カテゴリ:在宅
手術の後にカラヤヘッシブという創傷被覆材(ドレッシング材)を使っていました。
今は便利なドレッシング材がありますが、 ・費用が高いこと、 ・私達が診察時に使用した時のみしか診療報酬を請求するこはできない というような欠点があります。 どんな種類のドレッシング材があるかというと (1)ポリウレタンフィルム・ドレッシング材 (2)ハイドロコロイド・ドレッシング材 (3)リウレタンフォーム・ドレッシング材 (4)アルギン酸塩被覆材 (5)ハイドロジェル・ドレッシング材 (6)ハイドロポリマー まず (1)ポリウレタンフィルム・ドレッシング材 テガダーム(3M) オプサイトウンド(Smith & Nephew) IV3000(Smith & Nepnew) バイオクルーシブ(Johnson & Johnson)等があります。 片面が粘着面となっている透明なフィルムです。 水蒸気や酸素が透過し,中が蒸れないようになっています。 シャワーをあびることもできるので、患者様は術後早くシャワーをあびることが可能になりました。 (2)ハイドロコロイド・ドレッシング材 デュオアクティブ(Convatec) コムフィール(コロプラスト) テガソーブ(3M) アブソキュア(日東メディカル) シート状になっていて,外側が防水層,内側が親水性コロイド粒子を含む粘着面になっています 内側の親水性コロイド粒子は浸出液を吸収することで湿潤したゲルとなり,この湿潤環境が肉芽増生,上皮細胞の移動に最適の環境を提供します。 外気中の酸素を遮断し、その結果代償的に創部の毛細血管形成が促進されます (3)ポリウレタンフォーム・ドレッシング材 ハイドロサイト(Smith & Nephew) クッション性があるので、痩せて骨が飛び出して床ずれになりそうな患者様に使ってました。 (4)アルギン酸塩被覆材 カルトスタット(Convatec) ソーブサン(アルケア) アルゴダーム(メディコン) クラビオFG(クラレ) 海草のコンブから抽出されたアルギン酸塩(ソーブサン,アルゴダームではカルシウム塩,カルトスタットではカルシウム塩とナトリウム塩の混合)を繊維状にして不織布にしたもの。 アルギン酸は自重の15~20倍の水分を吸収するが,浸出液などのナトリウムイオンを含む水分を吸収するとゲル化する。このゲルが創面の湿潤環境を保つ。 また,極めて強力な止血効果を示します(ゲル化する際にカルシウムイオンを放出するため) 通常はフィルムドレッシング材で密封して使用します。 (5)ハイドロジェル・ドレッシング材 ジェリパーム(竹虎) ニュージェル(Johnson & Johnson) イントラサイト(Smith & Nephew) グラニュゲル(Convatec) クリアサイト(日本シグマックス) (6)ハイドロポリマー ティエール(Johnson & Johnson) なんだかいっぱいあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|