的に国民が貧しくなり続けました。
誰の責任でしょうか?僕たち国民の責任です。
もう少し言えば、投資家優遇政策の責任です。労働者から投資家に、多くの富の移転が行われました。多くの投資家が膨大な利益を上げ続けています。その利益はどこから来ているのか?労働者や低所得者でしょう。多くの中流階級が低所得に陥り、そして低所得者は貧困層になっていきます。長期的に貧困層が増加し続けているのです。

日本がこのような社会になったのは、グローバル化の名のもと、デフレ期に投資家を優遇しすぎたツケでしょう。
投資家を富ませても日本国の利益に繋がらないことに気が付くべきです。
​投資家は消費しないのだから。多くの企業が借金せずに預貯金を増やしている。企業が配当を出しても投資家は再投資に回す。必要な所にお金が回っていかない。本当にフローが滞る。日本がどんどん窮乏していく。一人当たりのGDPは本当に目も当てられない。​



この本には外国の知識人やカタカナの専門用語がちょくちょく出てきますが、それらの殆どは非常に長い補足説明が設けられています。それら一つ一つ読むことでもかなり勉強になると思います。
柴山桂太さんは「グローバル恐慌の真相」「グローバリズム その先の悲劇に備えよ」(※)という本を中野剛志さんと共著で出しています。中野剛志さんと柴山桂太さんは波長が合うのか、一緒に討論していることが多い印象です。柴山桂太さんの人柄もあるのでしょうね。2人とも予見力をもった歴史上の知識人が書いた古典を読むのが好きなようです。施さんもとても人柄がよく、しゃべり方も人の好さが滲み出ています。メルマガなどの文章は顔文字乱発でちょっと読む気が失せる感じがしますが、内容はとても良いことを書いています。取り入れるべきものと守るべきもの、バランスが大切です。一度壊れると再構築ができませんので、守るべき文化や風習が何かはよく考えないといけませんね。守るためには変えなければいけない。何を目的とするかのビジョンを明確に。どのような国家にしたいかの国家観が重要、ですね。
※長期投資家であればこの2冊も読んでおいて損はありません。非常にオススメします。






Last updated  2019.10.28 13:47:03
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2019.10.22
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オススメ経済本第6位

「静かなる大恐慌」柴山桂太著



資本主義の本質は借金経済。

グローバル化が避けられないと言われ続けていた2012年当時に出版されたにも関わらず、この本で著者は、グローバル化は進んだり後退したりしているのが歴史の流れで将来ずっと続くようなものではない、という主張をしていました。グローバル化はショックに対して脆弱になるため、それを補うような政府活動をむしろ大きくするという歴史の趨勢に逆らえない、というものです。
また、グローバル化は福祉の拡充を合わせて進めなければ国家の安定はできない。小さな政府の元ではグローバル化は不可能、という斬新な視点についても書かれています。

この本の中で、著者の柴山桂太さんは、そう遠くないうちに必ず脱グローバル化の流れがやってくる、と予言していました。そして数年後、世界は徐々に脱グローバル化に舵を切り始め、現在では完全に脱グローバル化の流れになっています。
今とは違いグローバル化は不可逆的なプロセスだと思われていた当時、歴史を見る限りグローバル化はある時点で必ず反転する局面を迎える、というような主張をハッキリと明言していた人は、僕が知る限り他に居ませんでした。
しかし、実際は著者の言う通りになっています。株式投資とは違い、経済は歴史に学ぶことがとてつもなく大切なのです。


この本はケインズの投資に対する考え方も書いてあります。この本を読めば、ケインズが資本主義の本質を何に見出そうとしていたか、問題視していたのか、が分かります。金融が資本主義に対して果たす役割と、資本主義が不安定化させる要因は何か。元を辿っていくと、ここで最初に書いた一文、「資本主義の本質は借金経済」となります。僕の考えも同じです。資本主義とは突き詰めると、お金を借りれば金利が発生すること、です。何度かこのブログにも書きました。

