バリュー投資に騙されるな!
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さあて、「むぎゅ」では今まで何度も本当に優れた本の紹介していますが、真打の登場です。ポール・ケネディ著,鈴木主税訳,草思社出版「大国の興亡」です。上下2冊に分かれていますが、下巻だけでも可。長期投資家なら経済の流れ、資本の意志を理解する事は必然で、その為には資本の性質を理解する必要があります。今現在の資本の性質、或いは将来的な資本の性質を予想する為には、今までの資本の性質を深く理解する事が必要になってきます。前に書きましたが、最近になって急に借金肯定派が増えましたが、これは今現状の資本の性質を理解しているのといないのとでは、とらえ方が全く違います。まぁ、資本の価値の変化ですね。何事もそうですが、世界的な視野を持つ事と、色々な時間軸で物事をとらえる事が重要です。つまり、今現状での世界中の国々の力関係と、今後の力関係がどのように変化していくか、またその中で資本が最も増殖しやすいシステムは何か。長期投資家は常にこういう考えを持つべきです。過去の歴史から、資本の特性を芯から理解するべきです。本書は既にかなり古い出版物ですが、物凄く深い著者の知識と膨大な参考文献を元に、500年もの世界中の歴史を詳細な記述で説明し尽くしています。ボリュームは相当ありますが、物凄く簡易な表現で書かれており、中学生くらいでも理解できる内容となっています。近視眼的なバリュー投資家全員に読んでもらいたい、極めて優れた良書であると断言します。世界レベルでの経済的思考能力が開眼します。
2005.12.18
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昔、インターネットが今よりも普及しておらず、かなりコストがかかった時代。ネット中毒者に毎月何万円もの従量課金制のプロバイダ料と電話代がインターネット接続料としてかかった時代に、オタクやマニアといった一部のコアな人たちを助けた制度があります。その名はテレホーダイ。略してテレホ。ご存知の方も多いかと思いますが、テレホとは何かというと、特定電話番号への夜間の電話代が固定になるというサービスです。時間帯は23時から8時まで。料金は月に1800円。常時接続サービスのなかった時代、この魅惑的な制度の為に、多くの人間が廃人と化しました。ただでさえ転送速度が遅い時代に、23時以降の電話回線の混雑ぶりは想像を絶するものがありましたが、それでも、ネット中毒者は23時になるのを心待ちにして、23時から自然と集まる仲間とやり取りを楽しんだものです。そんな中、あるニュースが話題になりました。話題は「24時間テレホタイム」。つまり、24時間電話料金固定制のサービスです。今ではなんて事はないサービスですが、当時は賛否両論、論争が始まりました。その時まで暗黙の了解で23時から集まった見ず知らずの人々が、自分の生活リズムに合わせてバラバラに散ってしまうのが寂しかったのでしょう。混雑は活況の裏返しですからね。また、当時テレホタイムを目一杯使っているネット中毒者が、24時間接続するようになってしまって本格的な廃人になってしまうのではないか、という話もありました。余談ですが、平日でもネット中毒の社会人は平気で2時位まで書き込みしていました。それはそれで問題だったりしてましたが、それだけの魅力があったんでしょうね。テレホタイムには。さて、何でも東証が日本市場の夜間取引を本格的に検討しているようです。やっぱり資本主義では、資本回転率を上げる為にそういう流れになってきますよね。何だか寂しいものです。また何十年か経って資本主義が生きていたら、思い出話をしたいですね。「昔は9時から11時までと、12時30分から15時までしか取引していなかったんだよ」って。インターネットも常時接続になる前の方が魅力がありましたしね。今より遥かに不便でしたけど、当たり前でしたから。「ではまた。MEANINGでした(^^)。」っていうinfowebのなかよし掲示板の締め、分かる人いるんだろうか(苦笑)。
2005.12.17
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久々に本の紹介をします。「むぎゅ」で紹介する本は、バリュー投資家の皆さんが全く紹介していない本ばかりですが、どれもこれも名著ばかりです。自信を持って紹介できるものばかりですので、是非一読して下さいね。前にも書きましたが、バリュー投資家さんが紹介している本は稚拙なものが多く、それらはバリュー投資家さんの近視眼的な投資戦略を如実に表しています。バリュー投資家さんと同じ投資哲学を目指すのでなければ、読まない方が良いくらいです。何度か書いていますが、今はバブルです。これからも数年続く息の長いバブルになるかもしれません。分かり易く言うと、大底を打ってから日本株全体がこれだけ急騰し、反動で中期的に暴落する懸念を残しつつも、長期的には緩やかな株価上昇があり得るという事です。何より重要なのは、緩やかな上昇という点です。急激な株価上昇でバブルを膨張させてはいけません。過度なインフレにさせてはいけないのです。過度なインフレになると、日本は崩壊します。日本が崩壊しない為に、日本国民が大損害を受ける事になるかもしれません。過度なインフレが何かというと、地価の高騰です。その為世界最大の仕手軍団の日銀は、土地の暴騰を起こさずに、株高を演じる必要があります。日銀の量的金融緩和は、できるだけ早く解除するべきです。さて、前置きが長くなってしまったのでまいていきます。いつも通りですね。今回紹介するのはかんき出版、野村由紀夫著「日本株の逆襲」です。既に1年以上前の本です。この本は読み物として物凄く面白く、経済の裏側についてかるく触れる事が出来ます。勿論、この本に書かれている事は全てが真実と言う事は無いでしょう。しかし、共感する部分は多いはずです。「まぁいいや、儲かる株を教えてよ」「儲かる株?そんな事知りたいの?」株式投資に生き甲斐を感じる人に質問します。「貴方に突然予知能力が備わって、ある1つの銘柄の値動きを知る事が出来るとします。上がると分かっているその株を、貴方は買いますか?」「むぎゅ」の読者に、変わった人が多かったら嬉しいんですけど…。
2005.12.14
現在株式市場ではバブルの真っ只中ですが、みなさんどうですか?しっかり踊っていますか?「いや、俺は踊ってなんかいないぞ!」という人は、意識をして踊る癖をつけましょう。よし踊ろう、という意識は重要ですよ。踊らないように努力するのは、意識しないで踊るのと同じくらい危険です。もし意識して自制し続けないと踊りたくなるような性格であれば、踊っている意識を常にもって踊った方が、暴落時に過剰なリスクを取らなくて済む事になると思いますよ。バリュー投資家さんたちはこんな馬鹿みたいな事、なかなか教えてくれませんけどね。さて、不景気には絶対評価、好景気には相対評価が人気を博します。参考にする指標がころころ変わるのを良しとしないバリュー投資家の中でも、評価方法の変化は受け入れているみたいです。例えば、PER重視だけど成長性も重視する、という「成長バリュー投資」が現在バリュー投資家さん達の中で大人気ですが、株価が上昇して来期PERでも買えない水準になり、来々期PERを徐々に織り込んでいます。中には3年も4年も先の業績を織り込もうとしています。怖いですね。で、こういう時に注意しなければならないのは、3年後ないし4年後になって、予想通りの好業績だったとしても、その先の業績予想で成長鈍化したら株価は今より下がっている可能性も十二分にありますよ、という事です。前にも書きましたが、ROEを低下させずに成長を持続させるのが活きの良い企業です。ROEが低下する傾向にある銘柄はそのうちPERが低下します。相対評価する時は、是非ROEの推移予測も参考にして下さいね。
2005.12.11
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流石です。台無しティ。この所急に株価上昇していましたが、本日MSCB発行。発行元はライブドア証券。資本提携みたいですね。笑えます。しかし、ライブドアも攻めますね。インフレ転換期に攻撃的な企業は得をします。ROEが下がらないなら増資は問題なし。以前にも書きましたよね?個人的に、今は借金した者勝ちだと思ってまして、借金は勿論、借金の為の増資も中期的に大歓迎です。サンシティや原弘産などでMSCB銘柄は大儲けした事が多いので、今回も個人的には笑って許します。出来の悪い子ほど可愛いですね。ただ、サンシティの時も思ったけど、ちょっと早すぎるんじゃないかな、とは思います。企業価値に比べて株価はまだまだ低いですからね。まぁ、それだけ焦っているんでしょう。あまり時間的猶予がないんでしょうか。「むぎゅ」では、暴騰している銘柄を売却して利益確定、暴落している銘柄を買い進むという無謀なチャレンジャーを募集しています。(因みに、僕は原弘産がMSCB発行した次の日、大暴落した寄り付きで人生を賭けて信用取引限界まで買いを入れた愚か者です)さぁ、共に破滅に突き進もう!
