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テーマ:ゲーム日記(30971)
カテゴリ:すばらしきファミコンの世界
「すばらしきファミコンの世界」、第3弾は「ドンキーコング3」!
「ドンキーコング3」はアーケードからの移植作で、 移植度はかなり高く、なかなか楽しめる良作である。 しかし、ドンキーコング3を一言で言うなら、「異質な存在」である。 まず、「マリオ」が出てこない。 主人公は、いきなり「スタンリー」という新キャラになっているのだが、 このスタンリー、ゲームに登場したのはこのドンキーコング3が最初で最後である。 しかも、ストーリーのつながりが全くない。 初代とJR.は、「レディを助けに向かうマリオ」と 「マリオに捕まったコングを助けに向かうJr」というつながりがあったのだが、 3では、ドンキーコングがハチの大群とともにフラワーガーデンに登場。 「花をハチに持っていかれないように守る」のが目的となっている。 ゲームシステムも、それまでのアスレチック型アクションから、 「アクションシューティング」へ大幅に変更されている。 スタンリーを、画面下部の階段状になっているステップで移動させ、 「殺虫スプレー」を発射してハチを倒していく。 また、天井から垂れている2本のロープにドンキーコングがつかまっていて、 放っておくとステップ上に降りてきてミスとなってしまうので、 コングにもスプレーを当てて、押し上げていかなければならない。 規定数のハチを倒すか、コングを画面最上部まで押し上げるとラウンドクリアとなる。 ドンキーコング3は、有名な「ドンキーコングシリーズ」であるにもかかわらず、 その「異質さ」から、割とマイナーな存在である印象を受ける。 しかし、最初に「良作」と書いたように、ゲーム自体はなかなか面白く、 私もアーケードとファミコンどちらも熱中してプレイしたものである。 ただ、ファミコンへの移植で、一つだけ「心残り」が・・・。 アーケードでは、ハチに触れたり、ハチが落としてくる針に触れてミスになると、 その瞬間、スタンリーに向かって一斉にハチの大群がワーッと群がり、 最後には、スタンリーのいた所に「スプレー缶だけがポツンと残される」という、 任天堂にしては珍しい「非常にブラックな演出」があったのだが、 ファミコンではそれが丸々カットされているのである。 コレさえ残っていたら、その「インパクト」から、マイナーさも払拭できたと思うのだが・・・ ドンキーコング3ファンとしては、ちと残念である。 「ドンキーコング3」 [メーカー]任天堂 [機種]ファミリーコンピュータ [発売日]1984年7月4日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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