著者は、著作物だけではなく、討論番組での発言内容も筋が通っていて非常に分かり易いです。若いのによく勉強しています。
「グローバル化」「国家主権」「民主政治」は論理的に2つしか選択できないトリレンマになっている、というハーバード大学の経済学者ダニ・ロドリックの驚きの主張も、柴山桂太さんがこの本で取り上げてから日本で広まったように思います。
比較的地味で目立たないですが、歴史に学び、現在の常識を疑え、というのが著者のスタンスではないかと思います。目立たないのであまり知らない人も多いかもしれませんが、この人はチェックしておいて損はありません。


余談ですが、僕の父親は読書家でした。家には本は殆どありませんでしたが図書館で毎週のように5冊位借りてきて、週末や就寝前に読んでいました。ただ、非常に残念なことに経済知識はほとんどありませんでした。数年に一回僕が実家に帰った際にたまに経済の話をしたりすると、全く話がかみ合わず口論になってしまう。そんな僕が父に人生で唯一、この本を読んで少しは経済のことを理解してくれ、と郵送で本を実家に送ったことがありました。それがこの「静かなる大恐慌」です。読んだかどうかは知りません。相変わらず父とは経済の話がかみ合いません。



ところで、多くの投資家が勘違いをしていることがあります。それは、会社は投資家のものだということです。会社が投資家のものだというのは会社法で決められているだけであって、会社法は一つの考え方に過ぎません。今の資本主義社会が会社法というルールに従っているのであって、それが絶対ではありません。
お金を持っている人が偉いということもなく、投資家が従業員よりも地位が高いということもありません。
従業員は投資家を富ませる為の単なる労働力か何かと勘違いしている投資家が居ますが、非常に残念です。いや、その投資家の頭が。

日本には奴隷文化はなじまない。
歴史的に日本人は、誰かに働かせて自分がラクになろうという考えは持っていない民族なんです。
会社の従業員をこき使って自分は悠々自適の生活に、なんていうのは合わないんです。株で儲けてアーリーリタイヤ生活したいとかバカみたいなことを言っている投資家増えてきてますが、そんな考えをインターネットで公開しないで欲しい。絶対影響される人出るから。日本にそんな自堕落人間量産されても困る。配当生活とか口に出すのもやめて欲しい。いいから黙って他人の幸せのためになるようにしっかり働け、と言いたい。株式投資が仕事だと思われても困る。その仕事で他人がどのように幸せになったのか。お金がない人に資金を回すのが目的なのか、裁定取引やって利ザヤを稼ぐのが目的なのか。深く考えているのかいないのか、理解しているのかいないのか。

何も考えずに投資をするのではなく、自分で社会の仕組みを考える癖を付けなければいけません。
グローバル化は避けられないものでそれに従うしかない、というのが間違っているのと同様、アメリカ式の資本主義社会が永続するという考えも間違っています。資本主義のルールは欺瞞の上に成り立っている砂上の楼閣で、永続するものではありません。国がどのような社会を選択するかは国民が決めるべきで、国民民主主義と資本主義を混同してはいけません。




自分が資本主義社会で不当に利益を得ている側だという認識を持たないと、いつの日か足元をすくわれるでしょう。
個々の個人投資家が、日本にとって利益を生み出す投資家でなければいけません。






Last updated  2019.10.23 12:57:55
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2019.10.16
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オススメ経済本第5位

「経済ニュースが10倍よく分かる日本経済のカラクリ」 三橋貴明著

「経済ニュースが10倍よく分かる「新」日本経済入門」 三橋貴明著


外装も主張している内容も同じような本なので、2冊まとめて紹介します。著者は両方とも三橋貴明さんです。
※三橋貴明さんの書いた本には、他にも似た内容の本が数冊あります。というか10冊以上あります。稀に外れもありますが、基本的には良い本が多いです。