2005.12.08
忘れてはならないのは、既にバブルに突入していると言う事です。ファンダメンタルでの水準訂正は終りました。これからは、大量に行った設備投資に淡い期待を寄せながら、金余り経済で自分より阿呆な市場参加者の増加にかけるという、なかなか素敵な投資戦略が必要になってきます。潔癖症な人は降りた方が無難。でも、みんなで踊れば楽しいのは、十何年か前に経験済みですよね?さて、バリュー投資家の方々の中にも数名、我を忘れている人が出てきました。ただ、思うのは資本市場ではこういう健全な熱狂があるべき姿なんですよね。こういう時に順応して投資戦略を変えちゃう人は長期投資家ではありません。長期投資マンセーの中期投資家は、そろそろ自分の言動が不一致の状況に気が付いているのでしょうか。いつかは暴落が来ると思いますよ。それはそうです。長期上昇相場も半ばまで来た感じですが、何かのきっかけで短期大暴落の懸念は残ります。きっかけは何でも良いです。去年の5月のような虚を突かれるものかもしれないですし、テロや天災かもしれません。中国の銀行の倒産劇かもしれません。アメリカ発の世界恐慌かもしれません。別に何でもいいんです。兎に角初心者が増えてますからね。勿論僕たちもですよ。巷で大活躍中のバリュー投資家さんたちもです。逆張りの人は信用枠で買い下がり戦略を続けていたら、いつかは破産する事を覚悟しないといけません。今は物凄い含み益でしょうからほとんど現実味はないでしょうが、賢明なる投資家の皆さん、中長期暴落時に過度な信用枠を使っての買い下がりをしない自信がありますか?適度な暴落をしながらの上昇は心地良いものです。過度な暴騰は最悪パターンですよ。日銀はまだゼロ金利を解除できないようです。破産するのを承知の上で、刹那的な快楽の為に気が狂うまで踊り続けるのです。さあ、一緒に踊りましょう。ジュリアナ東京って知ってます?あんなイメージで。
2005.12.05
「バリュー」という言葉に嫌悪感を抱くバリュー投資家嫌いの僕としては、前回の日記で便宜上「資産バリュー」「収益バリュー」「成長バリュー」という表記を用いましたが、これは日本のバリュー投資家が信仰している日本独自の砂上の楼閣と思っています。つまり、我々初心者は物事をとことんまで簡略化して考えるべきで、「資産バリュー」→万年低PBR「収益バリュー」→万年低PER「成長バリュー」→万年高ROEと置き換えてもらった方が良いです。「バリュー投資」というのは「価値」と「価格」の差に着目して投資するので、極論ですが「株式投資」≒「バリュー投資」なんです。それなのに、「バリュー投資家クラブ」の方たちは自分の考えと合わない投資手法は低く見ているんですね。全く困ったものです。景気の波が経済の鼓動である以上、景気上昇→好景気→景気後退→不景気→景気上昇の波に株式市場のうねりが先行して推移します。株価上昇(不景気の終わり頃)→バブル(好景気の最初の頃)→株価下落(好景気の終わり頃)→セリングクライマックス(不景気の最初の頃)→株価上昇(不景気の終わり頃)という感じで。あくまで建前上ね。で、好景気になる前に市場は活気付いてきますし、不景気になる前に市場は冷え込んできます。株式市場が賑わってきた時は、もうすぐ好景気ですから当然「夢のある成長銘柄」が買われます。そして、実際に景気は良くなってますので、業績も文句なし、という事です。逆に、株式市場が冷え込んできた時は、もうすぐ不景気になりますから当然「確実な資産株」が買われます。そして、相対的にお金の価値が上がるので、企業の潜在力も向上する、という事です。ところで、ファンダメンタルからテクニカルまで、資産株から成長株まで、短期から長期まで、結局なんでもやっている人が最終的に落ち着くのは、結局万年低PER、持続した収益バリュー銘柄です。当たり前です。なんて事はない、バフェットが言っているのも、突き詰めれば「株式投資で最もリスクに対してリターンが大きい投資をするなら、収益が安定している低PER銘柄を買え」というだけの事です。当然市場が常に健全なら、低PER銘柄はダメ企業です。市場が間違っており、貴方が正しければ低PER銘柄群は宝の山、という事です。つまり、バリュー投資家が自らの投資手法に強気なのはそういう事です。
2005.12.02
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バリュー投資クラブの多くの人が投資と投機をごっちゃにしている感じがします。それなのに投機やらテクニカル分析やらチャーチストを馬鹿にしているのを見ると、「お前らがやっているのは投資じゃなくて投機だ!」という事を言いたくなる人は多いと思います。バリュー投資家さんにそういう事を指摘した人が過去にいて、バリュー投資家さん達にボロクソに貶されているのを見て、僕はバリュー投資家に嫌悪感を抱いたものです。淡い思い出です。資産バリューの場合「ファンダメンタル分析」では収益力が向上が期待できない、死に金をたっぷり持っているダメ企業の水準訂正を期待するのは、不確実な投機です。収益バリューの場合「ファンダメンタル分析」で予測可能な期間にEPSが増加していないダメ企業の水準訂正を期待しているのは、不確実な投機です。成長バリューの場合「ファンダメンタル分析」で織り込んだ成長速度を上回り続ける為には未知の領域に対する期待度が必要になり、不確実な投機です。基準を自分で決め、時間軸に対する水準訂正を期待するというのは全部投機の要素が含まれていると思います。本当のファンダメンタル分析は、企業が倒産するまでに金利以上のインカムゲインで元を取る事が可能かどうか、という話になるんじゃないでしょうか。退屈ですねぇ。というか、バリュー投資の事を全く理解していない僕が、バリュー投資の矛盾について指摘するなんてちゃんちゃら可笑しいですね。矛盾を認めたうえで、自分に合ったバリュー投資を貫き通せば、株式投資に正解はないのだからそれなりに優れた運用成績を残せると思うんですが…。ちなみに、偉そうな事を書き続けている僕自身、短期から長期まで、万年割安資産株から超割高成長銘柄まで、ファンダメンタル重視で何でもかんでもやっています。なんでもありですな。他人と違う意見が好きです。他人と違う意見を聞きたくなったら「むぎゅ」に遊びに来て下さい。週末は家族みんなで遊びに来てね。団体割引もあるよ。あ、バリュー投資家は来ないで下さいね。ここは反バリュー投資の初心者の為のサイトです。
2005.11.28
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つまり、こういう事だ。「業績が良いから、株価が上がる」のと、「株価が上がるから、業績が良い」のは、結局どちらも同じくらい正しい。上の文章は、「ファンダメンタルとテクニカル、どちらも同じくらい正しい」という内容に置き換えてもらってもそんなに違いはない。逆に、「ファンダメンタルもテクニカルも、どちらもある程度は矛盾している」というふうに置き換えてもらっても良い。あー、これじゃニュアンスが上手く伝わってない気がするなぁ。「完璧主義者や潔癖主義者は資本主義では損をする」とかの方が近いかもしれない。頭のよさそうな有名投資家や頑固なバフェット信者の矛盾を見抜く力は、これから絶対に必要でしょうね。
バリュー投資家が自分の投資方法こそ王道だと確信し、場合によって他の手法を用いている投資家を一段下に見ている事が我慢ならない。少し前にバリュー投資クラブに人気の出た銘柄は、僕が初心者的な考えで投資していた銘柄がほとんどだった。何故、彼らはその程度の分析力でかくも強気になれれるのだろう?と常々考えていた。その時に人気のあった「バリュー銘柄」で代表的なものを下記に示す。・三東工業社・ウエスコ・シチエ・クリップコーポレーション・東京製鐵現在、彼らバリュー投資クラブは投資手法を変え(長期投資家が投資手法を変えるなどという事が果たしてあるのだろうか?)、高成長銘柄を買いあさっている。PBRは低いほど良いといっていた長期投資家が、今何を買っているのかは、知る由もない。少し前、人気を集めていた「バリュー銘柄」で代表的なものを下記に示す。・ダヴィンチ・アセットM・フージャーズ・アーネストワン・アーバンコーポレーションそして、彼らバリュー投資クラブの人間が次に注力し始める銘柄は何かと、何百、何千もの個人投資家が注目している。それは、割高だと言い続けたサンシティかもしれないし、もうダメだと言い続けたダイナシティかもしれない。もしかしてバリュー投資家さんは、移り気が激しく、物凄く視野が狭いのではないだろうか。バリュー投資家さんは分析力が向上するのが早い代わりに、基礎的な投資哲学が確立されるのが物凄く遅いのかもしれない。バリュー投資家さんたちは、自分達がコテンパンに叩き下ろしていたダメ企業が収益急改善していくさまを、これからどのような目で眺めるのだろう。そして、自分達が持ち上げていた優良企業が収益低下していくさまを、同じくどのような目で眺めていくのだろう。同じ投資手法を最後まで貫けば、破産の懸念は少ないと思う。コロコロ投資手法を変えている人が一番危ない。
