2022/05/14(土)17:55
ロッキーとライズの静音化をする効率的な場所を紹介します。
ROCKY(ロッキー)静音化に終わり無し…
まあ、マフラーを交換しておいて静音化も何も無いと思うの
ですが、心地良いマフラー音とうるさいだけのエンジン音は違う
訳で、ロッキーの場合は3気筒エンジン。
最近小型車で増えてきているのですが、ピストンとシャフトの
関係でか振動が大きいです。 振動も大きいのでエンジン音も
大きくなるのですが、1.5L以下の車では増えて来ています。
開始前の騒音を測ってないうえ、1年間くらい色々な場所を
静音化してきた結果ですが、効果があった!と言える部分と
良く判らない部分もあったと感じますね。
お金と時間が掛かるカスタムですので、効率的に行なえば
時間もお金も無駄にならないと思うので少し紹介しましょう♪
【注意】
正確な校正のされた測定器ではありません。 スマホのアプリ
ですのであくまでも参考値です。
校正の取れた騒音測定器と比べても大きな違いは
ありませんでした。 ただし、アプリで変動を押えながら計測
が無かったので測定値がピコピコ変化して少しわかりにくかった
感じもしますが、その辺は適当で…。
確か、デッドニング・静音化前は70dbくらいだったと思う車内の
騒音ですが、材料約5万円と10時間程費やした結果、以外と静かに
なりました。
何故かというと、知合いのライズに乗る機会があるのですが
明らかに僕のロッキーの方が静かです。 興味ない人なので
一切、何もしていないライズなのですが、アイドリングも走行時も
別の車と思えます。
エンジンで走行中のプリウス50前期より静かに感じます。
ダイハツ、トヨタと言う時点で同じではありませんし、乗る位置
も運転席と助手席での違いもあるかもしれませんが乗せて貰う
度に苦労が報われた感じがしてます。
(助手席でコッソリとほくそ笑む…)
では、購入した材料を紹介しておきます。
但し、都度購入してたのでザックリとした概算です。
<制振材>
レジェットレックス。静音材の定番。 振動があって響く部分に
貼って振動を防止します。
端材とかを買ったのですが、たぶん50cm×1.5m程度を使用。
アルミテープ(厚め) 50mm幅 ×20m
<防音材>
エプトシーラー EC-110 10ミリ厚 2.5m2
エプトシーラー 686P 5ミリ厚 3.0m2 10ミリ圧 2.0m2
シンサレート 1.5m2
吸音スポンジ 30cm×30cm×5cm程度 × 20枚程度
吸音塗料E140 2本
施工方法は、特別ではありません。
振動がありそうな鉄板に制振材を貼ります。 その上から
エプトシーラーを貼り付けました。
エプトシーラーはビビリ音防止に純正でも使われる材料で
厚みがあっても押しつけると縮むので、あとで内装が戻らないと
言う事がありません。 スポンジの気泡が独立しているので
防水性と防音姓も高いという訳です。
コツは制振をした場所で空洞があるような部分を、静音材で
埋めるイメージです。
ロッキーの静音で体感が大きかった順に部分説明。
(第1位) リアドアのデッドニング。
静音では無く音質向上に行なって、内部に吸音スポンジ。
アルミテープで蓋をして、その上から全面にエプトシーラーの5㎜厚を
全面に貼り付けます。 (大きな隙間にはスポンジ)
エプトシーラー5㎜厚みなら、内装パネルが密着する部分にも
干渉するように貼り付けてビビリ・音漏れを防止出来ます。
とにかく借り合わせしながら全面を蓋をするようにします。
(第2位) リアのピラー&リアフェンダー内側。
リアのタイヤハウス上側が室内から静音出来ます。 特に運転席
側はマフラーの排気音が響くので効果的。
室内に聞こえてくるフジツボサウンドが、さらに低音になったように
感じました。
各所に静音、その上からエプトシーラーを貼り付けます。
空洞が大きいので、吸音スポンジも貼り付けておくと良いです。