三橋貴明さんはグラフを多用します。データが根拠になるからです。
また、言葉の定義を大切にします。定義が明確でないと言いたいことが正確に伝わらないからです。
日本には、データを用いず、定義もあやふやなまま、イメージだけで経済を論じている知識人・専門家と呼ばれる人が多いです。その人の発言の多くは正鵠を欠き、間違った方向に世論を動かしてしまいます。そしてその方向は政治にも反映され、日本は間違った方向に経済政策が取られます。

政治家が正しい政治を行うためには、正しい知識を国民がもち、正しい政策を行うように政治家に働きかけることが重要です。
今の日本の政治家は、非常に高い割合で、多くの国民同様にイメージで経済を捉えています。そのイメージがあやふやで、正しく物事を理解していないから、経済学者や財務官僚の間違った説明を鵜呑みにしてしまいます。

大切なのは、正しく理解すること。
正しいことが書かれている本で知識を増やすことが重要です。
経済の基礎なんて難しいことは何もない。
パズルみたいなもんで、個々の正しいパーツを組み合わせて全体を理解する。
部分的に間違った理解では全体像を正しく把握することはできません。
イメージや先入観で捉えようとするから、幾つかのピースが正しい形にならず、全体像が正しい形で見えないのです。
重要なのは、国内の純金融資産と金融負債の和はゼロになるということ。
政府が(国の借金と称する)政府の金融負債を増やしている分、政府以外の純金融資産が増えている。国家は政府と企業と家計に分かれている。政府が金融負債を急増させている間、企業と家計は純金融資産を急増させている。その間、法人税減税と消費増税が継続して行われている。
​つまり、政府が金融負債を急増させて、その恩恵を投資家が得ているということ。​

これを投資家がどこまで理解しているか?個人投資家の多くはこの構造を理解していない。キャピタルゲインにかかる税金を減税しないと日本は駄目だ、とかのたまっている始末。アホか。お前ら投資家から税金をもっと取るべきなんだよ。いや、違う。僕たち投資家から税金をもっと取るべきなんだよ。
株の利益も普通の給与所得と合算して所得税などの累進課税を掛けてしまえば良い。その税収で公共投資をしたり、低賃金労働者の賃金を上げれば良い。その方がずっと景気が良くなって、日本が豊かになる。株所得の税金を上げるという話に拒絶反応を受けるぬるま湯投資家は、自分たちが優遇されすぎている、という自覚を持った方が良い。
現在の投資家儲けさせても国家経済の発展にとって非効率だ。投資家が利益を得たって殆ど使わないんだから。複利の力を知っているんだから、株の利益はまた再投資に回すだけだ。利益の大半は使うはずがない。
その「株式投資」が資金を必要としている企業に回るか?今の上場企業のほとんどは潤沢な資金の使い方に悩んで預貯金をしている始末。バリュー投資家なんて優遇したって日本のためにならない。バリュー投資家という存在は、非常に非効率だ。市場の多様性には一役買っているが、それ以上でもそれ以下でもない。逆張りしないでモメンタル投資だとか言って喜んでいるバリュー投資家は自分たちがどれだけ日本国家の発展に寄与しない存在か、本当に不思議なほど分かっていない。彼らは自分たちが日本の役に立っていると真剣に考えている。アホだ。アホ丸出しだ。鏡を見たらアホ面したアホが映るよ、と教えてあげたい。内側からにじみ出るアホが良い味を醸し出している。「日本企業に投資をしているボクは日本の役に立っている」と言ってみろ、アホが。

他にも三橋貴明さんのオススメの本は幾つもありますが、読んでいて特に面白かった2冊を紹介します。
「日本のグランドデザイン」
「民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由」

順位的にはちょっと甘めの評価です。
分かり易いということで今回オススメの順位を5位にしました。






Last updated  2019.10.22 18:15:19
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