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さて、ファンダメンタル分析マンセーのバリュー投資家は理路騒然と曲がるというのが僕の持論ですが、バリュー投資家を馬鹿にしている訳では全く無く、投資家としてではなく、情報屋としては尊敬さえしています。投資家は、特に投資家の中でも我々のような初心者は、それらバリュー投資家の提供する情報(有料、無料を問わず巷に溢れかえっている情報全部です)を半分以上疑ってかかった方が良いです。まずその情報が間違っていると決めてかかって、その上で利用する方が良いです。繰り返します。本当のファンダメンタル分析は理路騒然と曲がります。ファンダメンタル分析に加味されない項目、例えば社長や幹部のカリスマ性とか、社風とか、技術とか、設備投資の内容、先行投資に踏み切った理由とか、そういった事が思いの他重要だったりします。逆に、PERとかPBRとか自己資本比率とか利益率とか、そういったバリュー投資家さんが最重要視する項目は株価に織り込まれている場合も多く、まぁ、グダグダ書いているうちにどうでも良くなったのでここら辺で止めます。さて、今回はバリュー投資家が匙を投げ切って忘れ去っている銘柄、株を買っている投資家を愚の骨頂、とまでこき下ろしているのではないかと個人的に思っている、悪名高きインチキ会社、台無しティを紹介します。サンシティよりも酷いと各サイトで有名です。本当かと思い、天邪鬼の僕は斜に構えて適当に調べた結果、ある意味サンシティよりも投資妙味ありといえるかもしれないという結論に達しました。適当ですな。不動産流動化事業も手がけており、これが化ければ株価急騰もありえるかもしれない。でも、僕はどちらかというとサンシティに魅力を感じてしまいますね。現在株価は29350円。僕はこの株価水準では買いませんが、お金が余って仕方がない人、優等生のフージャーズにそれほど魅力を感じない人は、買っておくと良いかもしれません。し、悪いかもしれません。イメージでは、ガリ勉優等生:フージャーズお調子人気者:サンシティ出来損ないのやんちゃ坊主:台無しティさて、ボランティア活動で表彰されている原弘産も含めて、時価総額1000億レースが開催されています。オッズは下記の通りフージャーズ:1.1倍サンシティ:2倍台無しティ:100倍原弘産:1.5倍「むぎゅ」では引き続きサンシティを応援しています。が、台無しティも応援する事にしました。パンパース部隊としてオシメがあれば出撃したいと思います。
2005.11.27
たまには買い煽ってみます。銘柄紹介もやらんとね。今回は2銘柄。ジェイ・ブリッジとTRNコーポレーションです。両方とも最近僕が買った銘柄で、タイミング的にも丁度良い感じだと思います。それでは、各銘柄について煽ってみます。みんな買って、各自のサイトで紹介して下さい。提灯が沢山付けば、ネズミ講式に早い者勝ちで儲かりますよ。やったね。取り合えず、将来的にはメルマガで有料会員にだけ教えちゃいます。秘密ですよ。さて、どこまでが本当でどこまでが嘘か全く分かりませんが、どうもバリュー投資家さんたちが有料で会員募っているというのは本当のようです。僕は知らなかったんですけど、安全と情報はお金のかかるものらしいですよ。理路騒然と曲がる素晴らしいファンダメンタル分析(正直な所、個人的には曲がらなければそれは本当のファンダメンタル分析ではないと思っています)は、お金に変えられない価値のあるものですよ。あ、ちょっと鼻がのびてきた。嬉しいな。前フリが長くて本筋が見えなくなってきましたので、ここからはまいていきます。そろそろ飽きてきました。ジェイ・ブリッジについて大変換期は過ぎ去り、ここからは地味な成長銘柄。万年低PERの優良成長銘柄になりそうです。現在1747円。注目するべきところはやっぱり低PERの高PBRですね。有効に使ってくれる増資は個人的に続けていってもらいたいと思っていますが、借金だけでまかなえるならそれでもいいや。というか、もうどうでもいいや。TRNコーポレーションについて大変革期です。ガツンと勢いに乗って欲しいですね。現在353000円。無駄に社長も捕まったし、時代の流れに逆行して名証2部上場してくれないかなぁ。無理か。もうどうでもいいや。最近バリュー投資クラブで一番人気のあるのはダヴィンチでしょうか。僕も持ってますけど、みんな本当に長期投資なの?僕は中期投資メインなので、この水準では買えんな。買いたくない値段になったら売却。今までそれで何度も後悔してきたけれど、パフォーマンスは悪くない。なんでだろう?まぁやっぱり、もうどうでもいいや。
2005.11.22
ファンダメンタル分析は専門家など他の人にやらせておけば良いという事を書きましたが、それが有用なものであれば、代価は支払うべきでしょうね。現在では、そのような代価を支払う価値のある分析を提供してくれる所はないと思います。個人投資家の方で、中には投資哲学を学ぶ為に代価を支払っても良いと思える方はいらっしゃいますが、企業分析に関してはやはりまだ専門家と比べると稚拙と言わざるを得ない状況のようです。僕はまだインターネット上で、「この人の分析情報を得る為ならお金を払っても良い!」と思える人には出会っていないですが、今後日本で資本主義が発展するに連れて、そういう人が続々と出てくるようになると思います。僕たち初心者は、あまり深い分析力を活用して集中投資しようとしないで、夢のある企業や好きな企業への分散投資で良いと思いますよ。
2005.11.20
今、バリュー投資家の間では会計の知識が高く、分析力の優れた人が優れた投資家である、というような雰囲気が蔓延しています。感染しないように注意して下さいね。何度も何度もしつこいくらいに書きますが、専門的な分析力が優れた人が優れた投資家である、というのは間違いです。ファンダメンタル分析なんか投資家の仕事じゃありません。そんな事は他人にやらせておけば良いんです。投資家たる貴方には、優れた情報を見抜く力と、多くの情報を捌く情報処理能力が求められているのです。そして、何より重要なのは基礎。基礎とは投資哲学であり、社会情勢を知る事であり、資本の意志を識る事であり、資本主義のルールを腹の底から理解する事です。
僕は以前ここでも紹介した「選択」と「フィナンシャルジャパン」の2つを購読しているのですが、ここの読者でこの2つを読んでいない方がいらっしゃいましたら是非購読をオススメします。毎回期待以上の内容で、物凄く満足しています。僕は思うんですが、僕たち初心者でもこういう優れた雑誌を定期的に読む人と読まない人とでは、何年か経つと物凄い差が出てきてくるような気がします。「選択」は既に多くの支持者がいる有名雑誌ですが、「フィナンシャルジャパン」は今ひとつ正当な評価を受けていないような気がします。全ページ通じて、編集力が物凄く、分かり易い説明で簡潔に纏め上げているので僕ら初心者には大助かりです。編集部の方、これからも頑張って下さい。「むぎゅ」は「選択」と同じくらい「フィナンシャルジャパン」を高く評価しています。巷では「ZAI」という本が昔から大人気のようですが、僕は昔からあの本の良さが分かりません。初心者を中心に購読している人も多いようですが、僕は初心者にこそ「選択」や「フィナンシャルジャパン」を薦めたいですね。情報量も質も面白さも遥かに上だと思います。ちなみに、「フィナンシャルジャパン」の編集部の方が以前「むぎゅ」に書き込んでくれたので、宣伝します。最新号の1月号は、資本主義社会の根底を支えるコーポレートガバナンス、会計についてを中心にまとめられています。資本主義社会にいる限り、株式投資の指標である事業報告書が適切であるか、確りと監査しなくてはならないのですね。現在の日本市場は不完全な資本主義社会ですから、会計の知識が高い人が矛盾を見抜いてボロ儲け、といった状況です。困ったものですね。さぁみんな、「フィナンシャルジャパン」を買いに書店へGo!
