風邪とインフルエンザ冬は風邪をひきやすい季節です。これは風邪ウィルスの生存期間が、低温で乾燥した空気中の方が長いこと、換気の良くない空間に人が集まると感染の機会が多くなること、低温は鼻やのどなど上気道の抵抗力を低下させることなどが原因とされています。日ごろから人が集まるところに行かない。うがい、手洗いを励行する、安静につとめ栄養をとることにより体調に気をつける、などして風邪をひかないように注意しましょう。 それにもかかわらず風邪をひいても、風邪は赤ちゃんには影響はないので心配はいりません。ご存知のように風邪には特効薬はありませんので、水分を十分に取って、安静にしましょう。おいしいものでも食べて栄養を摂り悪化を防ぎましょう。 妊娠中の薬の投与に関して説明書には「妊娠中の投与に関する安全性は確立していない」とか「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与すること」などというあいまいな表現しか書かれていません。 妊娠初期ならばなるべく薬は飲まずにしんぼうしましょう。しかしある程度症状が重くなったら、やはり薬に頼らざるを得ません。 妊婦さんが風邪をひくと、ひどく咳き込むことが多く、夜には苦しくて起き上がらなくてはいけないほど咳き込むことがあります。そうなると睡眠不足になりますし、咳き込むと尿失禁することもあります。そんな場合には従来から使われている薬を必要最小限かつ短期間投与しるようにします。 一般的に風邪症状に対する薬は危険度の低い薬剤に分類されています。 外来における薬の投与にもかかわらず症状が改善しないで、高熱が続いたり、十分な栄養、水分が摂取できないときは点滴をすることもあります。 <インフルエンザにかかったら> 風邪とインフルエンザの違い 普通のかぜの症状は、のどが痛む、鼻がむずむずする、水のような鼻汁が出る、くしゃみや咳が出るなどが中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはめったにありません。 一方、インフルエンザにかかると39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。更に、気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。また、インフルエンザは流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。 <予防> ◆栄養と休養を十分にとりましょう ◆人ごみを避ける ◆室内を適度な温度と湿度に保ちましょう ◆外出後には手洗いを徹底します ◆マスクを使いましょう <ワクチンについて> 妊婦又は妊娠している可能性の高い女性に対するインフルエンザワクチンの接種に関する、国内での調査成績がまだ十分に集積されていません。現段階ではワクチン接種によって得られる利益が、不明の危険性を上回るという認識が得られた場合にワクチンを接種する、ということが適切ではないかと考えられています。 妊娠初期はいろいろな理由で流産する可能性の高い時期なので、一般的に予防接種は避けた方がよいと考えられます。もしワクチンを受けるならば、妊娠のごく初期(妊娠13週前後まで)を除き、インフルエンザ流行の前に行うのが望ましいと思います。 <風邪とインフルエンザのアロマセラピー> ◆うがい:コップ1杯の水にティトリーを2~3滴落としてうがいする ◆芳香浴:妊娠20週まではティトリーのみ20週過ぎると、ティトリー、ユーカリラジアーター、ラバンサラなどの精油を使用する。(これらの精油は1,8シネオールをたくさん含みます。1,8シネオールは気管支のムチン産生細胞を活性化させ、すぐれた去痰作用を発揮します) ティトリーのにおいだけが好きでなければ、レモンやオレンジ、グレープフルーツなど柑橘系のものをブレンドしたらよいでしょう。 ◆塗布:20週過ぎていたら、キャリアオイルに上記精油を1%濃度でオイルを作成し塗布します。精油は数種類使用したほうが相乗効果があるので2~3種類まぜます ジャンル別一覧
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