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長年アメリカが絶対に許さないことは、ドル以外での石油の決済。
これをやろうとした国家は、時として、アメリカが強硬手段で潰してきた。 現在、ドル以外で石油の決済をしているのは、中国を含むロシア系取引(人民元やルーブル決済)や、イランやベネズエラなどの制裁国家の取引(ユーロや人民元決済)。それらを全部合わせても、精々10~20%程度である。 なぜアメリカが恐喝ともとれる強硬な姿勢でドル以外での石油決済を許さないかというと、石油決済通貨が世界の基軸通貨である主要な条件の一つであるから。 長い間、経済活動において石油は不可欠な物質であり、全ての国家が石油取引を必要とする。 この石油取引ができる通貨は基軸通貨である必要がある。他の条件としては、世界最大の安全資産市場(世界最大の金融市場)であること、極めて強い軍事力を持っているなどがある。これらを満たすのがアメリカドル、という訳である。 基軸通貨を発行できる国家は、その権利を行使するだけで、安定した経済成長が得られる。自国通貨で資金調達が容易になるからだ。自国の国債需要も安定する。極めて大きなメリットがある。 通貨高や、産業の空洞化しやすい、といったデメリットもあるが、ある程度までは国債発行で賄える。多くの国が基軸通貨を必要とするので、国債発行し続けることができる。 この利益を享受し続けるには、石油を必要とする世界中の国家が基軸通貨を得続ける必要があるという世界を維持する必要があるからだ。 このアメリカドルによる石油取引が、徐々に徐々に変わってきている。 イランは人民元決済のタンカー船をホルムズ海峡通過させることを、真剣に検討している。 アメリカの強硬手段に追従しない同盟国。協力以外の方法を模索している。 これが意味することは何か。 現在、ブロック経済化が進んでいる。ブロック経済化が進むと戦争が起きるのが歴史の必然。 次の火種はどこか。キューバか台湾かそれとも他の地域か。 騒乱の時代になってきた。 日本を含む世界は、今後暫くの間、かなり真剣にスタグフレーションに注意しないといけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.03.15 11:47:03
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