日経平均が小泉首相就任以来の最高値を更新したようです。長く苦しかったバブルのツケ、不良債権問題もかたが付き、企業間の株式持合も解消され、デフレも克服し、さてこれから日はまた昇る、日本の逆襲だ!という感じでしょうか。僕は今、「日はまた沈む」という本を読んでいます。なかなか勉強になりますね。バブルに入りつつある昨今、バブル時の書物を読んでおく事は大変勉強になります。自分を見失わない為にも特に僕たち初心者にはオススメですよ。さて、この前の日経新聞に書いてありましたが、東証の時価総額がバブルピーク時の8割に達したようです。という事は、ほとんどバブル絶頂期と同水準にまで経済規模が評価されているという事でしょうか。日経平均の算出方法は何度も何度も変わっていますから、もはや長期的なテクニカル分析には参考にならないかもしれません。現状は、浮遊株が多い銘柄とハイテク銘柄に大きく左右されてしまいますから、昔のままの採用銘柄&計算方式だと今と比べて遥かに高い位置に水準訂正されそうです。これは僕たちにババを掴ませる為の資本の謀略じゃないか、と思っているくらいが丁度いいかもしれません。まぁ、我々初心者はリスクを減らす事を最優先しましょう。何年も先の成長や上方修正を織り込んでいる超優良銘柄に投資するだけでなく、現状で悪材料織り込み済み銘柄を持っておく方が暴落時に耐えうるという点で良いかも知れませんね。どちらにしろ、設備投資が増え続けている今、成長企業を買い進む事がセオリーのようですが。
現在、インターネット上で所謂バリュー投資家を初めとして、様々な人気のある優良投資家が活躍している。彼らの多くはサイトを開設しており、銘柄について分析したり、投資成績を公表している。それらを読む我々初心者の感じる印象は、主に下記の3つがある。1.なんか所々で違うような気がするなぁ。大した分析もしていないのに、何故そこまで自信満々なのだろう?優れた投資家が推奨している銘柄は他の優れた投資家に伝染するのかな?よし、僕の投資戦略とどっちが正しいか競争だ!2.うーん、凄いなぁ。僕より分析力が優れているみたい。僕が分析するよりも精度が高いから、株価の上昇する確率も高いんだろう。じゃ、取り合えずこの銘柄買ってみよう。3.この人は凄い成績だからこの銘柄もかなりの確率で間違いないだろう。信じて買ってみよう。我々初心者は、忘れてはならない事があります。それは、世の中にはたくさん凄い人がいる、という事です。今現在、バリュー投資家ともてはやされている人は何処まで凄いのかを冷静に見定めなければならないんです。僕は、僕と同じくらい経験の浅いバリュー投資家が大活躍中の昨今、比較にならないくらい本当に凄い人を知っています。でも恐らく、その人よりも凄い人は沢山いると思っています。取り合えず、僕たちが一番凄いと思っている人は、案外大した事がない人である可能性が高い、という事だけは認識した方がいいでしょうね。
2005.11.19
水準訂正は終りました。ここから先は深かった谷の反動で大きな山が形成されるだけです。経済の鼓動は大きいですね。みんな楽観的に踊りましょう。踊れるうちに踊らなくちゃ損ですよ。みんな無意識のうちに見ないように目をそむけていますが、資本主義経済はそろそろスピードを緩める事さえできない所まできていますね。減速したら大混乱、大恐慌でしょうね。僕は資本原理主義をこのまま加速させていくと、最終的には全世界がひとつの国になると思います。そして、その時にリーダーシップを取らなくてはいけないのは、他でもない僕たちの国、日本だと思っています。アメリカや中国ではダメでしょう。宗教的な問題も、経済的な問題も、軍事的な問題も、絶対に解決できないような問題が山のようにありますが、和を以って尊しの日本国民がまとめなければならないように思います。資本主義を崩壊させない為には、資本の絶対量が変わらなければ資本回転率を上げ続けないとダメなんですね。でも今は、資本の絶対量がドンドン膨れ上がっています。対して、資源はそれほど膨れ上がっているわけでもないです。相対的に、何の保障もされていないお金の価値はドンドン下がっていくはずですよね。でも今のところ超インフレは起きていないですよね?当然です。アメリカ主導の資本主義社会のもと、ドルが幅を利かせていますからね。日本とアメリカがイカサマ資本主義を行っている限り、ユーロがドルを超える事はないし、中国は資本主義から逃れられない。歪んだ形の矛盾した経済です。いつまで続くんでしょうね。結局行き着く先は破綻ですね。困ったものです。
要は、極端な話をするとファンダメンタル分析なんて他人にやらせりゃいいんです。専門家にやらせてもいいでしょう。投資家である貴方は、価値のある情報を見抜き、捌いていく能力が大切なのです。まぁそんなこと言ってても結局は、他人の分析なんて余り参考にならないです。数字は事実ですから頭の上にハテナマークを浮かべながら眺めている分には参考になりますが、文章は参考にしない方がいい。四季報のコメントみたいなもんです。ない方が良い。バリュー投資家のサイトなんか、面白いから斜め読みする、というだけの話です。極論ですが、割安割高の判断よりも、株価の方が真実です。嘘で塗り固められた数字も、行間を文字で埋め尽くした駄文も、適当に並んだ蝋燭も、全部嘘です。市場原理主義では、株価だけが真実です。株式投資の大前提はいつでも、「株価は常に適正価格」。資本主義社会ですよ?投資も投機も大して変わりません。ファンダメンタル分析もテクニカル分析も同様に、大して変わりません。これを踏まえて、何を選択するか?です。株価は常に適正価格、どれを買っても同じく適正価格のはずです。それなら明日の適正価格はどうか?というだけです。1年後は?10年後は?そこからがスタート地点だと考えれば、株式投資が好きな人が一番の優良投資家だという事もある程度的を得ているでしょう?優れた投資家なんていないんです。みんな同じです。その時々でランダムに変わるんです。勝てば官軍、投資利回りで勝負なら、僕は超一流になってしまいますよ。それはないですね。当然です。僕らは最後に等しく破産するんですから。みんなで仲良く破産しましょう。よいかな、よいかな。。。
2005.11.15
調子に乗ってサイト紹介第二弾。http://plaza.rakuten.co.jp/namonakitousika現在日記13件、アクセス総数355です。今後どのような投資家になっていくか、期待は膨らむばかりです。なお、このサイトはリンク厳禁ですのでくれぐれもよろしくお願いします。
2005.11.09
株式サイトも誰も知らないような所を紹介して見ます。http://plaza.rakuten.co.jp/kabukenichi現在アクセス数は96。日記も3日分しかありません。将来有望かどうか、じっくり見極めたいと思います。
2005.11.07
ある程度僕のことを知っている人なら分かるでしょうが、僕はサンシティの熱狂的な株主です。もう、盲目的といって良いくらい。目指すは時価総額1000億円。ちょっと大きい目標ですが。で、最近はサンシティが注目されてきました。嬉しい事です。ただ、過去のサンシティ祭と違う事は、頭の良い人が推奨しているという事です。しかも、その根拠がホルダーなら知っている事だけだというのがとても残念です。お願いですから、サンシティをそっとしておいて下さい。詳細な分析は自分だけ見て満足して下さい。間違ってもサイトで公開しないで下さい。フージャーズやダヴィンチなどのように、優等生じゃないんです。失敗するかもしれないんです。それだけに、株主が温かく見守っているんです。良いじゃないですか、フージャーズやダヴィンチを買っておけばローリスクで確実に儲かるんですから。その方が頭の良い投資です。間違いない。それに、既にサンシティは暴騰して高値ですよ。何も今更買い煽らなくても良いじゃありませんか。低迷しているフージャーズを推奨して下さいよ。サンシティを推奨するなら、何故もっと早く推奨してくれなかったんですか。インフレ型の成長、多くの負債や増資をしてでも攻撃型姿勢を貫くサンシティ。失敗するかもしれないけれど、ホルダーからの愛でここまで育ってきたのに、よもやここまできて「バリュー銘柄」なんて事をいうんじゃないでしょうね?サンシティがバリュー銘柄じゃない事はホルダーが一番分かっているんですよ!というか、なんですかバリュー銘柄って?ほっといて下さいよ!僕はあんた達バリュー投資家が大っ嫌いなんだ!
