2008/08/17(日)19:39
【腕時計:ハミルトン】2008年新作&トピックス その1
2008年のハミルトンは、またインパクトのある新作を投入してきましたね。
まずはミリタリー担当の「カーキ」シリーズの新作です。
カーキネイビーに新シリーズ「BeLOWゼロ」が登場です。
(左からBeLOWZERO1000、BeLOWZEROオート、BeLOWZEROオートクロノ 各スペックはこちら)
様々な航海用計器や水中時計をアメリカ海軍などに向けて開発・供給していたハミルトンらしいミリタリーテイストたっぷりのダイバーズです。中でもフラッグシップと言えるBeLOWZERO1000は1000m防水というハイスペックで、ヘリウムガス排出バルブを装備し飽和潜水に対応した本格的なプロユースのダイバーズです。しかも10万円台という戦略的な価格がさらに魅力的に感じさせます。
オートとオートクロノは防水性能が200mにスペックダウン(200mでも十分な防水性能ですが)されていますが、その代わり(?)シースルーバックにっており、機械が見たいと言う機械式時計ファンにはこちらの方がありがたいかもですね(^^;)
同じくカーキネイビーから、人気のGMTの新デザインです。
(スペックはこちら)
文字盤のデザインが変ったことは言うまでもありませんが、ケース本体からベゼルが独立したデザインになり、以前はベゼル部とラグに段差が無くツルンと同じ面で構成されていたため、なんとなくのっぺりした印象でしたが、ベゼルが独立したことでメリハリの利いたシャープな雰囲気になりました。インナー回転ベゼルの窓には世界の8大ショッピングストリート名が表示できることや金メッキモデルが追加されたことなどから、今までのミリタリー色が薄まりファッション性を強調したものになっています。
カーキフィールドシリーズにはメカオフィサーの自動巻き版「オフィサー オート」が追加されました。
(スペックはこちら)
ハミルトンの定番らしいオーソドックスなデザインで、写真のセンターセコンド(ETA2824-2搭載)の他ETA2895-2を搭載したスモールセコンドモデルもあります。デザインはオーソドックスながら、直径44mmのサイズは存在感たっぷりです。
続いて「カーキX-コプター」(多分クロス-コプターと読みます)
(スペックはこちら)
既におなじみの「X-ウインド」「GMTエアレース」あたりの流れを汲むアヴィエイションウォッチで、今回はヘリコプターがテーマになっています。秒針がプロペラ型だったり、12時間積算計がヘリポートを意味する「H」だったり、シースルーバックの窓がこれまたプロペラ型だったりと、デザインの面白さはまさしくハミルトン流。機能面でも、最大離陸重量(M.T.O.W)の記録や、摂氏と華氏の換算目盛りを搭載するなど、これまたハミルトンらしい斬新な発想でとても面白いクロノグラフになっています。価格もかなりリーズナブルです。
最後は「コード・ブレイカー」シリーズ。
(左からオートクロノ、オート 各スペックはこちら)
ベンチュラやX-01を見れば、ハミルトンがいかに独創的なデザインを世に送り出してきたかが分りますが、この「コード・ブレイカー」もまた、良くも悪くもハミルトンのデザイン力のすごさが表れています。クロノに至っては幅48.5mm!という特大サイズでこの長方形の形。もはや中身がETAの○○だとか、ケース素材がなんだとか、そんなことは一切関係ない!と思わされるほどのインパクトがあります。こんな時計作れるのは、はっぱりハミルトン以外にはなかなか考えられません。
アメリカンクラシックシリーズはまた次の機会に紹介します~
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