リアのウィンドウ、リアシート周辺の空洞を塞ぐようにデッドニング
して空間を埋めるように吸音材を敷き詰めます。
とにかく空洞が大きいので多くの吸音材が必要です。
(第3位) リアのトランク下側。
制振材、シンサレートを使い、全面に5㎜のエプトシーラーで
全面を覆うようにします。 リアシート下も鉄板が向きだしですので
ついでに押し込むようにして覆うようにしましょう。
(第4位) フロントドアのデッドニング。
リアと同じように施工します。
音質向上目的でしたが、静音にも繋がりました。
(第5位) リアシート下部分。
鉄板にシートが密着してるように感じますが、鉄板一枚で車体下
の燃料タンクですし、運転者の耳に近いエリアで効果あると思います。
制振材の上からエプトシーラーを使います。 リアトランク側方向
にも鉄板がありますので、全面を覆うようにが大事です。
(第6位) センターパネル内部
サイドブレーキ周辺、シフト周辺を分解すると、空間があります。
前側の足下エアコン吹出し口周辺も空洞があるので、吸音
スポンジを積めるように設置。 ついでに内張の中側に
エプトシーラー10㎜を貼り付けます。
(第7位)運転席、助手席のフロントタイヤ内側。
内装パネルを取り外して、その内装パネルの中側に吸音材
を貼り付けます。 (EVなどでは追加されてます)
(第8位)インパネ周辺の内部&エンジン隔壁
内装をバラすのは面倒なので、ダッシュボードとナビパネル、
メータカバーを外します。 懐中電灯で照らしながら鉄板には
制振材、吸音材を詰め込みながらエプトシーラーを貼り付けて
いきます。 内部に響く音を吸音材で吸音させるので、スポンジを
曲げて押し込んで固定するイメージ。 注意点は配線、カプラー
周辺は避ける事。 エンジン隔壁にはフェルトが使われてますので
その上からエプトシーラーで防音します。 細かくではなく、合わせて
切るようにして全面を覆うようにします。 無理矢理押し込むでは無く
隙間にスポンジを凹ませながら押し込む感じで隙間を埋めます。
結構な数が入ると思います。
注意:配線に負荷を掛けないように押し込むこと。
(第9位) リアタイヤハウス
リアタイヤハウス上は空洞になっているので、静音効果2位ですが
外からもスプレー型静音材を吹き付けました。
エーモン製品ではなく、E-140製品がおすすめです。
(第10位) センターピラー部分
センターピラーを分解すると意外と空洞があります。 静音材
吸音材、内装にエプトシーラーを貼りますが、シートベルトに干渉
しないように注意しましょう。
(第11位) エンジンルーム 両側フェンダー部。
ロッキーの場合、エンジンルームの両サイドがフェンダー内部が
内装側まで繋がってます。 高級車などは壁があったりもしますが
ありません。 EVでは、隔壁ウレタンが追加されているらしいので
効果ありそうですね。 僕は壁では無く、フェンダー側にエプトシーラー
EC110を貼り付けました。 塗れても給水なしで耐熱性の高い材料
ですが、どれほど効果があるのかは不明。
(第12位)エンジンルーム ボンネット側
EVでは室内側に遮音材が追加されているようです。僕はボンネット
に施工。 純正カバーの中にエプトシーラーEC110(耐熱型)を施工。
カバーを戻すので見た目に変化はありません。
色々頑張ってみて、アイドリング(1000回転/分)で45~55デシベル。
夜間、静かな場所で回転数が安定して、エアコン無し状態で50db
くらいです。
正直、ちょこちょこ作業したので、それごとでは大きく体感できませんが
積み重ねると大きな違いです。 静音化は小さな積み重ねが大事な
ようですね。
マフラー音が低音化しましたし、実家の50プリウスよりも静かに感じて
きたのでもう終りですかね~。
バラして始めると元に戻すのも大変になりますので、
材料は多めに購入しましょう。
僕は、けち臭いので足りなくなり、何度もバラしたり組立たりを
繰り返しました。