2005.11.04
どうも昨日今日とアクセス数が急激に増加していて、正直にいうと、ごく控えめに言って非常に不快です。ここのサイトはサブタイトルにもありますが、リンク厳禁です。日記リンクなどをしている方は、即座に外して下さい。他人へ教えたりするのも控えて下さい。また、基本的にこのサイトは反バリュー投資の初心者向けに書かれていますので、反バリュー投資家や初心者以外は来ないで下さい。バリュー投資家だと自分の事を認識している方や、バリュー投資家と交流のある方は来ないで下さい。一人でひっそり読む分には全く構いませんが…。あと、反論を期待して書き込みをしても、僕の性格は他人の考えはかなりどうでもいいという天上天下唯我独尊の気分屋ですから、適当な書き込みしかしません。詳細な分析や銘柄批判も書き込みません。というか、ここのサイトを面白いという人は馬鹿じゃないですか?「むぎゅ」は何の価値もないサイトを目指しています。そっとしておいて下さい。
2005.10.30
手っ取り早く、バリュー投資から脱出する方法がありますので紹介します。それは、上場している全銘柄をざっと分析する事です。この手法で、まず知識が増えます。そして、判断力が磨かれます。さらに、センスが磨かれます。そしてなにより重要なのは、自分の判断が如何に間違っているかが分かります。最初は四季報に載っている情報だけでもいいと思いますが、四季報に載っている情報は比較的株価に織り込んでいる可能性が高いので、四季報だけで割安・割高を判断するのは極めて危険だといえます。まぁ、全銘柄をざっと調べて絞り込んだ上で、注力するのも良いと思います。ただ、意外に一次選考で漏れた銘柄の中にも結構割安なのがあったりするのが後で分かるのですが、それを含めて勉強です。というか、趣味ですので勉強とは全く違うんですけどね。この方法は、僕が株を本格的にやる様になった時に一度やったのですが、それ以来僕は頑固な分散投資家になってしまいました。まぁ、結果的に分散投資家になったのは幸運でした。恐らく個別セクターに注力しない20銘柄以上の分散投資家では、どのバリュー投資家の成績とも比較にならないくらいの好成績だと思います。本格分散投資家で、優れた成績を残しているバリュー投資家のサイトを知っている方がいましたら、今度こっそり教えて下さい。まぁ、僕の場合は割安株コレクターなので、値上がりしそうな株を買う投資家とは若干違うのですが。このサイトは毒舌ですが、読者の為になるように書いています。信じるも良し、馬鹿にするも良し。たまに以前の日記も読み返してみてください。結構首尾一貫していると思います。バリュー投資家の皆さんも、相場の流れによって自分の考えを簡単に変えたりしないで下さいね。
2005.10.29
「テクニカル分析は経済の心理学」チャートの動きを波に喩えるなら、チャート屋は波乗りしているサーファーのようなもんだ。大きな波の方がスリルがあるが、本人が思っている以上にリスクに対するリターンが少ないのに気が付いているのだろうか?一生懸命チャートと睨めっこしながら、必死になって毎日売買を繰り返している。まぁ精々頑張ってくれ。あんたらみたいなのが多いから、こっちが儲かるんだ。これが、バリュー投資家のテクニカル派に対する見解でしょう。アホ過ぎます。チャートは経済の鼓動。資本主義社会では資本は生き物であり、自ら意志を持って行動している。資本の意志は、唯一つ。自ら大きく動き回って、自分を育てる。資本主義社会で資本の成長が止まったら、それは即ち資本主義社会崩壊を意味する。インフレは経済が活性化している場合が多いから、鼓動もドンドン元気になっていく。大きな経済の鼓動の中で、幸福に包まれながら溺れ続ける。まさに、資本主義の一つの幸せ。矛盾の上に成り立っている脆く儚い夢の世界。大切なのは、全ての矛盾を肯定する事です。ちなみに、中途半端なファンダメンタル屋が一番儲からないようです。むしろ、基礎しか知らない方が結果論では良いんじゃないでしょうか。基礎が欠けてるファンダメンタル屋さんが多いですからね。一回中途半端になっちゃうと、なかなか抜け出せないようですよ。バリュー投資家なんか見ていると、客観的にそう思います。
今まで毒を吐いているという割に、ちょっと生ぬるかったですね。もともと僕は生粋の中期逆張り分散型のファンダメンタル論者ですから、こういった短期的な銘柄紹介は苦手なんですが、と前置きをした上で、健全な投資家が眉を顰める最凶最悪ドリームテクノロジーを紹介します。今日の終値は15700円。恐らくタイミング的にもバリュー投資家は買わないと思います。僕も買いません。欲しくないですから。実は割安銘柄。恐らくこの株はバリュー銘柄ではないでしょう。バリュー銘柄の定義は相変わらず分かりませんが。バリュー投資家が拒否反応を示す類の銘柄だと思います。サイトにアップしているポートフォリオに入れておくと、頭が良く見られませんしね。この株を、テクニカルではなくファンダメンタルで買えるなら、その人はバリュー投資家でないという事になるんでしょう。よく分かりませんが。今、バリュー投資家というのは偽者が多く、本物のバリュー投資家からすれば迷惑だという風潮がありますが、僕に言わせると本物のバリュー投資家は少なくても現在楽天サイトにはいません。バリュー投資家という概念が存在する事すら怪しいです。ネット上で蔓延している虚像に過ぎないのかとさえ思えてしまいます。サイト運営者は自分の事が道化師であるという、紛れもない事実を十分に認識するべきです。儲かった儲かった、予想が当たった当たった。お祭騒ぎの中心で騒ぐピエロが見物された回数が、右上のアクセスカウンタで表示されています。
2005.10.26
コメント(6)
場中ですが日本ライトンを紹介します。特に急いで買う必要もないですが、暴騰待ちです。下方修正でもしてくれた方が、あく抜けして良いかもしれません。下方修正で売るのはザコです。バリュー投資家大人気銘柄が下方修正で暴落しているのを見ると、おいおい…と思ってしまいます。知識ばっかり多くても、知恵がないとダメなんですね(暴言)。意味もなく毒を吐いたついでなんで、もう少し毒を吐き続けます。バリュー投資家は言っている事とやっている事が全く違うのに気が付いているんでしょうか?僕の中では「バリュー投資=なんでもあり」という方程式が確立されつつあります。もう少しで投機家の仲間入りです。バリュー投資家が買わない銘柄を紹介するのも段々大変になってきます。ただ、こんな偉そうな事書いている僕自身の投資手法自身が、短期から長期まで、純張りから逆張りまで、低PBR銘柄から高ROE銘柄まで、新興銘柄から再生銘柄まで、出来高の多い銘柄から週足までない銘柄まで何でもかんでもやっています。自分の事は棚に上げて何を偉そうに言っているんでしょうね。ただ、僕は割安株投資家です。割安株=バリュー株ではありません。というか、バリュー株ってなんですか?今度定義を教えて下さい。下らない事をグダグダ書いていて、内容が薄いのはいつもの事なので、本題はまいていきます。日本ライトンの話。寄り値は1027円で現在1034円。中期計画未達成の可能性は高いです。株価もなんだかそんな感じです。こ、これは期待できそう!
