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2011.05.03
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カテゴリ:Longines
 ロンジンのニューモデルはなかなか魅力的なラインナップです。
まずはコラムホイール作動のクロノグラフ「コラムホイール クロノグラフ レコード」です。

Longines Column-Wheel Chronograph Record

 一昨年発表された「ヘリテージ コラムホイール クロノグラフ」同様、ETA開発の自動巻きクロノグラフ「CAL.L688.2」を搭載しています。コラムホイール作動のクロノグラフとしては異例の安さからか暫く品薄が続いていましたが最近はぽつぽつ見かけるようになりましたね。
 今回発表されたモデルは黒い文字盤(白文字盤もありますが)に赤を配したスポーティなものです。ラグやプッシュボタンの形状が直線的で、一見してスポーティな印象です。特筆すべきは、クロノグラフ秒針に1/8秒を正確に読み取るために付加されたノギスのような目盛りです。そう言えばロンジンは昔もこんなノギス目盛りを秒針に付けたクロノグラフを造ってましたね。カウンターウエイトと思しき大きな〇も含めて、あまりスマートとは言い難いものがありますが、ロンジンが最高のクロノグラフメーカーであった古き良き時代を思い起こさせるという副次効果まで加味すれば、琴線に触れる人も多いのかもしれません。
 もっともヘリテージ・・・同様30万円程度の価格設定であれば、魅力的なコラムホイール作動の自動巻きクロノグラフであることは間違いないでしょう。


 続いては「マスターコレクション レトログラードムーンフェイズ」です。
Longines Master Collection Retrograde Moonphases

 こちらは、2008年に発表され品薄がようやく解消されつつある「マスターコレクション 4レトロ」にムーンフェイズとデイ/ナイト表示をプラスしたコンプリケーションモデルです。CAL.L688.2同様ETAによる専用設計のCAL.L707.2 (ETA A07L31)を搭載しています。
 外観上、各種調整用プッシュボタンが目立たなくなっていることに気付きます。4レトロではクロノグラフのような調整ボタンでしたが、新作では「ちょっとした」出っ張り程度になっており、よく見ると2重構造のようで、恐らくムーンフェイズと昼夜表示の調整が増えたことに対応したものでしょう。(新しいカタログでは4レトロも同様のボタン形状になっています)
 日付、曜日、第2時間帯、秒針の計4本のレトログラード針に加え、ムーンフェイズと昼夜表示を持つ、かなり複雑な部類に分類されるコンプリケーションと言っていい今回の新作、4レトロが約60万円(SSモデル)と良心的だったことからも今回の新作の値段も大体想像できますね。



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Last updated  2011.05.03 19:28:34
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