とんかのクローゼット

今日、タワーコーヒー２号店がオープンしました♪

街のど真ん中に長いことあった空き店舗に入りました。
専用駐車場がないのが難点だけど、
隣の大型店で買い物をした後とか、
公園の散策や図書館や、お稽古ごとのブレイクに良い場所です。

タワーコーヒー、何がいいって、ここにはドラマがあるのです。

ここのマスターはサラリーマンでしたが、
コーヒーの魅力にはまって、コーヒー店経営に乗り出されました。
大変な勉強家で、豆の買付・研究のために南米まで行かれます。
１号店はマスターこだわりのグッズで飾られ、心地よい空間になっています。

豆を買いに行くお供をしていたつるは、
すっかりタワーコーヒーワールドのファンになってしまい、
わたしが一人で買い物に言ったのがばれるとブーイングされるほど。

はじめは豆を売るだけだったお店が
喫茶コーナーができ、奥様手製のケーキも出されるようになり
地元の手芸クラブのおしゃれな作品が展示販売されるようになり
訪れるたびに出入りしている人が増えていくのが感じられました。

そうして、今日２号店オープンの運びとなったのです。
だから、つるは絶対お客第一号になるんだとはりきって開店めがけて行き、
勝手に神様から祝福があるようにお祈りしてました

組織で安定した暮らしを送ることより
ほんとうにやりたいことを貫く、ということは並大抵のことではありません。
もの静かなマスターの熱意が店のすみずみにいきわたっているから
奥さまのあたたかく明るいお人柄が人と人をつなぐから、いいんですよね。
夫婦力、励まされます。教えられます
ジャンルは違うけど、夫婦で闘っているのは我が家も同じ。
本気で何かしよう、って思ったら、いつもってわけにはいかないけど
いいんですよ、目指してがんばってるんですもの。

地方のご多分にもれず、雇用を求めて若い人が流出している、この町。
マスターご夫妻の生きざまは、違った生き方の可能性を提示しています。

ちなみに、ブレンドコーヒー５００円。
本店を知る方には「値上がりした？」と思われるかもしれませんが、
あの、何て言うんでしたっけ？
紅茶みたいに時間になったら豆を押すようになっているポットに入っていて
1.5杯分くらいの量があります。
しゃきっと元気やる気が出てくるような味。
あ～低血圧のわたしとしては朝にこの一杯がほしいなあ。

サンドイッチは卵とオープンサンドタイプのハムがあって
よくあるマヨネーズベタッとしたような味でなく
上品で家庭的な味。

チョコレートケーキはマスター手作りだそうで、
適度なコクと軽さが同居した味です。
コーヒーにはちょうど合うかな。

フルーツタルトはこれからの季節にちょうど良い
ひんやり冷たくさっくりさわやか。

ジュースはオレンジ、グレープ、パッション系のソーダ類などあるので
子連れでも楽しく注文。

私的には落ち着いた店内の雰囲気、デートスポットにしておきたい感じですが。。。
つるはベビーカーを押したお母さんがうらやましそうに店内をのぞきこんでいたのを
見たそうで、そういうお母さんも気分転換に入ったらいいですよね。
人の世話に忙しい人は、こういうお店で大事に入れられたコーヒーを飲むと
元気が出て、また他の人にやさしくしよう、丁寧に接しよう、って
思えると思います。

１号店に比べて、まだこれから描く途中のキャンバスみたいだなあ、というのが
わたしたち母子の感想です。
え？開いてるの？と思うほどつつましやかな外観で
何もかも一人で準備されているマスターには、きっとまだ納得した形になってないから
そっと開かれたのかな？と思いました。
訪れるたびにバージョンアップされていくはずだから、
淡路在住の方はぜひ、回を重ねて訪れてみてくださいね。

自分に与えられた最も尊いこと、美しいと思うことを大切にする。
それを表現することに心を砕く。
それができたら、幸せになれる。
誰かを幸せにできる。
そう言って励ましてくださった恩師の言葉を思い出しました。

２号店が休息と夢と勇気を与える場所として
末長く市民と旅人に愛されますように。

洲本にひとつ明るい光がともりました。
。。。。

ところで、つる。
マスターのとこで大きくなったら働きたい、というのなら
あたたかく落ち着いたものごしの、すてきなお姉さんを目指さないと
雇ってもらえませんよ？
あ、しつけの道具にしちゃだめって？
失礼しました。。