現在借金大国日本が何故破綻しないのか?それは、潤沢な個人金融資産があり、慢性的な経常黒字体質であり、国内で大半の国債を売り捌ける日本国民の安全主義体質による。それでは今後少子化による歳入減、高齢化による歳出増、国債利息支払による歳出増を食い止めるだけの体力はあるのか?答えはYesである。資本の意志はアメリカからアジアに向かってきている。アジアの発展が、日本経済を牽引する。回復した日本経済は、やがて歳入増加、隠された膨大な量の不良債権の健全化をもたらし、大幅な資本効率化を行いスリム化していく政府と復活を遂げた日本企業との連携により、プライマリーバランスの均衡化に成功するだろう。また、現状で日本政府が保有している膨大な資産について明確に提示さえすれば、日本政府がデフォルトを行う可能性は皆無である事が明らかにされるだろう。借金は返す必要は全くない。どうせ放っておけばインフレになるのだから、借金の額が全く減少しなくても、国債の対GDP比の割合は減少する。日本国の財政再建には多くの困難が待っているが、必要以上に悲観する事は無い。これは僕の持論です。そしてこの考えと、若干違う部分もあるものの、大概においてほぼ同じ見解を示している雑誌があります。毎日新聞社出版、週間エコノミスト臨時増刊10/17号 「大増税に勝つ」です。週間エコノミスト臨時増刊シリーズは過去に数え切れないくらい発売されていますが、かなり優れた特集が多いです。特に、ロンドンエコノミスト(日本訳)の世界展望が大変参考になります。今年も出ると思いますので、運良く発売されているのを見かけたら購入してみて下さい。また、過去に11月号を絶賛したフィナンシャルジャパンの最新号(12月号)の小泉政策を肯定的に評価している特集も一見の価値あり。批判ばかりしているマスコミを幾ら参考にしても、今の世の中の流れを掴む事は困難ですよ。どうでも良いですが、前号も今号もフィナンシャルジャパンは最近の株高お祭騒ぎに警告を鳴らしているので親近感がもてます。どちらかというと資産を守るというスタンスのようです。副題は「1億円を目指すビジネスセレブのための金融経済誌」なんですけど、この雑誌のスタンスは「資本主義社会では放っておけばお金は増えていくもの」という僕の考えに近いように感じています。雑誌との相性は良いですね。恐らく、経営者ないし経営者予備軍が主な読者層のような気がします。いえ、僕は経営者でも経営者予備軍でもないんですけどね…。
2005.10.23
なんでもかんでもやってみろっていう事です。グダグダ理屈をつけてないで、取り合えず経験してみて、それで決めれば宜しい。頭の良さそうなバリュー投資家全員を否定しているわけではないです。大半を否定しているだけです。このサイトは反バリュー投資家の初心者の為のサイトです。信用取引をやっている人は、ビギナーズラックに騙されてはいけません。数年前、不動産やマンションディベロッパー、商社や銀行、これらを底値で上手く買えたのは無知だったからです。無知だったから基本に忠実に低PERの高成長株を買って大儲けできたんです。今の知識で当時の環境で同じ事が出来たかというと、逆に出来なかったと思います。豚は太らせて喰うのです。今は右も左も大暴騰。みんな大儲けです。しかも、恐ろしい事にバブルにはまだ突入していないのです。これだけ長い上昇相場でバブルに突入していない。恐ろしいですよ、資本主義社会は。
2005.10.21
結論から言うと、世間で賑わっているバリュー投資家は近視眼の屁理屈屋である。機械的なスクリーニングをしないのに、統計的手法を用いて低PERやら低PBRやらが優れたバリュー銘柄だという認識をもって疑わない。最後まで疑ずにその道を突き進めば、株式投資に王道はないのだからそういう手法も優れた投資に成り得るのだが、如何せん圧倒的多数のバリュー投資家は経験が浅い。その為、移り気が激しいし、投資スタンスも変わる。何度も言ってしつこいようだが、基礎が確立されていない事が原因である。バフェットが王道、グレアムが基本、フィッシャーが応用、そんな馬鹿な話はなく、全て等しく正解である。市場は常に適正価格だから、PERに価値は全くないというのも正解。PERが高い時に買って低い時に売るというのも正解。適正価格であるのにPERが高いのは積極的な設備投資を行っている場合や、大規模なリストラをしている場合もある。PERが低いのは、成長が鈍化した場合や衰退している場合もある。投資と金儲けが一緒でないなら、企業が種を蒔いている時期(高PER)に買い、収穫の時期(低PER)に売るのも正解ではないだろうか?長期投資家は短期投資家を、ファンダメンタル信者はテクニカル信者を、低PER趣向家は高PER趣向家を自分よりも低く見ている風潮があるが、何処まで理解してそう判断しているのか、いささか疑問ではある。
最高のタイミングなので、今日場中で買えるなら悪名高い東京製鐵をオススメします。特に下げる理由もないのに爆下げ中。ホント、特に下げる理由はないんですよ。ここから下は、強気で買い下がりで良いかと思います。下げてる理由が、業績が会社予想を若干下回った、設備投資の増加、上がらないから下がる、とか、その程度の理由です。バリュー投資家が慌てて売っていたら笑えますな。「むぎゅ」では、実は既に売っていました、とか言ってくれる猛者(バリュー投資家の鑑)を募集しています。寄り値は1533円で、現在株価は1498円。だれかがウケを狙っているとしか思えません。
場中ですがIDUを紹介します。いま、革命がおきています。寄り値は274,000円。現在値は27,8000円です。中期計画今期経常利益20億→来期40億→さ来期100億をどれだけ前倒しするか?期待が膨らみます。
2005.10.18
よくわかりませんが、成長バリュー、収益バリュー、資産バリューというのがあるらしいです。要は理屈を付けるのがファンダメンタル分析という事ですね。僕は嫌いじゃないです、バリュー投資家。好きでもないですけどね。さて、吐いて捨てるほど居る楽天サイトのバリュー投資家。彼らが何故大和自動車交通に注目していないのかは不明です。取り合えず上場している全銘柄は一通り目を通してもらいたいものです。よもや彼らバリュー投資家が、この株が何故上昇しているのかさえ理解できない程度の分析力しか持ち合わせていない、という事はないでしょう。現在の株価は666円。まぁ、この株価水準で買うかどうかはセンスの問われる所かも知れません。時価総額は70億円弱です。ちなみに、偉そうな事言っている本人が一番良く分かってないのは秘密です。
2005.10.17
数字上、歴史上他に類を見ない中国経済の莫大な不良債権の増加が緩和され始めたかに見える。横領や会計粉飾、暴動に内戦。国境のない国中国は、果たして再び資本の信頼を得る事ができるのだろうか?成る程、中国経済は破綻しなければ夢のある市場かもしれない。変動為替相場に移行して著しいGDPの低下を招く事は許されない。加熱した不動産市場をバブルにさせてはならない。安定したエネルギーの供給を受けなければならない。急速な民主主義化、資本主義化は避けなければならない。何れも深刻な問題だが、問題の本質はこれらではない。資本主義が蔓延している近年では、問題の本質は常に資本の意志である。アメリカが基軸通貨のドルを刷りまくり、世界中で金が余っている状況下で中国の貿易黒字は凄まじく、増えに増えた外貨は自国通貨の元に返還できず、国内で多大な問題を抱えつつもアメリカの国債を買い捲る。止まらない、止まらない、止まらない。ドルは次第に価値が薄れていき、やがてアメリカ発の第3次世界恐慌が世界中を覆うだろう。そうならならい為に、アメリカ主導の金融市場を全世界に覆いつくさなくてはならない。全世界がドルを得る為に働き、そのドルでアメリカ国債を買い続ける。この仕組みは単純である。何故愚鈍なファンダメンタル屋が中国株投資を始めるか。一見、結論は得られたように思える。基礎がすっぽり抜け落ちているが為に、1歩先だけしか見えていないのである。2歩先が見えていないのである。加えて、手段が目標になってしまっている。資本を増やす事が唯一無二の目標であり、資本の有効活用が、経済規模の拡大が、資本主義経済の維持が、手段ではなく目標になっているのだ。多くの人は勘違いをしている。資本主義経済のルールは根底が矛盾している。矛盾を肯定し続けないと、維持できないシステムなのだ。始まりからチキンレース、仕手化合戦。資本主義経済でファンダメンタリストは常に自らを愚鈍であるという認識を持たなければならない。日本は半社会主義から市場原理主義に物凄い速度で移行しつつあるが、完全な市場原理主義はハイリスクハイリターンの最たるものである。最後は必ず破産するから、心の準備だけはしておきたい。
2005.10.15
スリルを買うのではなく、時間を買う。株価を買うのではなく、変化を買う。怖いのは株価の値下がりではなく、変化の織り込み。愚鈍なファンダメンタリストが気が付く前に先物買い。株価は常に適正価格。明日には適正じゃなくなっていますけどね。釈迦に説法、常識ですよね?
