カテゴリ:妊娠
掲示板に相談があったので、GBS感染症についてまとめてみました。
ページはこちら 連鎖球菌にはA,B,C,D……たくさんのグループがあります。 GBSとはグループB溶血性連鎖球菌のことです。 GBSは人の腸や膣に常在する細菌です。 ですから、帯下を検査するとよく検出される細菌です。 普段は膀胱炎の原因になるくらいで、大した問題にはなりませんが、時に悪性化して重篤な感染症を起こすことがあります。 足が壊死する人食いバクテリアってありましたよね。 あれはグループAの溶血性連鎖球菌です。 特に妊婦さんが持っていると、出産のときに赤ちゃんにうつることがあります。 すると重篤な感染症を引き起こし命を脅かします。 ただし保菌者だからといって必ずうつるものではありません。 どのような機序で重症化するのかはまだ分かっていません。 GBSについていちばん記憶に新しいニュースは ↓ ここです 病院はしかるべく処置もちゃんと取ったようですが、カルテの見落としの責任を追及されました。 この事故以来宝塚市立病院では、患者様に意識を持ってもらいたという意味と、医療サイドのミスを防ぐためにカードを作成して患者様に入院時持参してもらうようにしたと聞いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.08 20:21:14
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