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今、日本全国が節電に尽力しているため、計画停電の見送り、および中止が 相次いでいます。 私は東京電力の計画停電が、一番初めに見送りになった時の驚きと感動を、 忘れることができません。 東京電力が計画停電を発表したので、私も停電に備えて、色々準備をしていました。 でも、電気が消えるはずの時間になっても、消えません。 「あれ?????」と思っていると、 「計画停電は見送られました。」のニュース。 私は 「えっ!? 計画停電を見送ることができるの!? 大丈夫なの?凄いじゃん!!!」 思わずガッツポーズをしていました。 「やるね!!日本人!!!」 木村拓也さんは、計画停電見送りを聞いた時が、災害後初めて 「よし!!」と思った瞬間だったそうです。 計画停電の見送りを聞いて、多くの人は怒りましたが、私は感動していました。 だって・・、みんなが心を一つにして、節電をしたってことじゃないですか。 同じ職場の人に聞いたのですが、今の若い子達は、冷暖房が発達してから 生まれた子ですから、冬は冷房、夏は暖房をつけて、家の中では一年を通して、 同じような服装で過ごす子が多いんだそうです。 そういう生活が当たり前で育った若い子達が、震災が起きてからは、 黙って厚着をして、暖房をつけずに、生活をしているんです。 「どんなに私(親)が口うるさく節電と言っても、全く聞かなかったのに、今は何も言わずに、 厚着をして暖房も付けずに、電気を消して回ってるのよ。うちの子が・・。」と、 感動している親御さんもいました。 今は、計画停電の実施は、本当に最小限で済んでします。 一日の中で、見送り、中止が多いです。 計画停電の見送りや中止なんて、これほど電化製品が増えた現代では、 企業も個人も一丸となって、みんなで節電をしなければ、実現できないんです。 計画停電を気にしたり、準備をする事が面倒くさいと、文句を言う人もいます。 停電をすれば不自由ですから、ストレスが溜まり、不満が多くなる人もいます。 でも、そういう人も、文句を言いながらも、節電をし続けているんですよね。 そしてさらに日本人が凄いと思うのは、ほとんとの人は、 「被災者を思えば、このくらいのこと・・。」と、文句も言わずに、不便に耐えながら、 節電を続けているということです。 うちは田舎のせいか、電車が震災以来、全日運行が見合わせになってしまっています。 めちゃくちゃ不便です。 学生さんや通勤で使っていた人、本当に大変だと思います。 暴走して買いだめに走ったり、文句や不平不満を言う人も、もちろんいます。 でも、多くの人は文句も言わず、与えられた環境で黙々と生活をしています。 私は病院に行くと、患者さんと停電や電車が運行しない状況の話になります。 電車は来ないし、ガソリンは入れられないし、病院にもいつも通り通えない、 という人も多いです。 皆さん「困ったね」「不便だね」「ガソリンどうしよう」等言いますが、最後は、 「まあ、被災者を思えば、このくらいの不便で文句は言えないね。」 と、話が終わります。 私は笑顔で言います。 「被災もせずに、この程度の不便で済んでいる。 ホント、恵まれていますね。私達は。」 皆さん笑顔で「そうね。」と、返してくれます。 町内アナウンスの、「東京電力からのお知らせです。」が流れると、 私は耳をダンボにして、作業の手を止めるのが日課になりました。 「本日は計画停電を行います。」 とアナウンスが流れると、 「お、今日はうちの番か。」と、停電準備を始めます。 そして、 「今日の計画停電は中止になりました。」というアナウンスが流れると、 「やったね!!さすが日本人!!」 と幸せな気分に浸っています。 一人の節電で、計画停電の中止はできません。 「皆さん、せっせと節電をしてくれて、ありがとうございます」 と手を合わせて感謝をしつつ、電気を使える有り難味をかみしめながら、 一日を過ごしています。 皆さんありがとう、これからも頑張りましょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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