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今回は配当再投資の重要性について。
昔から、金は配当を生まないから、投資に値しないと言われている。 これは、金に投資するかどうかにかかわらず、また、金への投資を検討するかどうかにかかわらず、しっかり理解しておく必要がある。 金価格推移を交えてTOPIX推移とS&P推移を考える。 TOPIXは1968年1月に策定された。 この年を起点にして、10年後、20年後、30年後、50年後、現在までの上昇倍率を表にすると下記になる。 よく見てほしい。 ![]() ![]() ※配当再投資の値はざっくり計算 ここで特筆するべきは、配当を再投資するかどうかで、増加率は劇的に変わる、ということだ。 これは当たり前のことだが、複利のため、長期になればなるほど大きな変化となる。 配当再投資をしなかった場合は、金への投資はTOPIXやS&Pへの投資に大きく勝る。 それに比べて、配当再投資をする場合は、金への投資はTOPIXより若干高いものの、S&Pへの投資の方が増加率が遥かに高くなる。配当利回りの高いS&Pは顕著に増加率が高くなっている。 ただし、このような比較をする場合は、起点をどこにするかで結果が大きく変わる。 このような表やグラフを1つ見ただけで全部を理解したつもりになる人は要注意だ。 価格変動の波は、時に、数年単位で大きくなる。その反動が数年単位で来てしまうのだ。 そういっても、10年単位で50年まで変化を追っているのだから、長期的な変動は十分確認できているのではないか、と思う人がいるだろう。 それでは、現在から、10年前、20年前、30年前、50年前で、TOPIXとS&Pと金価格の変化を見てみよう。 ![]() ※配当再投資の値はざっくり計算 また少し違った景色が見えてくる。 ただし、ほぼ全てににおいて、金価格の上昇は配当再投資した場合のTOPIXを上回っている。S&P配当再投資のパフォーマンスは常に金価格の上昇を上回っている。 この表を単純に受け取ると、 50年までの投資の場合は、配当を生む日本株式への投資よりも金への投資の方が優れている。 ただし、S&Pへの投資と比較すると、金は配当再投資しないS&Pにすら負ける。 となってしまう。 どちらも真実ではない。 長期投資を判断する場合は、1枚の表やグラフですべてを判断することはできない、ということだ。 また、ここまでの内容を理解しても、また一つ注意点がある。 金価格は円換算であり、ドル換算ではない。 円換算をドル換算に変えると、また違った景色が見えてくる。 作り手が意図せずミスリードしてしまうこと往々にしてある。 読み手が正しく理解するためには、多くの指標の価格変動を頭の中に入れておき、間違った解釈をしないように努める必要がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.09.05 17:14:49
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