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この間から子供に感染性胃腸炎のような病気がはやっています。1日だけ熱が出る子もいますが、熱は出ない子の方が多いです。症状は軽症で嘔吐は1日でおさまります。下痢はもう少し長引く子供が多いように思います。
たいがいこんな冬にはやる胃腸炎はロタウィルスかノロウィルスが原因だと言われています。 参考までに国立感染症研究所のホームページはこちら ↓ 感染性胃腸炎 子供が嘔吐したときはまず絶飲絶食、嘔吐がおさまったら水分摂取を十分にしてくださいねというのですが、 ときどき「お乳以外は何も飲みません。何を飲ませたらいいですか?」 と聞かれて、返事につまることがあります。 「お白湯は飲みません」とおっしゃいます。 「お茶は飲まないの?」 「飲ませたことがありません」 「果汁は?」 「飲ませないほうがいいと思ったので、飲ませていません」 「赤ちゃん用のイオン水でも飲ませたらどうなの?」 「そうですね、飲ませてみます」 ちなみにこの赤ちゃんはもう離乳食を食べている赤ちゃんです。 離乳食はできるだけゆっくりしたいと考えておられるお母さんもいらっしゃいます。どう育てるかはお母さんの判断でよいと思います。 しかし6ヶ月を過ぎると、子供は熱を出すこともあります。やはりそれ相応のお乳以外のものに慣らせておく必要があるように思います。 他にも同じようなことを訴える方がいらっしゃいます。 「お茶を飲みません、どうしたらいいですか?」 「ほうじ茶や麦茶いろんなお茶があるでしょ、いろいろ試してみては」 「そうですね、やってみます」 こんな感じです。 もっといろいろ積極的に試してみてほしいと思います。 このたびの特別養護老人ホームの感染性胃腸炎、大変なことです。ノロウィルスは軽症なものだと思っていたので、びっくりしました。ついでに国立感染症研究所のホームページで調べてみました。 ↓ ノロウィルス 潜伏期:1~2日 乳児から成人まで幅広く感染しますが一般に症状は軽症であり、治療を必要とせずに軽快します。 まれに重症化する例もあり、老人や免疫力の低下した乳児では死亡例も報告されています。 嘔気、嘔吐、下痢が主症状ですが、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛などを伴う こともある。ウイルスは、症状が消失した後も3~7日間ほど患者の便中に排出されるため、2次感染に注意が必要です。 ノロウイルスはヒトの空腸の上皮細胞に感染して繊毛の委縮と扁平化、さらに 剥離と脱落を引き起こして下痢を起こすらしいことが明らかになっています。しかしながら、このような現象がどのようなメカニズムによるものなのか、その詳細はまだ不明だそうです。 この病態を考えると下痢が長引くことがあるのはしょうがないのかしらと思います。 ついでに厚生労働省の ノロウィルス食中毒の予防に関するQ&A お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.01.12 08:28:26
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