2005.10.10
今現在発売されている本も紹介したほうが良いですね。という事で、今回紹介する本は「BRICs経済」という本です。日本経済新聞社出版。熟読すべし。すっかり割高になってしまったインドを初め、一つでも銀行が破産すると株が紙切れになってしまう危険のある中国、いつの間にか復活したロシア、過大な期待を裏切り続けているブラジル。これらの経済を知ると、資本の流れが見えてきます。次はベトナムを初めとして東南アジアが元気になりますので、日本市場がバブル化した際の資金の逃げ道を今から模索するのも良いかと思います。重要!本は別に最初から読まなくても良いです。途中で読むのを止めても良いです。何冊も平行して読んでも良いです。一度読み終わった本を何冊か引っ張り出して、同時に複数の本を読んでみると、なかなか時間短縮になって良い感じです。本の読み方なんて、どうでもいいです。肩肘張らずに、気楽に読みましょう。
株は安い時(市場の評価が低い時)に買って、高い時(市場の評価が高い時)に売るものです。株価が上がるから株を買うのではないのです。釈迦に説法、常識ですよね?
2005.10.06
日経平均が底割れし、バブル後最安値を毎日のように更新し続けていた2001年。総悲観の真っ只中、株式経済金融関連の素晴らしい本が何冊も発売されました。今回紹介するのはその中の一つ、「日本経済「出口」あり」という春秋社出版の本です。司会者が宮崎哲弥で、金子勝と木村剛の対談形式をとっている本書は、当時の日本経済の問題点と解決策について論じ合っています。反市場原理主義の金子氏と改革派の木村氏は本来持論が真逆の筈ですが、白熱した議論の中でもお互いが同意している部分が意外にも多い事に驚かされます。キャリア(ハイリスクハイリターン),ノンキャリア(ローリスクローリターン)に分かれるアメリカ型社会と、保守的な日本社会との迎合がどの位置に落ち着くかは意見の分かれるところではありますが、取り合えず不良債権処理ありき、構造改革ありき、という点で2人の識者は意見が一致しているようです。大筋で、今の日本の改革は望ましいという事でしょうか。ところで、本を読む時は是非マーカーを使う事をオススメします。個人差はあるでしょうが、マーカーを使って重要な箇所にアンダーラインを引きながら本を読むと、本に対する理解度が驚くほど向上します。恐らく、全ての文が重要かどうかを真剣に吟味して読む事で、ただ本を読んでいる時より何倍も理解力が向上するのだろうと思います。本は過剰に大切にしない。多少汚れても、本の本質的な価値は劣化しません。
新規株式発行などを除いて、基本的に保有銘柄の株価には全く何の価値もないです。株価と業績が深く関わる元気な企業については、インフレ時には有限責任の名の下、無茶をして元気に育ってくれれば結果が付いてきます。釈迦に説法、常識ですよね?
2005.10.02
引き続き、雑誌の紹介です。「フィナンシャルジャパン」、株の世界ではお馴染み、悪名高い木村剛が今年5月から編集長に就任した月刊誌です。木村剛といえば、皆さんご存知「倒産リスト」ですが、リストに載った巨大企業のその後の再生劇が凄まじかったのは既に周知の事実です。借金を帳消しにすれば超一流企業の出来上がり、といった企業ばかりでしたから、何か裏があるのかと勘ぐられても仕方ありません。僕もかなり倒産リスト銘柄で利益を上げさせて頂きました。外資の手先、経営者失格、とまで扱き下ろされていますし、大筋でそれらの指摘は的を射ていると思いますが、経済知識はなかなかのものです。さて「フィナンシャルジャパン」ですが、特に最新号の11月号の出来が素晴らしく、ここのサイトでも言っている、資本主義のルールや、個人投資家の投資スタンスの基礎的な概念をギッシリ書いてあります。また、本田健さんとの対談もかなり興味深かったです。金持ち父さん貧乏父さんの考え方が嫌いな僕は、こっちの対談の方が心地良いです。ただ、残念な事に前回紹介した「選択」と同じく、この「フィナンシャルジャパン」も書店では見かけない雑誌ですので定期購買しないと読めないかもしれません。僕はよく書店に行くのですが、書店でフィナンシャルジャパンを置いてある所は見た事ありません。本当に一般販売しているのだろうか?ともあれ、次からは雑誌じゃなくて普通の本の紹介に移ります。我々初心者は、インターネットのサイトばかり読んでないで、紙媒体の本を読むようにした方が良いと思います。基礎が確立されていませんからね。繰り返しますが、今も昔も巷には名書が溢れかえっています。最近は株式・経済関連の本の絶対数も急速に増加しており、それに伴い様々な優れた本が出版されています。書物にお金を惜しんではいけません。優れた本は、インターネットの有名バリュー投資家のサイトの何倍も、何十倍も役に立つものです。本当ですよ。これまで余り本を読まなかったという人は、明日から1冊でも多くの本を読み漁って下さい。そうする事で、書店で本を買う時に役に立つ、良書を見分ける能力が身に付きます。この能力が身に付くと、人生が豊かになります。繰り返しますが、くれぐれも本にかけるお金をケチらないようにして下さいね。(更に言うと、役に立つから本を読む、という考えからも脱却してもらいたいところではあります)
最近若干アクセス数が増えています。余り有名になっても嫌なので、更新頻度を落とします。同じURLで7年以上サイトの運営をやってますので、今更多くの人に読んでもらおうとは思っていません。地味にひっそり毒吐きながら運営します。ファンダメンタルは分かったつもりになれるので便利ですが、銘柄によっては死に金になるので気を付けて下さいね。バリュー投資家を謳っているサイトでは、「日本を豊かにする為に投資している」と偉そうにダメな投資をしているサイトが物凄く多いです。低PBR、低ROE、低成長の資産バリュー株は、多くの場合、投資先としてはゴミです。資本主義国家日本ではこれらはダメ企業です。ダメ企業に投資をするのは資本主義国家としては余り役に立たない投資家といえるでしょう。高PBR、高ROE、高成長の企業が優良企業です。多くの場合、優良企業は高PERですから、割高成長株に投資する事が資本主義国家日本国の役に立つ投資家といえます。万年割安低成長株に投資するのは、資本を有効に活用していない事になります。乱暴に言ってみれば、莫大な資産を溜め込んでタンス預金ばかりしている老人に投資をしているようなものです。資本を元気よく回転させる、若者に投資をしなければなりません。若者は、常に資本を必要としています。高PER、高PBR企業の多くは、常に資本を必要としています。多くの資本を調達する為に、株価を高い水準で維持しなければなりません。元気な企業の株価が高い事で、資本主義経済は成長します。割高な成長企業に投資するのが優良投資家なのです。勿論、見極めが肝心ですが。こういう事を、何故どのバリュー投資家も教えてくれないんでしょうか?投資じゃなくて、金儲けを追及しているからでしょうか?前の日記にも書きましたが、もう一度いいます。投資と金儲けは似て非なるベクトルです。お金は儲けようと追いかけたり、他人から奪ったりするものではないのです。活き金を使う事で、結果として増えていくのです。意識しないでも自然に増幅していくのです。我武者羅に儲けようとしていては、資本主義社会で迷子になりますよ。毒毒毒毒毒…。
2005.09.27
