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2004.12.02
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カテゴリ:育児
以前は子供のうつ病はきわめて稀と考えられてきました。1980年代に入り広がりが指摘されるようになりました。

欧米の研究では
★児童期 0.5~2.5%
★青年期 2.0~8.0%
と言われています。

日本では北海道大学の調査によると抑うつ症状のある子供は
★小学生 7.8%
★中学生 22.8%
(このうちうつ病の子供がどれくらいいるのかは調査していません)

抑うつ症状のある子供は女子は男子の1.6倍、一番回答が多かった訴えは男子も女子も

「やろうと思ったことがうまくできない」だそうです。

こんな事情から、日本だけではなくアメリカでも、小児とティーンエージャーによる精神科薬剤の使用量がますます増加しています。

小児の精神疾患に対して医師と親たちの認識が著しく高まり、その治療も大幅に進んできているということは歓迎すべきことではあリますが、その一方で、小児やティーンエージャーに対する薬剤の作用は成人とは異なるにもかかわらず、真の有効性や安全性が小児において十分に検討されている精神科薬剤はほとんど無いという問題があります。

「小児における向精神薬の使用は世界的な公衆衛生の問題であると考えて間違いない」と、この研究を行ったロンドン大学のIan C.K. Wong氏、Macey L. Murray氏およびロンドン大学小児薬学研究センターの研究者らは記している。同研究者らの2報の報告は『Archives of Disease in Childhood』の最新号に掲載されています。

その第1報では、米国などの9カ国のデータが検討されている。アルゼンチン、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、スペイン、英国、米国のいずれの国でも、2000年から2002年の間に精神科薬剤の小児への処方が増加している。増加率はドイツの13%から英国の68%までの範囲であった。

小児の精神疾患に対して医師と親たちの認識が著しく高まり、その治療も大幅に進んできているということは歓迎すべきことである。

一方、小児やティーンエージャーに対する薬剤の作用は成人とは異なるにもかかわらず、真の有効性や安全性が小児において十分に検討されている精神科薬剤はほとんど無いという問題がある。

困ったことに、小児を専門とする精神科医や心理学者が不足しているため、非薬物療法よりも薬剤の方が容易に、しかも安価で提供されるのである。

「小児における向精神薬の使用は世界的な公衆衛生の問題であると考えて間違いない」と、この研究を行ったロンドン大学のIan C.K. Wong氏、Macey L. Murray氏およびロンドン大学小児薬学研究センターの研究者らは記している。同研究者らの2報の報告は『Archives of Disease in Childhood』の最新号に掲載されている。

その第1報では、米国などの9カ国のデータが検討されている。アルゼンチン、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、スペイン、英国、米国のいずれの国でも、2000年から2002年の間に精神科薬剤の小児への処方が増加している。増加率はドイツの13%から英国の68%までの範囲であった。

第2の報告では、英国の小児とティーンエージャーにおける抗うつ薬の使用量の増加が記されている。

懸念されるのは、小児の脳は成人の脳と同じではないということだ、とMurray博士は述べている。すなわち、同研究者らが論文に記しているように「子供は小さな大人ではない」のである。

「小児の脳は、青年期が終わるまでは十分に開発されず、十分に発達していない」とMurray博士は述べている。「このため、薬剤の効果が小児において十分に検討されないうちに投与した場合、小児の脳その薬剤に対してどのように反応するかが判らないので、多少の懸念が生じる。つまり、小児の発達に影響を及ぼす可能性がある」





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最終更新日  2004.12.02 23:19:12
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