政治・経済・株式の雑誌を全く読む価値のないものと思い込んでいるバリュー投資家が居ます。嘆かわしい事です。中には日経新聞を読む必要もないとさえ言っているバリュー投資家もいます。何故でしょうか?それはそれらのバリュー投資家があまりに近視眼的だからです。長期保有を前提とするなら、木よりも森を見るようにしなければならず、日経新聞などは呼吸をするように、拾い読みでも毎日読んでいきたいものです。雑誌も同じです。直接投資先となる銘柄を探す事には役に立たないかもしれませんが、資本の流れ、資本の意思を読む上で十分参考にするべきです。雑誌にも勿論名書もあればそうでないものもあります。しかし、多くのバリュー投資家には残念ながら雑誌から情報を得るアンテナが欠けていると言わざるを得ません。これはもしかしたら、彼らが文章で経済の流れを表現する能力の欠如に繋がっているのかもしれません。さて、グダグダ前置きが長く、本題が短いのは僕の特徴なので、ここからは手短に書きます。バリュー投資家に限らず、長期投資を心がける投資家なら必ず読んでおいた方がいいと僕が思う雑誌に、「選択」という雑誌があります。選択出版株式会社が出版している雑誌で、例外を除いて、通常書店には置いていません。定期購読の申し込みをするか、どこか置いてある場所を探すしかありません。「3万人のための情報誌」という副題の本書は、圧倒的な密度の濃い、グローバルな雑誌です。この本を購読していない人は、僕が世の中の流れに疎い人というレッテルを貼ります。(←だからなんだ?)この本を投資に役立てられないという事を平然と言ってのける人は、もう少しアンテナやセンスを磨いた方が良いでしょうね。僕のアンテナは錆付いて折れ曲がっていますが、この本から得る知識はなかなか多いです。侮るなかれ、日本のジャーナリズム。
2005.09.26
アクセス数が少なくて、誰にも知られていないのをいい事に、ガンガン書きます。そこら辺で増殖中のバリュー投資家が何故ダメなのか、バリュー投資家の本が何故だめなのかというと、地盤である基礎が抜けているからです。ファンダメンタルは基本ですが、基礎ではありません。PER10倍以下が良い銘柄とか、PBR1倍未満が割安だとか、そういうのは幼稚な発想です。そもそも、投資とお金儲けとは似て非なるベクトルです。TOPIXやら他人の運用成績と比べて勝った負けたという次元でも、今月は年初比何%の利益率とかいう次元でもないのです。何事も基礎が一番重要。ファンダメンタルは基本であって、基礎ではありません。基礎が書かれていない本は粗悪品です。基礎ができていないと自分を見失います。そんな体たらくでは恐慌時に生き残れません。投資に一番重要なのは基礎です。投資の基礎とは、投資哲学ともいえます。また、資本主義社会というものを腹の底から理解する事ともいえます。資本の意志を知る事ともいえます。世界情勢を知る事ともいえます。勝てば官軍、当たり屋に付け、儲けている人の保有銘柄を真似しろ、そいういうのは全く論外です。儲ける事が目的ではなく、資本主義社会を維持するために投資が必要なのです。資本主義社会では資本を必要とする人が不可欠であり、金利が発生する為、資本回転率が上がらなければ維持できないので、結果として確率論的に、長期投資がかなりの確率で利益を上げられるという事になるのです。この事は単純ですが株式原則のルールですので、腹の底から理解するまで自分で考える必要があります。
2005.09.25
楽天サイトで多いんですが、「バリュー投資家」とかいう人が書いた株の本を絶賛しているサイトが物凄く多いじゃないですか。で、それらのほぼ全部を僕は読んだと思うのですが、どれも名著と呼ぶには余りにも稚拙な内容に思えてしまうのですが、僕だけでしょうか?金持ち父さん貧乏父さんシリーズを絶賛する人も多いですが、あんな本の何処が素晴らしいのか全く分かりません。そうです。このサイトは毒舌です。そういえば、昔は毒舌サイトというのが一世を風靡した時期がありましたな。今はほとんど絶滅しているか、更新頻度が極端に少なくなってしまいました。寂しいものです。ダラダラと無駄な文章を続けます。基本的に読む価値はないです。世の中には素晴らしい本が沢山あるんですよ。株式・経済の本もご多分にもれません。なのに、バリュー投資サイトで絶賛されている株の本は「1冊残らず」名著ではないんです。これは、バリュー投資家が素晴らしい本を読んでいないからだと僕は思いましたね。という事で、投資に関する株式・経済本で素晴らしい名著を紹介していきます。僕は初心者なので、初心者に合わせた本を紹介します。
2005.09.23
まぁ、グダグダ説明するまでもなく、ちょっと調べただけでも十分割安だと思います。もちろんよく調べても割安ですよ。念の為…。分割前までに仕込めるだけ仕込む予定ですがな。現在株価は970円。1000円は堅い<ぉ?
2005.09.20
セントレックスの銘柄名を書くのを忘れていましたね。クロップスです。なんで自称バリュー投資家はこの銘柄に注目していないんだろう?馬鹿なのかな?(暴言)
名証2部というのは昔から熱狂的なファンがいまして、それに答えるべく多くの出世株が生まれました。昔僕はCMBというバフェット信者のサイトでセントラルリースとグレースとサンシティを紹介しましたが、当時セントラルリースは名証2部でした。今はUFJセントラルリースと名前を変え、名証2部から一気に東証1部へと鞍替えしています。さて、その名証2部で絶大な人気を誇る銘柄があります。楽天サイトでは話題に上っていないのですが、住友電装です。で、住友電装をさらりと紹介したところで、本題。名証には、新興市場のセントレックスという市場がありまして、結構注目を集めているみたいですが、今回はこのセントレックス銘柄を紹介します。じゃ、そういう事でよろしく。
2005.09.19
楽天サイトは簡単にアクセス数が増えるみたいですね。ところで、バフェットごっこをやっているバリュー投資家のサイトで余り紹介されていない銘柄を今日からダラダラと紹介する事にしました。その方がアクセス数増えるしね。アクセス数なんてクソ喰らえ!という感じでよろしくお願いします。初心者の皆さんに置かれましては、よもや自分以外の人の割安という判断を鵜呑みにする事はしないようにお願いします。最初は豊平製鋼。Eトレはもうすぐ札幌証券所取引を開始するみたいですよ。現在480円。借金はないみたいで自己資本比率はかなり高いみたい。PERもPBRもかなり低いみたい。配当はかなり高いみたい。札幌証券取引所銘柄はここに限らず時価総額は低いよ。あ、そうそう。僕は不親切ですのでご了承下さい。
2005.09.18
いわゆる「バリュー投資サイト」の最近の質の低下は物凄いものがあるように思われますが、一体どうしてしまったのでしょうか?まだバブルには突入していない今このザマでは、本物のバブルでどうなる事やら、心配してしまいます。ほとんどの有名バリュー投資家サイトの投資スタンスが、著しい資質の低下を招いていますね。やはり、儲ける事に慣れてしまって、よりハイリスクハイリターンを得ようと焦っているんでしょうか。日経平均をベンチマークにしているバリュー投資家は大変ですね。ここから真剣な話。初心者が基本に忠実に投資を続けていれば、ここ数年は現物のみの取引でも結果として物凄いパフォーマンスを得ているはずです。物凄いパフォーマンスを得る事を目標にしていては、この結果は得られなかった事でしょう。
2005.09.15
2歩先を読む事が重要です。株式投資に正解はありません。バフェットがこういう投資スタンスだから、それが株式投資で利益を上げる王道。真似をするのが正解。そんな馬鹿な。資本主義経済の根底のルールはあります。これが成り立たないと資本主義経済が維持できない、というような大前提です。1.経済規模は成長し続ける2.資本は自己を増幅させる意志を持って行動している当然資本主義社会では長期的にインフレ基調で、市場の規模が大きくなるにつれ、間接金融に比べて資本を有効活用できる直接金融の割合が増加します。市場規模が小さい場合は、資本を有効利用するために間接金融と、公共事業が活躍する半社会主義が必要。市場規模が大きくなったら直接金融による市場原理主義に移行。市場原理主義ではROEが最重要。経済規模の拡大には、資本を高速で循環させる仕組みを構築し続けなければなりません。頓挫したら、資本主義の崩壊です。資本主義の崩壊は、恐慌です。恐慌すなわち大暴落。つまり、信用取引をしている人はいずれ破滅する仕組みになっています。